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橙「まだかなぁ、、♪」
今日は休み、
俺はある人物と待ち合わせをしていた。
久しぶりに会う為知り合いなのに少し緊張している。
桃「….ところで、俺も一緒に居ていいの?
久しぶりに会うんでしょ?」
橙「大丈夫やよ、向こうも会いたいって言っとるから」
以前電話で桃ちゃんの事を話したら向こうから是非会いたいと言われ桃ちゃんも一緒に来ることになった。
桃ちゃんと言うのは正真正銘桃さんの事だ。
付き合ったということで名前を変え敬語も辞めることにした。
さん付けなしで名前を呼んだら仔犬みたいに喜ぶ彼の姿が今でも忘れられない。
にしてもどうしてあの人は桃ちゃんに会いたいと言ったのだろうか、、会ってみたいだけって言ってたけど、、
桃ちゃんは桃ちゃんで俺の手を握りながらずーっとガン見している。
そんなに見られるとさすがの俺でも照れる。
?「おーいっ、橙くーん!」
橙「、、!」
そうこうしているうちに待ち合わせの人物が現れた。
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🩷side
今日は橙くんの知り合いに会えるそうで
俺も同席することになった。
正直緊張はしている…けど、ワクワクしている橙くんが可愛くてそれどころじゃない。
橙くんで心を落ち着かせている時
?「おーいっ」
どこかで聞いたことのある声が聞こえた。
こちらに小走りで走ってくるのは橙くんよりも少し小柄な人だ。
青「お待たせ♪」
サングラスを取ったその顔は
人気俳優の青さんだとすぐに分かった。
桃「、、!もしかして……」
橙「俺の従兄弟の青ちゃん!俳優なんよ~!」
目を輝かせながら俺に紹介をする橙くん。
その可愛さとは裏腹に俺と青さんはお互い見つめあった。
青「……初めまして、橙の従兄弟の青です……よろしくね♪」
桃「はじめまして….橙くんとお付き合いさせてもらってる桃です、、よろしくお願いします♪」
橙「あ、俺飲み物買いたいんやけど….」
青「いいよ、行ってきな。」
橙「すぐ戻るから、!」
そういい、走って飲み物を買いに行った。
桃「……。」
青「…………。」
沈黙が続く。青さんの視線が何気に痛い。
青「……橙くんから君のことは聞いてるよ。
世話になったね。」
桃「あ、いえ….. 」
礼儀正しく俺にお礼を言い彼は続けて言う。
青「…高校にいる時の橙くんってどんな感じ?」
___一瞬ドクンッと胸がなった。
疑問形なのにどこか見透かしているようで。
本人に許可を取らずに言ってもいいのだろうか。
でも橙くんの事だ、例え身内でも言わないだろう。
けど勝手に言ってしまうのも、、
青「…あの子は自分一人で抱え込む子だ。」
青さんが口を開いた。
青「気が強い子だけどその分寂しがり屋だから
……君が、僕の代わりに橙くんを守ってね。」
桃「、、!」
青「ただ、逆に君が傷つけたら許さないからね。……覚悟しててよ」
桃「……はいッ!」
心が急に楽になった。
認めてくれた気がして嬉しさもあり…信用された気がした。
桃「…絶対に俺が橙さんを守ります。」
青「……よろしくね、」
俺に微笑みを返した青さんの顔は優しく見守ってくれている眼差しだった。
おまけ
仕事のことを考えているように見せかけて
橙くんのことしか考えていない青さん。
裏で休憩中の(今回は出番がない)3人方。