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⚠転生 大学生パロ
⚠四季転生後は女の子。だけど一人称は俺っ子
⚠転生について深く考えてない、ただのエロ
⚠モブでてくる。けど、エチチは彼氏達とだけ
モブ姦無し
⚠お名前の呼び方に、変化あり
チャラ先→京夜さん
真澄隊長→真澄さん
など。
※ムダ先は、本人の強い希望で、前世と同じ呼び名で呼んでもらっている。
どーでもいい大学の設定⬇
皆、同じ大学。
2回生 四季
3回生 紫苑と馨
院生 無陀野、真澄 、京夜
わりかし、エロいことしかしてない。
女体化初めて書いたので、色々拙い。
なんでもこーい!な方、どうぞ↓
「……お金、欲しいな」
欲しかった最新ゲーム機を購入した結果、モヤシ生活になってしまった四季は、お腹を空かせ、大学講義棟の廊下でため息をついていた。
「え、一ノ瀬、金ないん?」と馴れ馴れしく肩に手を置き声をかけてきたのは、学内でも名の知られた遊び人、モブ山だ。
女性として転生した四季は、それなりに美人に属するらしく、モブ山は何度も声をかけて来ているが、毎度適当にあしらっていた。
四季自身、遊び人に興味は無いし、なにより……
この大学には、転生前……四季が男で鬼神の子だったころから、彼を熱烈に求めてきた、5人もの彼氏達がいるからだ。
特に転生後は、四季の性別が女性になった影響もあり、勝手に別の男と親しくしてたら、相手も自分も、後悔することになる……と言う事は、すでに身をもって学習していた。
以前、5人から同時に「分からせてやる」「分からせてあげる」と、散々なほど抱かれた時から、四季は他の男性とは必要最低限の関わりしか持たない、と決めていた。
「アンタに関係ねーだろぉー」とモブ山の絡みを軽く受け流そうとしたが、続く言葉に、四季は思わず足を止めた。
「1時間5,000円の良いバイト、教えてやろっか?」
お金は欲しい。欲しいが……
「闇バイトとか、ヤべー奴じゃね?それ」
「違うって。金持ちの会員制のメイドカフェ!お前の顔なら面接受かるわ絶対」
「メイドぉ?おかえりなさいませ、みたいなやつ?」
「そそ。可愛い子しか選ばれねぇの。金持ち限定の客層だから、時給はいいし、秘匿性もめちゃ高い!どうよ?」
金持ち、で連想したのは、貴族に仕えるロングスカートのメイドさんの姿だ。
(秘匿性も高いなら、流石にあの5人にもバレないだろうし……)
「……やってみよっかな」
良くも悪くも、目の前のことに真っ直ぐで、物事をあまり深く考えない。
そんな、転生前と変わらない性格の四季が、そう、答えたのが、運の尽きだった。
ーーーーーー
面接は難なく合格。
店長も普通の女性だったこともあり、とりあえず、試しに働いてみることにした。
「名前どうする?偽名でもいいよ」と聞かれたので、ナツ、と名乗ることにした。
「じゃあナツちゃん。
はじめてだから、先輩さん達に着替えとか教えて貰って」
そう言われて更衣室に通された……が……
(思ってたのと、ぜんっぜん違うし!!)
四季には、メイド服を着る覚悟はあった。
だが、まさかそれが、お尻がギリギリ隠れるくらいの短いスカートで、その上に身につけるのは、腰から下の白の短いフリルエプロンだけ、だとは思ってもみなかった。
一応エプロンには、これまたフリルたっぷりの肩紐も付いているが……
「胸、丸出しじゃん!」
若く、張りのある形のいい胸が、プルンと揺れる。
さらにこの衣装、パンツすら履かないらしい。
先輩バイトの女性から、「おっと!忘れてた」と言われた時、きっと胸を隠せるものが貰えると思って期待した四季だが、
「はい、頭のやつ」
と、エプロンと同じく白いフリルでつくられたカチューシャを髪に差し込まれた。
姿見に写る、自分のあまりに卑猥な姿に、思わずしゃがみ込んだ。
「まぁ、初めは恥ずかしいと思うけど……時給を考えると、ね?秘匿性高いから、身バレは絶対大丈夫だから安心よ!」
「…………ソレハ……助カリマスガ……」
「最後に。この店にはルールがあってね?」
と、説明されたルールは、ぜんぶで3つ。
ひとつめ。
1人1テーブルを任されるが、呼び鈴はなく、代わりに、メイドが腟内に入れるローターの遠隔リモコンを押されて呼び出されること。
ローターとか聞いてない、と四季は動揺するが、席にお伺いした時にスイッチは切ってもらえ、無闇矢鱈と押さないルールだから大丈夫、と言いくるめられた。
続くふたつめのルール。
注文や要件を伺う際は、客(ご主人様)の指を、自分の股間に添えてもらってから、伺うこと。
聞けば聞くほどいかがわしい方へ向かう接客システムだったが……
みっつめ。
但し、股間には手を添えるだけで、ご主人様から手を動かすのはNG。もちろん他の部位のお触りも、厳禁であること。
と、説明されて少しホっとした。
お金持ちで紳士的な客しか来ないので、ルール違反は有り得ないことらしい。
例外は、
【メイドの方からご主人様を求めた時にのみ、何をされても不問】
となるので、そこだけは注意するように、と付け加えられた。
「はい。じゃー、これローター。ナカ入れてから待機してね」
「え、いや、あの……」
「1時間5,000円!がんばろーね!慣れる慣れる!」
もう後戻りできない流れ。それに、お金が手に入ると思えば……
「は……はぁい」と頷くしかなかった。
(こんなん、あの人たちに絶対バレたらダメだ。ある程度稼いだら、速攻でやめよう)
そう決意し、四季は、接客初日をスタートした。
店内は、さすがお金持ち向けの場所だ、と思わせる品のある内装で、なんのいかがわしさも感じない。
各テーブルはボックス席になっており、隣の席とキチッと仕切られている。椅子は、座り心地の良さそうなソファ座席だ。
接客については、下着も履かない、胸丸出し衣装がとにかく恥ずかしかった四季だが、客層は先輩達の言う通り、皆紳士的で、こちらをじっくり観察してくることもなく、(銭湯行ってる感じでいっか)と思うことにしたら気が楽になった。
ただ、注文時の呼び出しには辟易した。
腟内で震えるローターは、ちょっと変な気分になってしまうし、注文を伺う際、見知らぬ男の指を股の間に添えられるのは、手は動かされないと分かっていても、正直言って気色悪かった。
でも、それだけ我慢すれば、何事もなくバイト時間は過ぎていった。
3時間働いて、15,000円……。
シフト後に、店長から「どう?やっていけそう?」と聞かれた四季は、「た、短期でもよければ」と答えていた。
3日後の、夕方。
2度目のメイドカフェバイトの時間だ。
初日ほどの抵抗はなく着替え、腟内にローターを入れて、スタンバイした。
今日は4時間働いて、20,000円稼ぐ!
