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あいつは私のことを【姫】といった
私はその時【裏切り姫】といった……まぁ、察しのいいひとなら大体はわかると思う
私はネイバーの【姫】だった
私の両親はネイバーフッドの結構繁栄していた国の国王、王女……そして私はその間に生まれた姫
だが…私が産まれたばかりの頃、国は別の国……戦力上位クラスの国が攻めてきた
私の国は基本的に平和主義のため戦力は殆ど下位である
まぁ、そんな戦力皆無の国に戦力上位の国が攻めてきたら…分かるよね
私の自国は滅んだ…
親は私をこの世界に逃がしてくれた
だが、逃がす際にゲートの影響で私の記憶はオセロのように全て真っ暗に変わった…
だが、今は違う……あいつに会った瞬間オセロがひっくり返るように全て思い出した
この世界でお世話になったあの人達(育ての親)には迷惑かけたなぁ…
渚桜)帰って来れる…よね
あいつのサブトリガーは【自分より上のやつと相手する際】武器の強化、自身の強化が勝手にされる
しかも実力差が広ければ何倍……何倍と強くなる
説明がしにくいなぁ…簡単に数字に表そう
さっきのやつが1、私が1000としよう
私とやつの間には999…
だから奴はまずは自分の強化…訓練とかだね
それでまずは自分を998まで強化
あとは自分のサブトリガーで1002まで…上回る力を手に入れた
それにあいつトリオン兵呼んでたよね?
あのトリオン兵も自分の力とリンクしていて彼氏の人数×1002
うーん……分かるかなこれで…
まぁ、分かったらいいかも!
渚桜)自分より弱いヤツにはあのトリガー効かないからそこまで引っかかることは無いと思うけど…
しばらく心配と不安で落ち着かなかったが数時間後には何とか全員が帰ってきていた
渚桜)よか…たぁ……
全員は少しボロボロになっていたが怪我はなくて無事だった
迅)それは俺達のセリフだ…ひとりで突っ走ってボロボロになって緋咲はギャン泣きで…
渚桜)あははぁ…ごめんね
暫く文句を言われたあと「渚桜が何者なのかも全部教えてもらった」とヒュースが言った
渚桜)あ〜……まぁ、そりゃそうか笑
あいつ……喋りやがったな…
渚桜)ご、ごめんね…まさか自分が記憶なくて……しかもネイバーだったとは思わなくて…
布団を握って少し苦い笑顔を浮かべることしかできなかった…
カゲ)……アホかテメェ
カゲはそう言って頭をこっんっと殴った
渚桜)あいたっ…な、何よ!
カゲ)俺らが惚れたのはお前自身だ、お前がネイバーだからって興味本位じゃねぇ、好きだから…惚れたから今こうやって一緒にいるんだろ殴るぞ
渚桜)な、殴られたくないなぁ笑
でも、嬉しかった
カゲは私が何かしらの心配や不安を抱えているのを分かってそういう事を言ってくれた…本当に嬉しかった
渚桜)緋咲
緋咲はすやすやと私の上で寝ているが優しく抱き締め「あなたにね、桜の名前あげる」と言うとへにゃっと可愛い笑顔を見せた
渚桜)フフッ…桜って名前さ…私の名前の1部から抜き取ったものでもあるしさ……家系代々受け継がれてきた名前なんだ笑
少し笑ってそう言えばとりまるが私に抱き着いて「もう……無理しちゃだめなんですよ…しよう物なら縛って部屋に閉じ込めますから…」と心配すぎるがあまり監禁宣告(?)をされた
渚桜)はいはい笑もう無理しませんよ笑
優しく頭を撫でると「無理したら絶対縛りあげますからね!分かりましたか!」と、鬼の形相で言われ思わず「ひゃ、ヒャイ…」と珍しく怖気付いてしまった笑
私は神原渚桜
子持ちの幸せ者だよっ!★
この記憶は私が幸せを刻んだ一刻を示す記憶
消えてもまた思い出す…絶対、二度と消さない、消させない
私の幸せを壊すもの…脅かすものは私の手で殺す
何があっても、絶対……私の幸せを守るために…娘を、彼氏を守るために…何があっても……