ゼロ「…ん?」式谷貝「どうした?」ゼロ「スピード上げろ」
式谷貝「どうしてだよ」ゼロ「宇宙船が追いかけて来てる」
式谷貝「何ッ!」ゼロ「多分バッドだろう」ブゥゥゥゥーン!!!!
俺「くっ、追いかけてるのがバレたか」
ハテナ「皆さん、ここからは攻撃的に行きますよ」
俺「分かった、バッド、掴まれ」バッド様「あぁ、分かった」
ブゥゥゥゥゥ~ンッ!! ガァァンッ!!!!
ハテナは宇宙船のスピード上げて、
ゼロと式谷が乗っている宇宙船の後ろに突撃した。
ゼロ「うわぁ!!、バッドの野郎ッ!!!」
式谷貝「こうなったら!!、こっちも攻撃を仕掛けるぞ!!!」
ウィィィン!! シャキィンッ!!!!
この宇宙船は車の用な形をしており、
その宇宙船の前の方から、銃の用な物が出てきた。
式谷貝「ハッハハァ~!!!!!!!」
ゼロ「笑い方怖…」ハテナ「もう一回突撃だぁ!!!!」
ブゥゥゥゥゥーン!!! バァァン!!!!!
ゼロ「うぅわああぁぁ!!、やっちまえぇ、式谷ィ!!!」
式谷貝「こっからは俺らのターンだ!!、バッドォ!!!!」
ブゥゥゥゥゥゥ~ン!!!!!!
バババババババババババババァーンッ!!!!
俺「何だ何だぁ!!!?」ハテナ「これはマズイですねぇ…」
式谷は宇宙船をバックさせ、銃口から銃弾を連続で発射した。
式谷貝「気持ちいいぜぇ~!!!!!!」
ゼロ「どれだけ興奮してんだコイツ…」
俺「こうなりゃ奥の手だ!!」バッド様「何だ?、秘策でもあんのか?」
俺「えーっと、このリュックの中に~…」ガサガサ…
俺「あったぞ!!!!」バッド様「それは!!!、」
バッド様「野球ボール?」俺「あぁ、俺野球好きなんだ~」
俺「このボールをあの宇宙船に当ててやるんだ!!」
バッド様「なるほど!!、良い案だな!!」俺「よしっ!!」
俺「喰らえぇ!!、部活は野球してたんだからなぁ~!!!!」
ブゥォゥン!!! バギィィィィーンッ!!!!!
ゼロ「なっ何だぁ!!!!」
バァァゥゥゥーン!!!!!
ゼロ「うぐぅぅっ!!!!!」
式谷貝「ゼロォ!!!、大丈夫かぁ!!!?」
俺の手から放たれた雷の用な早さの球が、
宇宙船のフロントガラスを突き破り、その球はゼロに直撃した。
俺「よっしゃ!!、大当たりぃ!!!」バッド様「スゲェな…」
ゼロ「‥あ‥あぁ…」式谷貝「クソッ、ゼロが気絶しちまった」
式谷貝「こうなったら…」ハテナ「ん?」
俺「どうしたハテナ」ハテナ「あっちの宇宙船に、」
ハテナ「誰も乗ってません…」俺&バッド様「何だとっ!!?」
式谷貝「終わりだ、バッドォ!!!!」
ザグッ!!! ガリガリガリィ~!!!!…
バッド様「危ねぇっ!!!」俺「うわぁっ!!!」
式谷はゼロを抱えて、俺らの乗っている宇宙船に飛び乗り、
腰に吊るした長いサバイバルナイフを抜き、
俺らの乗ってる宇宙船の上を、ガリガリと切り裂いた。
式谷貝「逃げんなよ!?、バッドォ!!!」
バリバリバリィィ~!!!!!…
式谷は、俺らの乗っている宇宙船の上を、バリバリと剥いだ。
ガシッ!!!!
