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るぅと「莉犬〜?準備出来た〜?」

莉犬「まって〜今行く〜!!」

今日は莉犬と遊園地に行く。僕にとっても莉犬にとっても久しぶりの外出だからちょっとワクワクする。何より莉犬と出かけれることが、1番嬉しい!!










キーン

いつも頭が痛い。退院したのに耳鳴りがする。やっぱりまだどこか悪いのではないかと考えてしまう。今日はるぅとくんが遊園地に連れていってくれる。頭が痛いけど楽しみだ。

俺は記憶喪失だという。何かを思い出そうとしても無理だ。すぐに頭が痛くなってしまう。たぶんるぅと、と言うやつが1番俺と仲のいい人だったんだろう。

るぅと「莉犬〜?準備出来た〜?」

るぅとくんから声をかけられた俺は 、

莉犬「まって〜今行く〜!!」

と返事した。この生活にもだんだん慣れてきた。だけどあとひとつ何かが足りない。思い出せない何かがある。俺はいつになったら思い出せるのだろう。













るぅと「莉犬!着きましたよ!」

莉犬「うん!ありがと!」

るぅと「何から乗ります?やっぱりジェドコースターですか?」

莉犬「うーんそれもいいけどあれに乗りたいな」

莉犬は指を指す。それは観覧車だった。

るぅと「、、、いいですよ。」

「行きましょうか。」

莉犬「るぅとくん嫌だった?嫌なら別にいいけど、、、」

るぅと「いえ、大丈夫ですよ!行きましょう!」

莉犬「うん、」

この観覧車は昔、莉犬が記憶喪失になる前にデートで乗ったところだ。僕にとってはとても懐かしい場所である。




るぅと「やっぱり観覧車はいいですねぇ〜」

莉犬「そうだね、高いから色んな景色が見れるよ。」

もうすぐ頂上へ着く。ここで僕と莉犬はキスをした。もしかしたら頂上へ着いたら莉犬の記憶が戻るかもしれない。僕は頂上に着くのを待つ。

莉犬「るぅとくん見て!頂上だね!」

僕は君に近づく。僕は君にキスをする。

莉犬「るぅとくん?」










ドクンッ!!

俺はその場に倒れ込む。これまでの記憶が蘇る。

莉犬「るぅとくん、、、」

るぅと「莉犬っ!」

あぁなんて僕は酷いことを、謝りたいのに言葉が出ない。呼吸が早まる。

莉犬「はぁはぁはぁはぁ」

るぅと「莉犬!莉犬!ゆっくり息してっ!」

るぅとくんの声が聞こえなくなる。せめて最後に

莉犬「るぅとくん、だいすきだよ。」

意識が霞む。呼吸が出来なくなる。

るぅと「莉ーー!ーーもーーーーーよ。」

るぅとくんの声が聞こえない。  僕は意識を失った。






















「お前誰?」

俺は病室に入ってきた誰かに言う。

「僕はるぅとって言います!」

「そうか、俺は莉犬と言う。」

るぅとと語ったやつはなんだか悲しい顔をしていた。

本物の○○は僕は/俺はもう分からない

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