と意気込んでいたら、バイトの先輩がそっと耳打ちしてきた。
「ナツちゃん、今来たお客さん、ちょっとしつこいから、頑張ってね」
「?」
しつこい。
その意味がよく分かって居なかったが、接客して、理解した。
ほとんど間を置かず、何度も何度もローターを起動し、小さな用事で席に呼び出してくるのだ。
「ん……ご、御用でしょうか、ご主人、様」
テーブルに伺うとローターのスイッチが切れるので、そっとエプロンをたくしあげ、股の間に指を入れさせる。
幾度も震えたローターのせいで、少し濡れはじめてしまったソコが、チュプ、と音を立てた。
(や、やだなぁ……)
「手を吹きたいから、おしぼり、もう1つもらえる?」
「かしこましましたご主人様ッ」
急いで離れ、おしぼりを出してバックヤードに下がる。
気持ちとしては、股間を触れられて気色悪いのだが、ローターのせいで身体が火照ってしまった。
バックヤードでしゃがみこんでいると、追いかけてきた先輩が励ましてくれた。
「アイツ、もう帰ったよ!お疲れ様!」
「よ、よかったぁ……」
「皆、アイツだけは嫌いなんだよね。わざとらしくて」
「わざと?」
「ここ、メイドから求めたらセックス出来ちゃうから。ローター使って煽ってきやがんの。チョロい子目当てだろうね」
「え、エッチ、することあんの!?」
「ナツちゃん、2日目だからまだ知らないか。ご主人様がイケメンなら、喜んでヤっちゃう子もいるよ。それか、指名料目当ての子とか」
「へ、へぇ……」
指名料?それは初耳だ。
驚いていると、また腟内のローターが震え出した。
それを気持ちよく感じてしまっている自分を、四季は必死に押し殺して立ち上がる。
「ン……。ご主人様来たんで……い、いってきまーす」
「いってら!」
先程までしつこくローターを起動されていたので、陰部が濡れはじめてしまっていたし、足元も少しふらつく。
それを堪えてテーブルに向かうと、信じ難い光景が目に入った。
四季の担当テーブルに居たのは……
「随分な格好してんなぁ。ナーツちゃん?」
丸いサングラスを少しずらし、四季を鋭い視線で睨みつける紫苑と……
「フリル可愛いね。似合ってるよ?」と、ローターのリモコン片手に、にこやかに笑う馨の姿が。
「ひっ……」
(なぜ!?こんな速攻でバレるなんて、嘘だろ!?)
普段通りの笑みが逆に恐ろしい馨が、手招きをする。
「ほら。今は僕たちお客さんだよ?接客は?」
(ヤバい。2人とも、めちゃめちゃ怒ってる……)
怯えて俯きながら、四季はマニュアル通りの接客をはじめる。
「……お、お帰りなさいませご主人様」
四季がエプロンをたくし上げると、馨はローターのスイッチを切った。
そして、馨よりも四季の近くに居た紫苑が、四季の股の間に指を添える。
(っ、紫苑さんの、指……ッ)
ゴツゴツしたその指に、他の男性には感じなかった快感を、四季は拾ってしまった。
「な、にか……お飲みに……なりますか?」
そう聞きながら、ほぼ無意識のうちに四季の腰が動いたせいで、ヌチャ、と音が立つ。
バックヤードで押し殺してきたはずの甘い痺れが、四季の身体を襲った。
「ぁっ……!!!」
「んん?どーしたぁ?」
「ぁ……ごめ……も、申し訳……あり、ませ……んッ」
(紫苑さんの指ッ……クリに、当たるッ。や、ばっ………)
紫苑とセックスする時、彼はやたらと四季の陰部を愛撫する……いわゆる手マンを施し、指だけで何度もイかせてくる。
そのことを身体が思い出し、持て余していた熱が、グルグルと下腹部に溜まっていった。
紫苑は、店内のルールに従い指を動かしていない。
にもが変わらず、にちゃにちゃと、はしたない水音が出ていた。
(ど、うしよ……勝手に、腰、動いちゃう……ッ。
ダメ……なのにッ、注文聞かなきゃ、でも……腰止まんないッ。気持ちいい……)
脳みそがフワフワしている四季は腰を揺らし、紫苑の指で勝手に自分の秘部を擦ってしまう。
(ぁ、い、イくッ!!!)
