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テラーノベル(Teller Novel)
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それから車で大学まで移動した

アルファが高級車に乗るのはわかるんだけど、オメガが高級車から出てきたら騒ぎになるかもしれないから、大学の手前で降ろしてもらった

「いいんですか?ここで」と高瀬さんが言う

「うん。ありがとうございました」とお礼を言って、出ようとした瞬間腕を掴まれた

パッと掴まれた方を振り返る

案の定、掴んだのは怜央さんなわけで、「なんですか?怜央さん」と言う

「いや、なんでもない。頑張れよ」と言われた

が、頑張れよ…。だって

染みる。心に染みるよ

僕が内心喜んでいるのを隠しつつ「ありがとうございます!」と最高の笑顔で言った

怜央の「ウグッ」という声はゆきの耳に届くことはなかった

これなら、講義も頑張れる!

そして、怜央さんと高瀬さんのお陰で5分前には講義室に入室できた

その数分後ぐらいに悠羽が来た

僕の元にやってきて「おはよぉー」と眠たそうに言う

僕も「おはよう」と返す

悠羽も座って講義が始まった。

悠羽はうとうとしながら必死に耐えていたが寝てしまった

僕はそのまま授業を受ける

そして、講義が終わり、次の講義、また次の講義と進んでいった

最終講義も終わり、やっと帰り

「ん~疲れた!」

「そうだね。ファ~」とまた欠伸をする

悠羽はどんだけ寝るんだよ

あっ、そういえば高瀬さんが待ってるんだった

待たせちゃいけない!そう思い急いで準備をして、悠羽に「先に帰るね!バイバイ!」と告げて講義室を出た

コケないように急いで早歩きをしていると、門の前に人だかりがある

ん?なんだろ…

急いで門に近づく

何故か嫌な予感がする。嫌な予感しかしない…。

人混みをかき分けて、やっと抜け出せた

僕だけ目の前に出ちゃって、みんなワァーワァー言ってたのが一気に静まり返る

誰あの子みたいな感じ

もう一度戻ろうかな

そう思い、後ろに立ち去ろうとした瞬間。「ゆき」と聞き覚えのある声がした

その聞き覚えのある声は怜央さんだった

運命の番ってそんなに溺愛するものなのぉーーー【一次創作】

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