テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
――少し離れた位置。
高良が、静かに口を開く。
高良「……愛空さん」
愛空「……なに」(見ない)
高良「突然いなくなられるのは、おやめください」
愛空「……」
高良「非常に困ります」
愛空「……それだけ?」
高良「……」
愛空「心配とかじゃなくて?」
高良「……しております」
愛空「……嘘」
高良「……嘘ではありません」
愛空「じゃあなんで」
愛空「こんな普通なの…」
愛空「ウチにあんなこと言わせといて…」
空気が張り詰める。
高良「……申し訳ありません」
愛空「それしか言えないじゃん」
高良「……はい」
愛空「……最低」(小さく)
高良「……」
――何も返せない。
それが答え。
愛空「……分かってるよ」
愛空「高良は何も悪くない」
愛空「悪いのウチだから」
愛空「勝手に好きになって、勝手に壊れてるだけ」
――自嘲するように笑う。
愛空「……ねえ」
誰にも向けない声。
愛空「どうすればよかったの…笑」
誰も答えられない。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!