「ンンッ!!」
四季の足が、ビクビクと震えた。
甘い余韻を逃がそうと四季は深呼吸を試みるが……
四季がイったことについて何も言わない紫苑が、無言のまま、指を四季の腟内に押し込んできた。
「ぇ、……ぁッ、しお、ん、さッ」
すでに濡れそぼっているそこに、指はグチュリと容易く入っていった。そして、ナカに入っているローターをかき分け、四季のGスポットを的確に探り当ててくる。
「ぁ、あ、ッ!!」
気持ちいいところを擦られ、前かがみになりながら脚を震わせ、それでも必死に立っていた四季に、トドメを刺したのは馨だった。
「『ナツ』ちゃん、僕の注文は?聞いてくれないの?」と、ローターのスイッチを入れた。
「ぁぁあっ♡」
身体から力が抜けた四季が、紫苑の膝の上に倒れ込んだ。
紫苑の隣に座る馨は、蕩けた瞳の四季と目を合わせた。
「【メイドさんから求められたら、お好きに可愛がってあげてください】……って、メニューに書いてあったよ。ここ、そういうお店なんだね?分かってて、このバイトはじめたの?」
そう言いながら、四季の丸出しの乳首を指で摘んでキュっと捻った。
「あふ!か、かおる、さんッ」
紫苑は紫苑で、ナカで震えたままのローターを四季のGスポットに押し当てながら、
「お前……俺らが居んのに、客とこーゆー事してたわけ?」と、怒りの籠った、地を這うような低い声で四季を問い詰めた。
「んんんッ♡して、ないッ、してないぃ」
「紫苑も僕も、疑いたくはないんだけど。こんな店でバイトだなんて知ったら……怒るしかないよね」
「たとえ、ローターでヨガってアソコ濡らしてるだけでも……そりゃお仕置しかねぇだろ」
ナカのローターを引き抜いた紫苑が、四季を膝の上にのせる。
紫苑には背を向けた状態……つまり、店内の人間が四季の顔を見れるような体制だ。
「ぇ、え……?」
「お前は俺らのモンって、見せつけてから帰ろーかぁ?」
次の瞬間、紫苑の怒張が、四季を遠慮なく貫いた。
しかも、紫苑の手により四季の脚は大きく開かれ、接合部は丸見えの状態だ。
「や、やめろよ、紫苑さんッ。は、恥ずぃっ」
「十分恥ずかしい格好して、エロい接客してただろーが」
「んぅ♡や♡ああっ……」
下から激しく突き上げられ、ここが、店内であることを忘れるような快感が四季に襲いかかる。
「ぁっ♡あっ、あ♡し、おんさんッ♡」
「今はご主人様、だろ?」
「ぁっ♡ご、しゅじん、さまぁ♡」
(気持ちいいっ……紫苑さんの、奥までいっぱいッ)
「じゃあ僕は、こっちをお仕置しようかな?」
横から手を伸ばした馨が、激しい挿抜により上下に揺れる四季の胸を揉みしだき、ツンと尖る先端を指で摘んで強く引っ張る。
そして、喘ぐ四季の耳元に口をよせ、「気持ちいい?四季ちゃん?」と脳内に刷り込むように甘く囁いた。
「ん♡あ♡きもち、い、い♡ギューって、ぁ、ひっぱられるの、きもちい♡」
(馨さん♡馨さん♡)
四季が顔を向けると、馨から噛み付くような深いキスが与えられた。
「んんん♡」
角度を変え、何度も何度も唇を貪りあっていると、紫苑が、ムッとした声を上げた。
「ずるいんじゃねぇ?キス」
「お前は挿入れてるだろ」
「えー。一ノ瀬、俺ともキスしたいよな?」とグイッと四季の顔を後ろに振り向かせ、強引に口付ける。
そして、ひときわ強く、自身の先端を奥に打ち付けた。
「んんんんん♡」
四季がイった、その甘美な声は、紫苑の口内へ。
(あ……紫苑さん、ナカに……出しちゃったぁ……)
呼吸を荒くし、快感に浸っていると、
「ねぇ、可愛いメイドさん?僕ともシたいよね?」と、今度は馨の膝の上へ、持ち上げられた。
馨に、甘えられるようにたずねられると、四季は断れない。
「ん……する……ご主人様、入れて……」
「僕はゴムつけるからね。誰かさんと違って」
「いや……ゴム、いーよ、もう紫苑さん出しちゃったし。生理終わったばっかだから……だいじょぶ」
「……ッ。まったくもう……知らないよ?」
馨とは、お互い向かい合うように座り、四季の方から彼のモノを迎え入れた。
(あー……馨さんの……入ってくるッ……)
「紫苑は激しかったし……僕とはゆっくり、しよっか?」
「ん♡もう、怒ってない?」
「四季ちゃんの、可愛さに免じて……って感じかな?」
四季の身体の、あちこちにキスしながら、馨はゆったりと、動き出す。
腟内の浅い部分、Gスポットを亀頭で優しく擦られると、四季は愛液をさらに分泌させ、ぐちゃぐちゃという水音が、激しくなる。
「気持ちいい?」
「ん♡かおる、さぁん♡」
「奥まで、挿入れて良い?」
「ぁ♡いい、よ」
「じゃあ、もっと深く入れるね」
「あ♡ん♡」
子宮口付近、ポルチオまで押し込み、軽く上下に揺さぶると、四季がまた痙攣し出す。
「イく?」
「ん♡ぅ……いく、イ、くぅ♡」
ぎゅっと抱きついた四季が、ナカを締め付けながら達する。
ざわめく内壁に堪らなくなった馨は、何度か強めに挿抜を繰り返し、精液を四季の中に流し込んだ。
ナカから馨自身がゆっくり引き抜かれ、しかしそのまま抱き合いながら、馨がつぶやく。
「ねぇ。もうこういうお店で、働かないって約束してくれないかな?」
「わ……かったッ」
「四季ちゃんに触った奴の腕、全部切り落とすとか、言ってる人もいることだし」
「ぇ、……だ。だれそれ」
「もちろん……」
その名を口にしかけた薫を遮ったのは、新たな声。
「俺に決まってんだろが、馬鹿が」
イった後のボーっとした脳内で、その声を反芻した四季は、一気に覚醒した。
(ヤバ!この声は……!!)
