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ゼルゼディス様は怒ってリビングから出て行ってしまった。
どう言えば良かったのだろうか…?
やはり私も意地を張らずに、好きです、と言えば良かったの…?
でも、ゼルゼディス様が好きなのは前世の私じゃ無いのか…?
今の私を本当に好き?
どんなに前世と違っていても?
だが、ゼルゼディス様は私の瞳を真っ直ぐに見て、愛してる、と言ってくれた。
その言葉を…
今は信じてみても良いのではないか…?
私はゼルゼディス様に告白しようと心に決めた。
♦︎
その日の夜。
私達はベッドに入ると、ゼルゼディス様は私に背を向けて眠ろうとしていた。
「ゼルゼディス様…」
私は小さな声で言う。
「何ですか?
疲れているんですよ。」
冷たい声が返ってきた。
「あの…
私…
昼間はごめんなさい…
本当の気持ちを言うのが恥ずかしくて…」
私はゼルゼディス様の背中に手を置いてそう言った。
「本当の…
気持ち…?」
ゼルゼディス様は振り向き、私の手を引き寄せた。
熱い吐息がかかる距離でゼルゼディス様の白銀の瞳に見つめられ、私は赤くなり俯いた。
「言ってください。
エシャロット…」
「わ、わ、私は…
ゼルゼディス様の事が好きで…
いえ、愛しています…
例えあなたが愛しているのが、前世の私だとしても…」
そう言った瞬間ゼルゼディス様は私に深い口づけをし始めたのだ。
ゼルゼディス様の冷たい舌が私の舌を絡め取り、いやらしく動き唾液を貪った。
「んっ…
ゼルゼディス…様…っ…!」
私は深いキスから解かれたが、トロンとした目をして彼を見つめた。
「ずっと…
その言葉を聞きたかったんです…
私は前世のあなたをもちろん好きですが、今のあなたを心から愛しています。
エシャロット…
もっと近くに…」
彼は私をさらに自分の方に引き寄せ、私に覆い被さり、キスの雨を降らした。
「あのっ…
私…
もう少し待ってくださいっ…!」
「はぁ…
この状況で私にあなたを抱くなと言うのですか…?」
ゼルゼディス様は私を抱きすくめて言う。
「その、私…
は、は、初めてで…
怖くて…」
私は声を振り絞り言った。
「…分かりましたよ…
あなたに待たされるのは慣れていますからね…
今更あと1ヶ月待とうと…」
「い、い、1カ月ってすぐですわ…!」
私は抗議の声を上げる。
「はぁ!?
まさか…
1年…なんて言うんじゃ無いでしょうね!?
待ちませんよ!」
ゼルゼディス様は言い、私にまた口づけた。
「んっ…
あ…
ゼルゼディス様…」
「早めに心の準備をしてください。
私が襲わない内に…」
ゼルゼディス様は私の耳元でそう囁き、その夜私は何度も彼に深い口づけをされたのだった…