コメント
2件
ygdr×gt微🔞有り
なんでも許せる人向け
ボツ作品
流れが早い
『』→ぐちつぼ
「」→ぐちつぼ以外
ぐちつぼ視点
「お金が無くなる。このままじゃギャングとしてやっていけなくなるかも。」
らっだぁがそう言ったのは一週間前くらいだ。
こっそりと、俺だけにそう吐露したらっだぁは酷く疲れた様子だった。
「ギャングとしてやっていけなくなるかも」
その言葉を聞いて心臓がドキリと跳ねた。
そんなこと、絶対に起きてはならない。
俺はここ1週間本気で犯罪に取り組んだ。
でも犯罪をどれだけ頑張っても、怪我の治療費や罰金や銃などの道具の調達やらでお金が増えることはなかった。
そして昨日、ギャングのお金が無くなりそうな事をメンバー達に伝えた。
でもギャングとしてやっていけなくなるかも知れないことは言わなかった。
事情を知ったメンバーたちはお金を節約しながら小型犯罪を頑張っている。
俺は犯罪よりも稼げそうな個人医として怪我人を見境なく助けた。
それでも、1日で稼げた金額を見て絶望した。
全員分の銃の弾を買ったら余裕で無くなるくらいの金額。
「ギャングとしてやっていけなくなるかも」
らっだぁが言ったセリフが脳に響いた。
なんでもいい。どんな方法でもいい。
お金を、稼がないと。
らっだぁは責任を感じているのか大分やつれている。
メンバー達にはずっと仲良く、元気に過ごして欲しい。
俺が、俺がどうにかするしかない。
焦りながら求人サイトを見漁る。
すごいスピードでスクロールしながら1つの仕事に目が止まった。
「1回1億。」
その驚異的な値段だけが目に入った。
仕事内容をちらりと見てこれしかないと思った。
俺は迷わず仕事の応募をした。
朝、支度をしながら昨日の出来事を思い返した。
それからもう一度、俺が応募した仕事の内容を確かめた。
『はぁ〜、、、まじかよ、、、』
自然とため息が出た。昨日勢い任せに応募したことを後悔した。
昨日、応募して直ぐに連絡が来た。「明日からよろしくお願いします」と。
だから今こうして支度をしている。
憂鬱で、不安で仕方ないけど今も皆は頑張ってお金を稼いでいる。
俺も頑張らないと。そう思うことでなんとか士気をあげる。
時計を見ると既に時間は8時。俺はスマホのフォルダにある写真を見る。
楽しそうに笑うらっだぁ。ふざけ合いながら笑うメンバーたち。
この平和を守るために頑張るんだ。
俺は心が自然と落ち着いたことを感じてから仕事に向かった。
「これがマニュアル。あとは適当にやって。大体満足してもらえるから。」
『はい、、、。』
「元気にね。折角顔良いんだから。」
『、、、ありがとうございます。』
『じゃあ早速1人目行ってきて。』
『はじめまして。ぐちつぼと申します、、、。』
「そーゆー硬いの良いからさ、早くやるぞ。」
『ぁっ、』
「なに?君初めてなんだ?じゃあ特別に解かしてやるよ。」
『、、、ッ』
「君愛想ないね。まあ顔いいし、体もいいからギリやれるけど。」
『ごっ、ごめんなさい、、、』
「いいよ。てか早く脱いで?」
『、、、ッはい。』
『ふッ、、泣、ぅ、、んっ』
「なに、泣いてんの?気持ちよすぎるかな?」
『、、、ッ、はいっ、ぅ、』
「ちょっと、もっと喘いでくんない?」
『はいっ、泣、ん、あぅ、っ』
「下手だねー、ま、いいや中締め付け凄くて気持ちいいし。」
『あっ、や、やだッ泣、んんっ、やだ、いたぃッ』
「んっ♡そうそう。いいね自然でかわいい。キスしよっか♡」
『あ、やだっ!、いや、っ!、、ッ、』
「あー♡イきそ♡」
どさりと適当に渡された1億円をもって逃げ出していた。
分かっていた。どういうものか分かっていたはずなのに、どうしても気持ち悪くて辛い。
無理やり入ってきたナカも、無理やりキスされた唇も、全部気持ち悪くて道端にしゃがんで吐いていた。
なんで、俺があんなオジサンの御奉仕をしなきゃいけないんだよ。
なんで俺のハジメテがあいつなんだよ。
分かっていたことなのに怒りと悲しみで手が震えた。
視界が涙でぼやける。
震える手でスマホを開いて写真を見た。
それから鞄に入れた1億を見る。
涙が溢れた。最悪で、最低で、怖いけど、これしかない、そう確信した。
今日で1億、1日で1億。これをあと9回したら10億。
鳥肌がたった。これを、あと9回、、、?