四季が答えを出すと同時に、
「あ、来た来た。遅いっスよー」と紫苑が言う。
抱きついていた薫から体を離し、恐る恐る振り向くと、そこには四季の想像通りの人物、真澄の姿と……
「四季。お前と言うやつは……本当に目の離せない奴だな」
真澄の後ろからこちらへ歩いてくる無陀野の姿が。
その2人の出すオーラの険しいことといったら……
どんな極悪人も裸足で逃げ出すレベルの、恐ろしさがあった。
「遅せぇだと?俺らは、お前らみてーなお気楽な大学生と違って、院生だ。すぐに動けるわけじゃねぇんだよ」
「えー、3回生もゼミとか始まって忙しいんですけどねー?真澄先輩」
(うっわ……京夜さん以外、全員……来ちゃった。ど、どうしよ)
「おい一ノ瀬ェ。覚悟できてんだろーなぁ」
「ひゃぃッ!」
真澄に後頭部を強く捕まれ、四季は強制的に至近距離で顔をつきあわせることとなった。
その真っ黒な瞳の奥に煮えたぎる怒りを見てとり、身震いした。
(紫苑さんより、馨さんより、段違いで怖ぇッ!!!)
その険悪な空気を破ったのは、また新たにやってきた、四季の5人の彼氏のうち、最後のひとり……
「まぁまぁ、まっすー。ちょっと落ち着こ。俺たちの他にもお客さんいるんだし」
「京夜さん……ッ」
これで、5人全員が揃ってしまった。
(どーなってんだよぉ!この店の秘匿性ってのは……)と四季は心の中で涙した。
「落ち着けるかよ。こんな店で働きやがって」と喧嘩腰になる真澄をなだめるため、馨が「一応、今日限りで辞めるって、約束させました」と言ってくれたので、四季はその言葉に必死になって首を縦に振る。
最後にやってきた京夜も
「俺もさっき、店長さんに言ってきたから。今日限りで辞めさせるって。だからひとまず、手ぇ離してあげてよ」
「京夜さぁん!!」
助け舟だ、と感謝した四季だったが……
「しかし、四季。シフト時間は、まだ残っているんだろう?今日で辞めるとしても、途中で抜けるなんて出来ないだろう」と言うのは、どこまでも真面目な男、無陀野だ。
「う……」
その問題をサラっと解決したのは、腕組みして眉を顰める無陀野の肩に手を回し、Vサインをする京夜である。
「それも大丈夫!あと2時間半、残ってる四季ちゃんのシフト時間、買い取りましたー!ついでにVIPルームも借りたから、とりあえず、そこに行こーよ。大人数で騒ぐと、お店にご迷惑かかるでしょ?」
そう言うと、京夜は、手にした鍵をチャラリとかざした。
「か、買い取ったって……京夜さん、お金……」
動揺する四季に、京夜は首を傾げた。
「あれれ?四季ちゃん知らなかった?俺って今世では、かなーりお金持ちの家に生まれたんだよ。超有名資産家の、跡取り息子!だからお金の心配は要らないよ」
「京夜さんのお陰で、僕たち、このお店入れたんだよ」と馨にも言われ、愕然とする。
その事は皆知っていたらしく、誰も何も驚いていない。
今世でも無駄を嫌う無陀野は、テキパキと次の行動に移った。
「京夜、四季を運ぶ。その部屋に案内しろ」
自分の来ていた上着を、四季にバサリと被せてその身体を隠し、横抱きにして抱えあげた。
「はいはーい。じゃ、皆ついてきてね」
明るい声の京夜に、
(とりあえず……京夜さんは俺の味方……なのかな?)と四季は期待する。
その希望は、もちろん、VIPルームで打ち砕かれることになる。
無陀野にお姫様抱っこされ到着したVIPルームには、大きなベッドが置いてあった。
壁際の棚の上には、ローショや避妊具、タオル類のほか、様々なアダルトグッズが並べられている。
その他、ソファやらシャワールームらしきものもあった。
それを見た紫苑の感想は、
「VIPルームって言うより、ちょい豪華なラブホ?」
その通りだ。と全員が思った。
無陀野は、腕の中の四季を少し乱暴にベッドに落とした。
スプリングのせいで、ピョンと四季が跳ね上がる勢いで。
「うわわっ!」
落とされた振動で、先程、紫苑と馨がナカに出した精液がドロリと出てくるのを感じ、四季は慌てて股を閉じた。
だが、それに目ざとく気づくのが、真澄だ。
「何隠しやがった、一ノ瀬」
「え、あ、ちょっと!!」
抵抗する四季お構いなしで無陀野の上着を剥ぎ取り、その膝を割って、膣口から零れでる精液を確認し、舌打ちをした。
「一ノ瀬ぇ。まさかテメェ、客とヤったのかよ……」
「ち、ちがッ!!」
「それは大丈夫っスよ真澄先輩。ヤったのは、俺と馨でーす」
「あ゛?」
「だって、こんな格好で、あんなバイトですよー?『分からせ』なきゃダメでしょー」
あっけらかんとした態度の紫苑に対し、馨は少し申し訳なさそうな表情で謝罪する。
「すみません、つい……」
「まぁ、分からせなきゃいけねぇって意見には、賛成だ。
胸丸出しで、下着も履かずにナカにローター仕込んでウロついて。その上、股まで他の男に触らせやがって……仕置きが必要だな」
どうやら全員、この店のシステムについて、把握済のようだった。
紫苑と馨には、さきほどちゃんと『分からせ』られた。
真澄はもちろんのこと、無陀野も無表情ながら静かに怒っている、その様子を見て、
(今度は、この2人から『分からせ』られてしまうんじゃ……?)
