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#BL
kaede🍁
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おその★
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篝火

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車が事務所の駐車場へゆっくりと停まる。
エンジンが切られると、四人は自然と窓の外へ目を向けた。
そこには、一人の姿があった。
岩本だった。
腕を組みながら車が来るのを待っていたらしく、四人に気付くと優しく笑う。
「お疲れ。」
車から降りた目黒へ歩み寄る。
「送迎ありがとな。」
「助かった。」
目黒は照れくさそうに笑った。
「全然。」
「俺も迎えに行きたかったし。」
岩本は小さく頷くと、今度は阿部、深澤、渡辺の三人へ目を向ける。
三人とも、病院を出た時より少しだけ表情が硬かった。
これから待っている話し合い。
九人全員と向き合う時間。
緊張しないわけがない。
岩本はそんな三人の前まで歩いてくる。
「大丈夫。」
それだけ言って、穏やかに笑った。
「心配しなくていい。」
「みんな待ってる。」
「ちゃんと味方だから。」
その言葉は短かった。
でも、不思議なくらい安心できた。
三人は顔を見合わせ、小さく頷いた。
「行こう。」
エレベーターに乗り、目的の階へ。
廊下を歩くたび、緊張が少しずつ高まっていく。
やがて、一つの部屋の前で足が止まった。
「入るぞ。」
岩本がドアを開ける。
部屋へ足を踏み入れた四人は、一瞬固まった。
「……え?」
テーブルいっぱいに並んでいるのは。
大きなケーキ。
ピザ。
唐揚げ。
サンドイッチ。
フルーツ。
飲み物。
色とりどりのお菓子。
まるで季節外れのクリスマスパーティーのようだった。
ラウールが真っ先に振り返る。
「来た!」
康二も満面の笑みで手を振る。
「おかえりー!」
佐久間は勢いよく両手を広げる。
「退院おめでとう!」
宮舘も穏やかに微笑みながら頷いた。
「おかえり。」
その一言だけで、阿部の目が少し潤む。
深澤も渡辺も、言葉を失っていた。
誰一人、驚いた顔をしない。
誰一人、気まずそうな顔もしない。
そこにあったのは、いつもと変わらない仲間たちの笑顔だった。
ラウールが三人の前まで歩いてくる。
じっと顔を見つめて。
「うん。」
満足そうに頷いた。
「三人とも。」
「めちゃくちゃ美人。」
「え?」
阿部が思わず聞き返す。
康二も大きく頷く。
「ほんまや。」
「モデルさんみたいやで。」
佐久間は目を輝かせる。
「可愛い!」
宮舘も静かに微笑む。
「綺麗だね。」
照れくさそうに顔を見合わせる阿部、深澤、渡辺。
深澤が苦笑する。
「もっと気まずくなると思ってた。」
ラウールは不思議そうな顔をした。
「なんで?」
「姿が変わっても。」
「俺たちの大事なメンバーでしょ。」
その何気ない一言に、三人の肩から少しだけ力が抜けた。
目黒はそんな様子を見て、小さく笑う。
やはり、この九人なら大丈夫。
そう確信できる空気が、部屋いっぱいに広がっていた。
コメント
2件
うわ…38話、めっちゃ良かったです🥺💔 岩本さんの「大丈夫。ちゃんと味方だから。」って、あの短い言葉がめっちゃ刺さりました…。あと部屋に入ったらパーティーって、想像してた重い話し合いと違う展開に涙腺崩壊しそうになりました。 ラウールの「姿が変わっても大事なメンバー」って言葉、優しすぎる…。三人の肩の力が抜ける描写が本当に丁寧で、こっちまでほっとしました。この九人の絆、尊すぎてやばいです。みらさん、今回も優しい世界をありがとうございます🤍🕊️