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こと-koto
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午後は海水浴と言うより、海水漬けという感じ。
まあ食べ過ぎという訳だ。
それでもやらなければならない事がある。
「セルビンを回収してこようか」
という事だ。
「そうだね。こんなに釣りとかで釣れると思わなかったし」
そう、それで1日放っておいてしまった訳だ。
という事で、僕と彩香さんは重い身体でバケツと袋を持って旅立った。
まず最初のセルビン。
小さいカニが2匹。
「これは海に帰していいよね」
「そうだな」
という事でセルビンのみ回収。
2個目、空。
3個目、ヤドカリ。
そんな感じに延々と海に帰しては回収して。
そして何個目だろう。
「何か気のせいか、重い気がする」
と引き上げたところで。
「何!」
思わず彩香さんはセルビンごと海に落としてしまった。
僕が紐を引いて再回収。
「これは……ウツボだよな」
ウツボとしては小さい方だろう。
それが折れ曲がった形で、セルビンにキツキツに詰まっている。
「これは面白いから回収しておこう」
「一応、水入れたままバケツに入れようか」
そんな感じで、おっかなびっくり回収して。
そしてまたしばらく、セルビンの中身を海に帰す作業を続けた後。
「また何か変なの入っている」
引き上げてみると、足を出そうとしてきた。
これは間違いない。
「タコだね」
「タコかあ」
これも水に入れたまま回収。
結局、小魚やカニは海に返したので、獲物としてはウツボとタコだ。
「でも面白いモノが入ったからいいか」
「そうだね」
2人で空のセルビン18個と、中身入り2個を持って帰る。
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