そう思った四季は、唯一、声が明るかった京夜に助けを求めた。
「きょ、京夜さん!俺、反省してるから!もうやんないって!だから……」
「だから?なに?」
四季の予想に反し、京夜は突き放すようにそう言った。
いつもにこやかで優しい瞳はスウっと細められ、冷ややかな視線が四季に向けられる。
「もちろん、俺達からのお仕置も、受けるよね?」
(あ……駄目だ。京夜さんも……めっちゃ怒ってる)
四季の顔から、サァっと血の気が引いていく。
「まずは……そうだなぁ……。四季ちゃんの、そのむき出しのおっぱいから、お仕置しよっか?
ぷるぷる揺らして、店内歩き回った罰でーす」
そう言って、京夜は壁際に並ぶアダルトグッズの中から、お椀のような形の透明なカップのついたバスト用ローターを手に取り、不敵に笑った。
「はーい、じゃあ誰か四季ちゃん押さえてー」
その呼びかけに、馨と紫苑が動いた。
「や、やだ!」と逃げようとする四季をあっという間にベッドに押し倒し、腕は紫苑が、脚は馨がガッシリと掴んだ。
薫は申し訳なさそうに「ごめんね四季ちゃん」と言い。
逆に紫苑は「人数分、ちゃんと反省しろよ、一ノ瀬♡」とニヤリと笑った。
身動き取れない四季の、張りのある乳房にローションを垂らした後、透明なカップを押し付けた京夜は、その器具の吸引ボタンを押し、四季の胸に固定した。
胸の先端が引っ張られるような感覚に、四季は「んぅ♡」と呻き声をあげる。
手際よくもう片方の胸にも取り付けると、透明カップの中心についている、ブラシ状のシリコンヘッドが回転するスイッチを入れた。
ウィンウィン、と音を立て、回転するブラシが、ローションでヌメる四季の敏感な乳首を、絶え間なく擦り始める。
「あ♡あ♡や、やだ♡やめてっ」
外して欲しくて身体をよじるが、馨と紫苑によって完全に抑え込まれていて、どうにもならない。
そして、やめてと言っても、機械は止まらない。
「や、だぁッ、い、やだぁ♡」
乳首からの刺激に、快感が身体全体へとじわじわ広がっていく。
「イヤイヤ言う割に、気持ちよさそうにしてんじゃねーか」
真澄は、辛うじて四季の身体を隠しているエプロンとスカートを捲りあげると、丸出しになった陰部を、指で円を描くように柔らかく撫でまわした。
膣口から漏れ出た2人分の精液と、四季の愛液が混ざって、クチュクチュと卑猥な音を響かせる。
「あ♡や、む、胸と、同時……やだぁ♡」
やめてくれ、と京夜を見るが、彼にそんな気はさらさら無い様子で。
「次は……他の男に触らせてた、お股のお仕置だよ」と、京夜はその手に、電動マッサージ機を取る。
「ちょっとまっすー避けて?
馨君は俺と交代ね。足広げるよー」
京夜は、四季の脚を押さえていた馨と入れ代わりに彼女の両足の間に座り、グイッと股を大きく開かせると、手にしたソレの電源を入れ、震える先端を四季の陰部に押し付けた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♡」
(そんなんッ……い、いま……されたらッ)
2箇所同時に玩具で嬲られ、四季の身体が波打つ。
「や゛♡めッ、イく゛っ♡イっちゃ……あ゛ぅう゛♡♡♡」
背中を反らした四季が、ブシャッと透明な液体を勢いよく吹き出した。
「あ、あぁ……♡」
潮ふきの余韻でビクビク身体を震わせる四季に対し、間髪入れず、京夜は自分の剛直を四季の中に押し込んだ。
「ひあああ♡」
「最後に。ローターなんか入れちゃって、しかも他人にそのスイッチ押させてた……ナカのお仕置」
ズリズリ、と腟内の浅い部分のGスポットを亀頭でこすり、「こーんな敏感な部分、ローターで震わせられたら、めっちゃ厭らしい気持ちになっちゃってたんじゃないの?」と問いかける。
「あ♡それ……はッ♡よ、呼び出しの時、だけで……」
「否定は、しないんだ?」
京夜は低い声でそう呟くと、奥にあるポルチオめがけ、手加減なしで、何度も何度も腰を打ち付ける。
「や゛♡あ゛♡つ、よいぃッ、奥、らめ♡」
(京夜さんの、おっきい……熱いッ……おかしくなる!!!)
