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同刻――
フレアの自宅にて。
「もうっ! 何なのよ! あの”余”野郎は!!」
フレアが怒りに任せ、ベッドの上の枕を叩き潰す。
「はぁ~」
彼女は大きく溜息をつく。
「思い出してもムカつくわ?まさか、私があいつの毒牙にかかるなんて……」
彼女はベッドの上で仰向けになり、天井を見つめる。
「悔しい! あのとき、パーティメンバーの忠告に従って2階層までで止めておけば……! あるいは、あの宝箱をうかつに開けなければ……!」
後悔先に立たず。
「ああー、思い出したらまたムカムカしてきたわ!! もう一回風呂に入ろう!」
彼女は立ち上がり、浴室へと向かう。
湯船に浸かり、目をつむる。
「私は、どうすればいいのかしら?」
これからのことを考える。
「悔しいけど、レアルノートの実力は本物だわ。それに、付き従っているノイシェルも……」
今のままでは勝てる気がしない。
「まあ、今は考えていても仕方がないわ。明日からも、訓練に集中しましょう。まずは、火魔法の練習をしなくちゃ……」
彼女にとって、強くなることは生き甲斐のようなものだ。
この世界において、強さとは力だ。
そう教えられてきた。
彼女が敬愛する魔王陛下により世界に平和が訪れたが、力を磨くことで貢献できることもあるだろう。
彼女はそう考えていた。
「それにしても……。あいつの指、すごくたくましかったわね。男の人はみんなそうなのかしら……」
彼女の脳裏に、ディノスの感触が残る。
「……って、何を考えているのよ!? あんな変人相手に!」
彼女は自分の頬を思い切り叩く。
ディノスは、一人称が”余”などという変わった男だ。
それに、取り巻きのノイシェルには”陛下”などと呼ばせている。
変人というしかない。
「しっかりしなさい、フレア=バーンクロス! あなたは将来、魔王陛下のお傍でお役に立つのよ!」
彼女は自らにそう強く言い聞かせる。
ディノスの正体こそが魔王なのであるが、それを彼女はまだ知らない。
「でも……。ちょっとぐらいなら、いいわよね? このままだとスッキリしないし……」
彼女はそうつぶやきながら、シャワーのお湯を股間に当て始める。
「んっ……。ふぅ……。気持ちいい……」
彼女は右手で胸を揉み始める。
「はぁ……。んっ……。こんなことダメなのに……。手が止まらない……。あっ……。だめぇ……。そこぉ……」
彼女の指の動きが激しくなる。
「もっと強く……、刺激がほしい……」
右手でシャワーの蛇口をひねる。
お湯の出る勢いが増す。
「んぅ……、ダメッ……。こんなこと……、はしたない……」
そうは言うものの、シャワーを持つ左手は股の前で固定され動かない。
「あ、あああ! あああぁっ!!!」
お湯が陰核に触れると、全身に電気が走るような感覚に襲われる。
そして、彼女は盛大に達した。
ここが風呂場でよかった。
ベッドの上で同じことをしていたら、濡れてしまって洗濯が大変だったところだ。
「くぅ……! 私ったら何てことを! 一度出ようかしら……」
彼女は立ち上がろうとするが、腰が抜けて動けない。
そのとき、ドアからノックの音が聞こえた。
「フレア様~、入りますよ」
メイドの声だ。
彼女は貴族であるバーンクロス家の娘であるため、専属のメイドがいるのだ。
「え!? ちょ、待って! 入ってこないで!」
しかし、その声は既に遅かった。
「失礼します。フレア様、どうかしましたか?」
「ちょ、あっ! ダメッ!!!」
フレアは焦りのあまり、シャワーの蛇口を再び開いてしまった。
勢いよくお湯が吹き出る。
そして、それがフレアの陰核を直撃した。
「えっ! うそっ! あっ! あひぃっ! んんんんっ!!!」
思わぬ刺激を受け、フレアは即座に達してしまった。
せめてもの抵抗で声は抑えたが、傍目にも丸わかりだ。
「あらあら……。これは……」
メイドがニヤニヤしながら近づいてくる。
「ち、違うわ!! 決してそういうんじゃなくて……」
慌てて言い訳をするが、説得力はないに等しいだろう。
「そうですか……。では、証拠を見せてくださいませ」
「しょ、証拠?」
「はい。それは……」
メイドがフレアに近寄ってくる。
フレアは力が入らず、ただ床に座り込んでいるのみである。
そんな彼女の足をメイドは掴み……。
ガバッ!
勢いよく開いた。
フレアの秘所が丸見えになる。
「ほら、やっぱり。ここはビチャビチャじゃないですか」
「い、言わないでよ!! バカ!」
「今日は、たっぷり可愛がってあげましょうね♪」
「な、何を言ってるの!? ちょっと! やめなさい!」
フレアの悲鳴も空しく、この後めちゃくちゃ(意味深)された。