いや、これでいい。これでギャングが救われるなら、それでいい。
俺はなんとか立ち上がってアジトへと向かった。
朝起きて、誰もいないことを確認してから金庫に1億円を入れた。
それから支度をして、仕事に向かう。
今日の相手に会う前に鏡を見て、隈が目立っちいることに気づいた。
会うのが楽しみで寝れなかったことにしようか。
そんなことを考えている自分に驚く。順応性が高すぎる。
今日、「満足してもらえれば1億以上貰えることもある。」と言われた。
つまり、俺がプライドも恥も感情も全て捨てて素直に御奉仕すればいいってこと。
昨日の夜色んなことを考えて、色んな感情と向き合って、全て諦めることにした。
俺はギャングが救われるならそれでいい。
水を一口飲んで、マニュアルを確認して、口角を上げて、今日の相手の家に入った。
1億、2億、3億、4億
この仕事ももう慣れた。
適当に甘い言葉を吐いて、適当にセックスして、適当に喘いでおけばいい。
それで1億。
メンバーの頑張りもあってだんだんとお金が増えてきた。
らっだぁは元気を取り戻し、アジトに笑顔が増えた。
それが何より嬉しかった。
キモいオジサン達も、穢れた自分の体も、どうでも良くなるくらい嬉しかった。幸せだった。
自分に限界が近づいていることになんて気づかなかった。
『ありがとうございました!いやー、まさかリピートしていただけるなんて!』
「君はほんとに可愛くていいね。またよろしく。」
2億。こいつは使える。
『ありがとうございました〜。まったく騎乗位なんて初めてで、、、上手くできましたかね?』
「良かったよ!満足満足!」
1億。くそっ、あれだけ頑張って1億かよ。
『ありがとう、でも本当にあれだけで良かったの?』
「いいんです!それに、凄く気持ちよかったから、、、」
1億。フェラだけで1億はラッキーだな。
「出てけ。お前の顔なんてもう見たくない」
『あはは〜、、、ありがとうございました〜、』
報酬なし。ありえねえ。こっちがどんな思いしてやってると思ってんだよ。
ラッキーな日もあれば最悪な日もある。
そんなこんなで仕事は続けている。
最近やっとお金に余裕が出来たけど、俺がこの仕事を辞めれば直ぐに生活が危うくなるだろう。
まだこの仕事は続けなければいけない。
ふと、自分のしていることを思い返した。
演技とはいえ、色んな男に善がっている自分。
もう、なんでも受け入れるようになってしまった自分の体。
何度男の精液を飲んだだろうか、何度精液をナカに出されただろうか、何度体を弄られてイっただろうか。
思い出さないようにしていた恐怖が腹の底から這い上がってきて久しぶりに吐いてしまった。
自分の体が、怖い。嫌い。
思考がハッキリしないままコンビニでカッターを買っていた。
キスマークが目立つ腕に乱暴にカッターで線を書いた。
流れる血を見て、穢れたものが落ちていく気がした。
無我夢中で腕を傷つけて血を流した。
すれ違った人の叫び声でやっと我に返った。
自分の腕を見て、しばらくしてから痛みを感じた。
急いで買った包帯で腕を巻いて血をとめた。
痛みとか、怖いとかの前に、らっだぁ達にはバレないようにしないとと思った。
幸い袖の長い服を来ていたから上手く隠すことが出来た。
おぼつかない足取りでアジトに向かいながらやってくる明日を思い絶望に呑まれた。
朝起きて、憂鬱な気分を消し飛ばすように1本腕に線を書いた。
流れる血を見ながら新しく包帯を巻き直して、支度をしてアジトを出た。
今日の相手はどんな人だろう。早漏だといいな。
あとお金いっぱいくれる人。
そんな事を考えていたらいつの間にか目的地についていた。
スマホのカメラを鏡代わりにして、髪の毛を整え口角を上げた。
今日もバッチリ。
インターホンをならす。
ガチャリと空いたドア。
『はじめまして!ぐちつぼと、、、』
「知ってるよ。ぐちつぼ。」
『、、、へっ?』
そこに立っていたのはらっだぁだった。
状況が理解できない。なんで、ここに?
