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な、なに!? 誰かいるの? 怖くなったあたしは、風呂から出ようとした。でも、湯船から出たところで、体が動かなくなった。ええええ!? ど、どうしてぇ? 金縛りにあっていた。必死になって手足を動かそうとするけれど、まるで動かない。
「ちょ、ちょっと待ってよぉ」
焦っていると、後ろから何かが近づいてくる気配がした。振り向こうとするけれど、やっぱり首が回らない。そのままじっとしていた。
「誰?」
声を出すが返事はなかった。代わりに、お尻の方からスーッと冷たい空気が流れてきた。ひぃいっ、な、なにこれ? こわいよ……。
「…………」
おそるおそる下を見る。すると、そこには真っ黒なものがいた。それが何なのか、最初はわからなかった。でも、よく見ると人間のような形をしていた。それはゆっくりとこちらに向かって歩いてきた。
「……!」
こ、こいつだわ! こいつが妖怪なんだ! 直感的にそう思った。――どうしよう? 逃げようとするけれど動けない! 妖怪が目の前まで迫ってきた。やだぁ! 来ないでぇ! すると、突然、妖怪が消えた。
「ふぅ……」
助かった、と思ったけど、あ、あれ、やっぱり体が動かない? え、なんで!? 混乱していると、ぴちゃり、という音とともに、足の裏を舐められた。
「ひゃあああっ!?」
変な声が出てしまった。な、な、なにこれ!? 足の指の間を、ねっとりとしたものが這っていく感触があった。
「うう……ん」
なま暖かい息がかかる。ざらついた舌のようなものも感じる。これは……まさか……? 全身の血の気が引いていく。ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃ……
「や、やめて……」
お願い、やめてください……! だけど妖怪はやめない。それどころか、さらに激しくなっていく。ぺろっぺろっ、れろっ、べろんっ、ちゅぱっ、ちゅーっ、じゅるるるっ、ぢゅっ、ずぞぞぞっ、ちゅううっ、ちゅばっ、れろれろ。
やがて、足指を舐めていた感覚が、だんだん上の方に上がっていくのを感じた。そして太ももの内側へと移動していく。
「あ、ああ……」
そこはだめです。そこは許してください。しかしそんな願いも虚しく、ついにその場所にまで到達してしまった。べろんっ……
「ああんっ」
股の間から頭の中にかけて電流が流れるような快感に襲われた。同時に力が抜けて、頭がぼんやりしてきた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
荒く呼吸をしながら、金縛りで動くことが出来ず、されるがままになっているしかなかった。目に見えない舌が、ゆっくりと入念に秘所をなぞるようにして這いまわる。そしてひだを舌で押し開けると、剥き出しになったクリ・リスをねっとりと包み込むようにして吸い上げつつ、舌でもてあそぶようにこすりつけられる。
「あ、あ、あ……あうう……!」
あまりの気持ち良さに、思わず声を上げてしまう。その瞬間、急に意識が遠のいて、視界が真っ暗になった。……………………
はっと我に返った。あたりを確認すると、自分が服を着替え、ベッドで寝ていることに気が付いた。
「…………夢?」
それにしてもすごいリアルな夢だった。今でもク・トリスを舐める舌の感触をはっきりと覚えている。でも、あんなの夢だよね? きっとそうだ! そうに違いない! 自分に言い聞かせながら、引っ越しの片付けの続きをした。
そしてまた夜になった。夢だと思っていても、昨日のことが気になる。でも、お風呂に入らないわけにもいかないし……。いや、何を馬鹿なことを気にしているんだ。あんなのは夢に決まっている。今日はそんなに疲れていないし、きっと大丈夫だ。さっさと済ませよう。そう思って脱衣所で服を脱ぎ、浴室に入った。
するとまた、あの音が聞こえた。――ガタンッ! ガタンガタンッ!! 昨日よりも大きい音だ。心臓が止まりそうになる。恐る恐る振り返ると、そこには真っ黒なものがいた。
「ひっ!」
恐怖と驚きのあまり悲鳴をあげそうになった。だが、なんとか我慢する。落ち着いてよく見ると、それはやはり人間のような形をしていた。ただし、顔がない。目も口もない。ただ、大きな黒い塊があるだけだ。
――なにこれ? と思って、もっとよく見ようとした瞬間、それは消えた。と、次の瞬間、また金縛りに襲われた。えっ、ど、どうして!? どうしてこんなことが起きるの!? そうこう考えているうちに、今度は背中をひんやりとした舌でなめられる感触がした。――ペロッペロッ……。
「ひゃあああっ」
びっくりして叫んでしまった。だけど相変わらず体は動かない。その間にも、何者かによって身体中を舐められ続ける。首筋から耳元へ、首筋から胸へと……。
「や、やだ……。やめてよぉ……」
必死に抵抗するけれど、やっぱり動けない。そのうち、舌の感触は、胸のてっぺん、乳首へと移っていった。――ちゅっ……
「ああんっ!」
敏感になっているところを吸われると、つい声が出てしまった。そのまま口に含んでコロコロと転がすようにされると、気持ち良くてどうにかなりそうだった。もう片方の乳首も舌先でつままれて弄ばれる。
「ふぅ……ううん……」
両方のおっぱいを責められて、あたしはすっかり感じてしまっていた。やがて、見えない舌は下半身の方へと伸びていき、太ももの内側を舐め始めた。あいかわらず姿は見えないが、三人がかりで攻められている感じだ。
「ふぅ……んん……」
しばらく舐められたあと、舌はいよいよ大事なところへ向かっていった。そしてとうとう、そこに到達する。――ぺろっ……
「ひゃあっ」
一番感じる部分を刺激されて、またしても声が出てしまった。舌は何度も往復するようにして、クリト・スを刺激する。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……あああっ」
全身を愛撫され続け、息が荒くなる。そしてついに、舌が膣内へと侵入してきた。
「あああ……」
ゆっくり、優しくかき回すように動かされる。それだけでも充分すぎるほど気持ちいいのだが、さらに奥まで入ってくると、Gスポットを刺激してきた。
「ああ……だめぇ……」
あまりの快感に腰が引けてしまう。しかしそれを許さないというかのように、しっかりと押さえつけられた。さらに、舌の動きが激しくなる。
「ああん……もう……だめ……」
限界に達してイキそうになった瞬間、また意識を失った。……(続く)