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〇〇Side
「探偵社になりたい私は、マフィアの彼と仲良くなる」
そんなこと、有り得てはいけないのに。
中也に対しての学校案内が終わったあとは、そんな罪悪感に蝕まれていた。
それよりも、中也が何で高校に、、、と思ったが、きっと社会経験なのだろうと理解した。
_______明日からは、なるべく関わらないようにしないと。
夢の為には、彼との接触を少しでも少なくしないといけない。
〇〇「ごめんね、中也」
私はそう呟いて眠りについた。
___________________
翌日
よく眠れた翌日は、足が軽く感じる。
支度を済ませ、家を出て学校へ向かう。
幸いなことに徒歩15分くらいで学校につく。
今日も好きな音楽を聞きながらリズムを合わせて一歩踏み出す。
、、あの信号機の前にいるのは
私を見つけた中也が駆け寄ってきた。
中也「おはよ、〇〇」
〇〇「ちゅ、中也、おはよう」
正直なところ会いたくなかった。でもしょうがない。
中也「一緒に行くか?学校」
〇〇「…いいよ」
すぐ私の異変に気づいて中也が問いかける。
中也「元気ねぇのか?何か嫌な夢でも見たのか?」
〇〇「まぁ、そんなところ。寝不足で」
中也「無理すんなよ」
異能力ださえ今まで隠していた私だから、嘘をつくのは得意となっていた。
私の顔色を疑って心配してくれる中也は”優しいな”って思う。
そこから、昨日よりは少なめだが言葉を交わしながら学校に向かった。
学校についた瞬間、仲のいい友達が私のもとに訪ねてきた。
友「ねえ!?私、中也くんと〇〇が登校してきてるところ見ちゃった!!」
友「もしかして……付き合った??」
友の意外な問いかけに顔が真っ赤になる。
そう、私は恋愛に対して警戒心が低く、体制が弱い。
唯一の私の弱点と言ってもいいだろう。
〇〇「いや…付き合ってないし!まずそういうんじゃないよ…」
友「えー…私はお似合いだと思うけどね笑」
友「っていうか〇〇の好きな人事情聞いたことないし」
そういえば…確かに私、この世界に来てから1回も恋してないかも_______。
いや、してないんじゃない、しないようにしてるんだ。