式谷はバッドを見つけると、頭を強く掴み、持ち上げた。
バッド様「うわぁっ!!、放せぇ!!!」
式谷貝「暴れても無駄だ!!、これで邪魔者が一人消える!!」
俺「バッドを放せ!!」式谷貝「あ?、誰だ小僧」
バッド様「俺を庇うな!!、お前が敵う相手じゃない!!」
俺「うるせぇ!!!!」バッド様「なっ…」
俺「王がここで、死ぬわけにいかねぇだろ!!!!!」
バァッ… ドサァ!!…
俺「ハテナ、頼むぞ…!!!!!」
ビュュゥゥゥゥゥゥーン!!!!…
俺は式谷の腹に目掛けて飛び、式谷を抱えて、落ちていった。
バッド様「あのバカ野郎!!!」ハテナ「行きますよっ!!!」
俺「このままあの星に突っ込むぞ!!!!」
式谷貝「小僧!!、死ぬつもりかぁ!!?」
俺「死んでもいいぜ!!?、覚悟があるから!!!」
式谷貝「どんだけお前はマヌケなんだよぉ!!!」
俺「さぁ、行くぞぉ!!!!」式谷貝「クソォォ~!!!!」
ボカアアアァァァァァ~ン!!!!!!!!!
式谷貝「うがぁぁぁぁ~!!!!!!!」
俺「ううぅぅおおおおぉぉぉ~!!!!!」
俺は式谷を抱えて、小さな星に勢いよく突っ込んだ。
式谷貝「もうやめろ!!、放せぇ!!!!」
俺「なら俺の地図を返せ!!」式谷貝「嫌だね!!!」
チャキッ 式谷貝「放さないなら、腕を落とすまでだ!!!」
俺「ナイフを使うなんて、卑怯な野郎だな!!?」
式谷貝「卑怯でも勝てればいいんだよぉ!!!!」
シュンッ!!!!!
俺「危ねぇっ!!!」式谷貝「避けんじゃねぇよ!!!!!」
式谷はナイフの刃を俺の横腹目掛けて突き立て、突き刺そうとした。
だが、俺は素早く式谷を放して避けた。
式谷貝「この野郎ッ!!!!!」
ビュンッ!!!!! 俺「何ィッ!!?」
ザァァクゥゥッ!!!!!!!!…
式谷貝「これが俺の力だっ!!!!」
式谷は持っていたナイフを、俺に目掛けて投げ、
俺の胸辺りに突き刺した。
俺「がはぁぁ!!!」式谷貝「ハッハッハァッ!!!!!」
式谷貝「ここからお前は、俺に手も足も出ないぞぉ!!!」
式谷貝「さぁ、殴り殺してやる!!」俺「クソがぁ…」
シュルルルルゥ~… 式谷貝「ショータイムだぁ!!!!!」
式谷は首から下げているネクタイを取った。
式谷貝「おらぁっ!!!!」ボカッ!ドガッ!!バァンッ!!!
そして式谷は、俺を重い拳と素早い脚で殴り蹴りまくった。
俺「うがぁぁぁ…!!!」式谷貝「てりゃっ!!!!!」
パァコォォォーンッ!!!!! 俺「ぅがぁぁぁっ!!!!」
式谷貝「久しぶりに闘ったが、思ったより鈍ってねぇな」
俺「はぁはぁ…」式谷貝「ってか、少しは反撃したらどうだ?」
俺「ふぅふぅ…」式谷貝「何だぁ?、諦めたのか?」
俺「……………」式谷貝「ん?、殺気が高まっていく…」
俺「容赦しねぇぞ」ビュッ!!…
式谷貝「消えたっ!!」俺「後ろだ」式谷貝「何ッ!!?」
クルッ 式谷貝「どこだっ!!」俺「ここだよ」
式谷貝「ッ!!?」俺「下だ」式谷貝「あぁっ!!?」
スッ バッギィィィィィーンッ!!!!!!!