逃れようにも、腕は紫苑が拘束したままだし、下半身は京夜が掴んで離さないので、どうにもできない。
「んはっ♡や、やぁ♡やめ、やめれぇ♡」
「俺のでイったら、俺からのお仕置は終わってあげる」
「ん、や♡あ、あッ♡ぁあああッ♡♡♡」
身悶えながら絶頂を迎えた四季のナカに、京夜も自分の精子を注ぎ込んだ。
そして、ナカに精液をしっかり塗り込めるように幾度か擦り付けてから、ヌプリ、と力をなくした自身を抜き取った。
「はふ……♡ぁ……あぅ……ッ♡」
腟内を犯すモノは無くなったが、依然として、胸に取り付けられたカップは、四季の乳首をブラシで擦り続けているので、身体がビクつくのは止まらない。
むしろ、四季の身体は、より敏感になってさえいる。
「分かった?四季ちゃん。
この店、こういう部屋があるってことは、こういうことをされる可能性があった……ってことだよ?
そんな危ないバイトしてたって自覚、できた?」
「で、でき……たぁ。わか、った、ッ♡」
「ごめんなさい、は?」
「ごめ、……なさ……ぃッ、はんせー、した、からぁ♡も、胸の……止めてぇ♡♡」
「うん。分かったならいいよ」
いつもの優しい笑顔に戻った京夜が、胸につけられたカップに手を伸ばしたのを見て、ホっとしたのもつかの間。
「待て、花魁坂。まだだ」
(ぅ……ま、真澄さんッ)
真澄が京夜の手を止めさせた。
「テメェは、ここ、何人に触らせた?」
そう訊ねながら、四季の陰部をトントンと指で叩いた。
「ふ、2日しか……ッ、働いてない、から、ぁ♡そんなには……んッ」
「何人かって聞いてんだよ」
胸から来る快感で、なかなか機能しない脳内をどうにか動かし、思い返した四季は、
「……ご、5人ッ」と答える。
「なら5つ。玩具使ってやるよ」
(え、まだ……増えんの……?)と、四季は震え上がった。
「胸に2つ。で、1つはさっきの電マ使うとして、あと3つだな……選ぶのもめんどくせーし、ローターでいいか。テメェもバイト中入れてて、慣れてんだろ」
そう言うと、真澄は、3つもピンクのローターを持ってきた。
「な、……なれて、なんか、ないっ」
そう訴えるが、聞き届けられる訳もなく。
真澄は、1個……2個……とふたつのローターを腟内にスルリと押し込み、残り1つはクリトリスにピタリと当てた。
そして、3つのローターのスイッチを次々起動させる。
「んんんん〜〜ッ♡♡♡」
それだけで、四季はまた軽くイった。
ただ、真澄のお仕置はそれでは終わらない。
京夜が放り出していた電気マッサージ器を手に、クリトリスの下側……腟の入口へと当て、容赦なく電源をONにする。
「あ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡」
イきすぎて、抵抗する力さえ残っていない四季は、されるがまま、ベッド上で乱れる。
「や゛♡ますみさッ……あ゛あ゛あ゛ッ♡む、りぃ、やめてぇ!!!」
「テメェに触れやがった奴の腕、マジで切り落としてぇくらい、腹たってんだよ、こっちは!」
「イ゛ク゛ッ♡また、イ゛っちゃ……あ゛あ゛〜〜〜ッ♡」
四季は再び潮を吹き、それでも玩具のスイッチを止めてくれない真澄に対し、必死に許しを乞う。
「ごめんなひゃい♡あ゛♡やめッ、も、ゆるし゛て゛ぇぇ♡♡♡」
限界値を超えた快楽に、本気で涙を流す四季を見て、馨が優しく諭す。
「真澄さんも、四季ちゃんのこと好きすぎるから。キツいことしてるけど、許してもらえるよ。そうでしょう?真澄さん」
「黙れ、馨」
「泣いてますよ、四季ちゃん」
「……泣かせてんだよ。
ったく……しょーがねーから、挿入れて終わりにしてやるよ」
そう言うと真澄は、四季のナカに入れた2つのローターの電源をきった。
しかし、静かになったそれを抜かないまま、自身を挿入する。
「や、いやっ、あ♡ぬ、抜いてぇッ」
腟内は真澄でいっぱいになるし、真澄のモノで押し込まれた2つの異物が、ゴツゴツと四季の奥に当たる。
さらに、クリトリスへ当てられたローターの振動も、両胸を絶えず擦り続ける玩具の動きも、止めてもらえない。
四季の腕を拘束している紫苑さえ、「えっぐ……」と顔をひきつらせた。
四季は3度目の潮を吹き、叫ぶように喘ぎ続ける。
「懲りろよ?しっかりな!!」
「あ゛う゛う゛♡ますみ、さんっ♡ます、み……さんん゛ん゛ッ!!!!」
真澄は射精する寸前で四季のナカから自身を抜き取り、ドプリ、と四季の身体に己の精液をかけた。それはまるで、マーキングするかのようだ。
「テメェは、俺らだけのモンだ。他のやつに触らせんな」
と、軽くペチリと四季の柔らかい太ももを叩き、真澄が四季の上から離れた。
ヒクヒクと震えが止まらない四季を指さし、「おい、無陀野。テメェさっきから見てるだけだが……どうすんだ?」
ベッドに四季を放り投げた後は、ソファに座り足を組んで、無言のままそれぞれの『お仕置』を見ていた無陀野が、ユラリと立ち上がった。
無陀野は「朽森。もう手を離していい」と告げ、ベッドの上の四季に近づく。
浅い呼吸を繰り返し、脱力した四肢をベッドに放り出している四季が、無陀野に顔を向け、視線を合わせる。
快楽に溶け、涙で濡れた瞳を無陀野はジっと見つめ返した。
「ム……ダ、先……?」
パッと見では、無陀野が何を考えているのか、四季には分からなかった。
(正直、もうお仕置はやめてほしい。身が持たない)
と思う四季だが、皆と同様に無陀野だって怒っているのだから……悪いのは自分だから……と、何をされても仕方がないのだと諦めていた。
しかし無陀野は何も言わず、必要以上に四季には触れず、取り付けられたままだった玩具を、1つずつ取っていくだけだった。
そして、胸に垂らされたローションや、真澄のかけた精液を、手にしたタオルで拭いていく。
その、淡々と作業をこなすような態度に、
(叱ってもくれない……のかな。もしかして、俺の事、嫌いになった……?)