「なんでここにって思ってるでしょ。まあとりあえず上がりな。皆いるよ。」
『えっ』
家に上がるとぺいんと、ふわっち、ローレンがいた。
「ごめんね、呼べたのこの3人だけなんだけど、、、」
『は、、、?、、、4Pなら1回4億、、、?』
混乱し過ぎて意味のわからないことが口から出た。
その瞬間ギュッと強く抱きしめられた。
「ごめん。ごめんねっ、辛かったよね、ごめんっ」
『ぇ?』
「もうこんな事しなくていいから。本当にごめん。もっと早くに気づくべきだった。」
らっだぁの震える声を聞きながら俺はなぜバレたのかで頭がいっぱいだった。
バレないようにしていたはずだ。
こんな、穢らわしいこと絶対にバレたくなかった。
『なんでっ、はッ、やだっ、ごめんなさっ』
「ファイナル!」
突然大きな声で遮られた。らっだぁが離れてロレさんと目が合う。
「俺はファイナルのことが好きだ。、、、どんなファイナルでも好きだ。」
「俺もっ」
ぺいんとが続いた。
「俺もっぐちーつが大好き、!ふッ泣、ごめっ、ぐちーつ、力になれなくて、、、」
「ぐちさん。ありがとう。俺たちのために。でももう良いんだよ。ちゃんと自分のこと大事にして。」
ガクッと力が抜けた。
その場で座り込んで、息も絶え絶えにただ涙を流した。
子供のように声を出して泣くなんて久しぶりだ。
4人に抱きしめられて自分が浄化していく気がした。
今までやったこと、間違っていなかった。
苦しかったけど、こうして愛を感じられたことがどこか嬉しかった。
泣いて、泣いて、泣いた。
今まで耐えてた分全部吐き出した。
そしたらなんかどっと疲れて、そのまま眠りについた。
あれから大分月日がたった。
もちろん、今もゆぐどらしるは健在だ。
仕事はやめて、今はもう犯罪1本。
お金が無くなる前と同じような生活をしている。
ひとつ変わったことといえばギャングのメンバーと体を重ねるようになったことだ。
体を重ねるのはらっだぁが1番多いだろうか。
俺は自分の体が怖くて仕方なかった。そこでらっだぁが俺たちで上書きしようと言い出して、体を重ねるようになった。
そういえば昨日『1億くれたら騎乗位してあげるよ』とブラックジョークを言ったら馬鹿みたいに顔を強ばらせていて面白かった。
そんなことを思い出しながら俺は思った。
そういえばまだキスはしてないんじゃないか?
唇もちゃんと上書きして欲しいのに変なところ律儀なんだな。
俺は隣にいるらっだぁに声をかける
『らっだぁ』
「んー?」
『こっち向いて』
「なに?、っ!」
こっちを向いた瞬間にキスしてやった。
らっだぁは驚いた顔をして固まっている。
『ふははっ』
なんだかおかしくって笑いが溢れた。
俺ってばなんだかんだ幸せ者かもな。
ごめんなさい最後適当で!もう終わり方難しすぎる!