式谷貝「ぐぁぁあああぁぁぁ~っ!!!!!」
俺「砕け散れっ!!!!、式谷ィ~!!!!!」
ビュウンッ!!! ヒュゥゥゥゥゥゥゥ~…
俺は式谷の顎を思いっきり殴り、宇宙の果てまで吹き飛ばした。
俺「どうだ式谷…、これが俺の本気だ…ハァハァ…」
???「実にお見事だ」俺「あっ!!、ゼロッ、生きてやがったか…」
ゼロ「だが、今のが本気じゃ俺には勝てねぇぞ?」
俺「心配すんな、俺には仲間がいる」ゼロ「あぁ、そうか」
ゼロ「なら…、その仲間が全員、やられていたらどうする?」
俺「あ?」ゼロ「お前にもう、仲間はいないって事だ」
俺「何言ってんだよ」ゼロ「心配すんな、息はあるぜ?」
ゼロ「虫の息だがな」俺「は?、まさかお前…」
ゼロ「その、まさかだ…」俺「…ゼロォ…!!!!!」
ゼロ「お前の仲間は、」俺「貴様ァァ…!!!!!!」
ゼロ「俺の手で半殺しにした」
ゼロ「動くことも出来ねぇだろうな」俺「ぅぅ‥ぅぅぅぅ…」
俺「うぅおおおぉぉぉぉ~!!!!!!!!」
ゼロ「いい殺気だ!!」俺「‥フゥ…」
俺「覚悟しろぉっ!!!!!」ビュンッ!!
ゼロ「速いっ」俺「てりゃあっ!!」
バァンッ!!!俺「うぐっ…」ゼロ「はぁっ!!!」
パァーンッ!!!!俺「ガハァッ!!!…」
俺はゼロに瞬間移動で一瞬にして近づいた。だが、
ゼロは冷静に殴りの体制に入り、拳に力を入れて、
素早く俺の鳩尾を殴り、俺の顔面を畳み掛けるように殴った。
ゼロ「これで終わりじゃねぇよな?」
俺「当たり前だ…」ゼロ「なら来い」俺「…行くぞ…!!!!」
タッタッタッタッタッタッ!!!!…
ゼロ「真っ正面から…」俺「おらぁっ!!!」
ゼロ「てりゃあっ!!!」パァァーンッ!!!!!
俺「何ィッ!!!…」ゼロ「戦闘IQが低いな」
ゼロ「お前が俺に、真っ正面から勝てる筈がない」
ゼロ「そして、隙がありすぎる」俺「知るかそんなん…」
ゼロ「俺と互角に戦うには、まだ百年早い」
俺「舐めやがって…」ゼロ「出直してこい」
俺「いや、ここで勝つ…」ゼロ「半殺しにされたいようだな」
俺「殺してくれてもいいぜ?…」ゼロ「なら‥、殺してやるよ!!!」
俺「うおおおぉぉぉー!!!!!!!」
ゼロ「おぉぉぉりゃぁぁぁぁー!!!!!!!」
ズゥゥンッ…!!!!!!!!
俺とゼロは拳をぶつけ合い、宇宙全体を振動させた。
ピキピキピキィ…!!!!!!!!!!
ゼロ「なっ!!、これはぁっ!!!!…」
俺「何だ!?、この音!!!!」
パリィィィィィーンッ!!!!!!!
その瞬間、宇宙が割れた。
ゼロ「最悪だ…」俺「何がだよ!!?」
ゼロ「宇宙の神がやって来る…」
俺「はぁ!!?」ゼロ「もう全て諦めろ」俺「何でっ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴォォォォー!!!!!!!
ゼロ「お前ら地球人が一斉に掛かっても、歯が立たん相手だ!!」
ゼロ「宇宙の全てを作った!!、伝説の神だ!!!」
俺「なっ何ィ!!?」ゼロ「俺らはその神の眠りを妨げた!!」
ゼロ「俺らは宇宙を敵に回したんだ!!!!」
俺「なら早く逃げなきゃじゃんか!!」
ゼロ「どこに逃げても宇宙に飲み込まれて俺らは死ぬ!!」
俺「ならどうすりゃいいんだ!?」ゼロ「どうも出来ねぇよ!!」
ズゥゥゥゥーンッ!!!!!!!!!!
ゼロ「あああぁぁぁ‥、俺らはおしまいだ…」
???「…‥オオオォォォォォ~!!!!!!!」
ゼロ「あっ…あぁぁ…」俺「あれが…、」