そう思うと、次から次へと、涙が溢れ出てきた。
「泣くほど後悔したのか?」と、静かに問いかける無陀野に、しゃくりあげながら答える。
「俺、沢山、謝るからッ……お仕置されてもいい、から……ッ。ムダ先……俺の事、嫌いに、ならないでッ」と訴える。
それを聞き、無陀野はため息をついた。
「お前という奴は……本当に何も分かっていない」
泣き続ける四季を抱き起こし、脱力している身体を支えてやりながら自分の膝の上にのせると、唇にそっと触れるだけのキスをした。
「ムダ先?」
無陀野は、戸惑う四季の身体をギュウっと強く抱きしめて、耳元で囁く。
「四季。世の中、良い人ばかりではない。悪意も沢山満ちている。お前は純粋で、真っ直ぐなお人好しで、他人を疑うことをしない。それが良い所でもある。だから……俺はお前を、その悪意から守りたいと思ってきた。
今回は、守りきれなかった。大事に至らなくて、本当に、よかった」
「悪意?」
「ここを紹介してきたのは、モブ山だろう。四季がなびかないのに腹を立てていたらしいな。アイツが触れ回っていた。『一ノ瀬四季に、風俗嬢みたいな仕事紹介してやった』と」
(……あの野郎っ!!!
あ、だからこのバイト、速攻バレたのか)と事の真相を知った。
「ここは幸い、話のわかる店長だったが……客には悪意のある奴もいるかもしれない。
接客中に隠し撮りをされ、その写真をバラまかれたくなかったら……と行為を迫られる可能性だってあった。京夜の言う通り、危ないバイトなんだ」
「うん……」
「それと。真澄も言ったが、他の男がお前に、それも性器に触れるのは、許しがたいことだ。
逆に考えてみろ。
たとえば俺が、他の女性に、性器を触らせたりしていたら……お前はどう思う?」
想像するまでもない。と、四季は速攻で首を振った。
「やだ。いやだ」
「それと同じだ。
誰にも触れさせたくない。
大切にしたいし、四季にも自分を大切にしてもらいたい。
ここに来た全員、そう思っていることを、分かってくれ」
落ち着いた声で、しっかりそう言われ、四季は深く頷いた。
無陀野の胸に顔をくっつけ、「ほんとに……ごめんなさい」と謝った。
その様子を見守っていた全員が、ふぅ、と一息ついた。
「……ムダ先?」
「なんだ、四季」
「あの……ムダ先は、ヤんねぇの?」
四季は、自分のお尻に当たる、少し硬くなった無陀野の屹立を、指さした。
「もう身体がしんどいだろう」
4人から立て続けにお仕置され、全身クタクタであることは分かっているので、無陀野は、今日、セックスをするつもりはなかった。
が。
「…………ムダ先に、我慢、して欲しくないから……シていい、けど」
そっと無陀野の上からどいて、ベッドの上で膝立ちになった四季が、自分からエプロンとスカートを捲り上げた。
「この店、もう辞めるから……これで最後。ムダ先、ご主人様になる?」
無陀野と四季を見守っていた外野が、ざわめく。
「えー!ずるーい!ダノッチだけ、メイドさんプレイ!?」
「すんませーん。俺らもしましたー。めーっちゃくちゃエロ接客でしたよ。な?馨」
「う……否定できない」
「あ、紫苑君と馨君、お客さんになってたんだった!3人とも、ずるいぃ!」
「うるせぇな。そんなにやりたきゃ、別の日にやってもらえばいいだろが」
「!!そうする!ちょっとあの衣装、買取りしてくる!!」と京夜は部屋を出ていった。
「ど、どーする?ムダ先」
「無理はするなよ」
「分った。じゃー……
おかえりなさいませ、ご主人様」
たくし上げられ、露わになった四季の股間に、無陀野はそっと、指を滑り込ませた。
「んんん♡」
すでにぐちゃぐちゃになったソコに無陀野の指を擦り付けるように、四季は自ら腰を動かし、無陀野を求める。
「あ♡ご主人様ぁ♡ゆび、気持ちいいッ♡」
「……本当に、他の男とは、こういう事してないんだろうな?」
「ん♡他のひとは、ッ♡指、添えるだけで……んん♡それでも、気持ち悪かったっ」
「ならいい」
「ナカ♡ナカに指、入れて、ご主人様♡」
「ここか?」
「ん♡そこッ……きもちぃ♡」
Gスポットを優しく擦られ、四季は蕩けた表情で無陀野を見つめ、無意識のうちに煽る。
「すまない四季……。指では我慢できない」
「ぁ♡いいよ……ご主人様の、ッ♡入れてっ」
カチャカチャとベルトを外す、その仕草がいつもより早急で。無陀野から求められていることに四季は嬉しくなる。
胡座をかく無陀野の上に乗り上がり、挿入の瞬間を、待ち望む。
無陀野の、硬く勃ちあがったソレは、四季の5人の彼氏のうちでも一番大きい。
