side 藐 .
佐久間が急にそんな事言うから、つい飲んでたお茶を吹き出しそうになった。
「ちょ、ちょっと待て!」
まずお笑いなんてテレビでたまに見るくらいだ。それが俺にいや、俺達にできるわけがない。
佐「んぇー!いいじゃん、やろーよ!」
言い出した佐久間が頬を膨らましている。
「いやいや、無理だって!!」
佐「やるだけやってみよーよぉ!!」
駄々をこねだしたので、もう呆れた。今の佐久間には何を言っても通じなさそうなので、あまり話を聞いていなさそうな宮舘に話し掛ける。
「涼太はどう思うよ?」
案の定、あまり聞いていなかったのだろう。少し驚いた顔でこっちを見る。
宮「…ごめん、何が、?」
佐「涼太、聞いてなかったの!?」
宮「ごめんね、次の仕事の事考えてた…」
佐「人の話は聞けーいっ!」
軽く宮舘の頭を叩く佐久間。ツッコミにでもなった気なのだろうか?
宮「いや、本当にごめんね、?」
「それで、なんの話だったの?」
叩かれ少し崩れた髪を片手でスマートに直しながら、ようやく話を聞く。
佐「今度は1回しか言わないからねっ!」
「俺達で、お笑いやってみたいな~って!」
しばらく沈黙が続く。
「やっぱ無理だよな?わら」
「俺はやんねーから…」
と言いかけると、宮舘が何かを言いたそうなのが目に入った。
「…涼太、どした?」
宮「…やってみたいかも、」
意外過ぎる言葉に全く言葉が出ない。宮舘はファッションモデルをやっているから、そういうものには興味が無いと思っていた。
佐「んぇ、まじで!?」
佐久間も意外だったのか、嬉しそうにしながらも目を見開いていた。
宮「うん、結構やってみたい、」
好奇心が溢れている目で、それは可愛らしい子供みたいに。
佐「んね?舘様も言ってるし!」
「あとはお前だけだぞぉ!」
佐久間からの期待のような眼差しにはまだ耐えれたものの、宮舘の笑顔には耐えられなかった。
深「…はぁ、わーったよ、」
佐「やったー!けってー!」
… 。
𝐍 𝐞 𝐱 𝐭 ▸ ▸ ▸ ♡×100 💬×1 。
( 調子乗りました、すません。 )
コメント
14件
初コメ、フォロー失礼しますっ! 遥春さんのどの作品も神すぎます!🥺💞 応援してますっ!!
うん…速攻推すわ☆…((((