だが、さきほどまで沢山咥えこんできた四季の膣内は、ソレをあっという間に奥まで呑み込んでいく。
無陀野の上で、四季は自らも腰を振りはじめた。
「ン♡はぁ……♡熱っ……ムダ先、はじめて、ナマでッ、して、くれんだね♡」
これまで無陀野は、1度たりとも、ゴム無しで挿入したことはなかった。
なのに、それをしないくらい、余裕がないんだと分かった四季は、これ以上ないほどの幸せを感じた。
「ムダ先ッ♡ぁ、すき、好き」
「ご主人様、じゃなかったのか?」
「ん♡ぁ、ごめ、なさいっ、ごしゅじんさまぁ♡」
四季の動きに合わせ、下から何度も突き上げながら、無陀野は目の前で揺れる乳房を口に含む。
「んあっ♡ぁ♡吸っちゃ、やぁ♡」
そう言いながら四季は、腟内をキュウキュウとしめつける。
無陀野は、『ここで四季がヤダと言うのは本心ではないと分かっている』とばかりに、尖った乳首を舌で転がしたり、歯で甘く噛んだり、と激しく愛撫を続ける。
「んんッ♡きもち、イクッ……ごしゅじんさまぁ、イ、っちゃう♡」
「俺も限界だ……ッ、四季……」
「ん、ナカで出して♡だいじょぶ、な、日、だからッ♡」
「お前が生理後なことくらい、知っている」
四季の生理周期を把握している、という何気に恐ろしい発言なのだが、四季はそれに気づかない。
「ん、ぁ、ッ♡イ……クっ♡♡♡♡」
腟内のざわめきと締め付けに誘われるように、無陀野も尿道から精液が駆け上がる感覚に身を任せた。
「ーーッ!」
「ふぁ……♡ナカ……出しっ♡うれし……ぃ♡」
そのまま、チュ、チュ、と甘いキスを繰り返す2人に、紫苑は口を尖らせた。
「なんだかんだ、無陀野先輩は、一ノ瀬に甘いんだよねぇ。お仕置、しなかったし」
真澄は、そんな紫苑の足を軽く蹴っ飛ばす。
「だから俺らが、『分からせ』やってやるんだろーが」
「でも真澄先輩、馨も、甘々セックスでしたよー」
「あ゛?」
「チクるなよ紫苑……。はぁ……。
すみません。四季ちゃん、あんまりにも可愛いから」
「甘やかすなよ。アイツは少しでも目ぇ離すと、とんでもねぇことするぞ」
「さすがに、もう大丈夫でしょう」
「どうだかな?」
「なぁ、一ノ瀬。無陀野先輩にだけ好き好き言っちゃってさぁ。俺らには言ってくれねーのー?お仕置されて、ヤになった?」
紫苑の声にゆったり振り向いた四季は、トロンとした瞳のまま、応える。
「……すき。俺が悪かったんだし……真澄さんも、紫苑さんも、薫さんも……好きに、きまってんじゃん」
3人はその返答に満足し、1人ずつ、四季へと優しいキスを送った。
そして、その場にいない京夜だけ、それを聞きそびれてしまったのだった。
5人連続で相手にした四季は、さすがに足腰立たず、無陀野に再びお姫様抱っこされながら、店を後にすることになった。
隣を歩く京夜が、「四季ちゃん、2日分のお給金、ちゃんと給料日に振り込まれるって」と四季の頭をヨシヨシと撫でた。
「マジ?よかった……これでモヤシ以外が食べれる」
二日働いて35,000円稼いだ四季が、ホっと胸をなでおろした。
それを聞き、紫苑が笑った。
「金ねーの?なら馨から借りろよ」
「それはいいけど……紫苑はこの前の早く返せ」
「パチ屋で勝ったら返すー」
「は?」
馨が紫苑に、文句を言っていると。
「金がないから、バイトしたんだな」と無陀野がため息をついた。
「うん……仕送りでゲーム機、買っちゃったら……」
「モヤシでは元気が出ない。飯くらい俺が作ってやるから、暫く俺の家で暮らせ、四季」
「ちょっとちょっとダノッチ!お金なら俺が出すよーっ!だから、うち来て?メイドさんやってー♡」
「あ゛?飯食わせるくらいなら、俺の家でも良いだろ。大学から一番近ぇ」
「まっすー、チャーハンとカレーしか作れないのに?」
「モヤシよか栄養あんだろ」
四季と5人の彼氏は、互いにわちゃわちゃ言いながら、すっかり日が暮れた道を進む。
『誰の家に来させる?』
という論争が本格化していき、四季は困った。が。
(俺、相当、愛されてるみたい)
じんわり自覚し、微笑むと、無陀野の腕の中で目を閉じた。
そのまま、襲ってきた睡魔に身を任せ、スゥスゥと寝始めた四季が、
『四季の給料日が来るまでは、
1日ずつ順番に、皆の家に行くこと』
と、勝手に決められていたルールに驚くのは、彼女が目覚めた後の話。
余談であるが、次に四季が大学に行ったらモブ山の姿が大学から消えており、
「アイツ、なんか知らねーけど、退学したんだって」
「未成年に飲酒させたり、淫行はたらいたりしたの、バレたらしーぜ」
「遊び人も、遊びすぎには注意しねーとなー」
という噂話が飛び交っていたという。