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おまけ(ハマりすぎ)
“夢主にちょっと不穏ドッキリ”でぅえす。
三人称side
今日は西川が遅れるため、4人で自主練をしていた第3体育館組。疲れた果てた黒尾が突然の提案をする。
黒尾「・・・ゆりサンにドッキリしよう。」
木兎「おー!面白そー!!」
赤葦「また黒尾さんが意味わからない事を、」
月島「僕は付き合いませんヨ。」
呆れる2人と目をキラキラさせる木兎。
黒尾「いやいやちょっと聞いて??」
黒尾「もしゆりサンの目の前でダークなこと言ってさ、心配してもらいたくない?」
赤葦「それは、まあ・・・」
月島(嗚呼、唯一の味方が・・・)
木兎「よし!それやろう黒尾!!」
黒尾「ツッキーは〜?」
月島「・・・ダークな事って具体的には?」
黒尾「ん〜・・・”死にたい”とか?」
赤葦「え、それはちょっとやりすぎでは、?」
木兎「まあ大丈夫だろ!!」
とにかくはやくやりたい木兎。
月島「・・・正直、そのセリフこの4人で誰も言わないと思うんですけど」
黒尾「そりゃまーそうですけどー」
赤葦「木兎さんとかありえないですよね。」
黒尾「かと言って他は・・・」
ガララ 『西川です!遅れましたー!』
4人が会議しているところに、いきなり扉を開けて入ってくるターゲット。
黒尾「やべっ、とりあえずやるぞ!(小声)」
赤葦「ほんとにやるんですか・・・(小声)」
月島「第一いつ・・・?(小声)」
黒尾「まーまー、見ときなさいって(小声)」
『・・・?みなさん?』
黒尾「あーあーごめんなさいね」
黒尾「ほら練習するかー!」 『はーい!』
いつものメンバーで再開した練習。
数分経ち西川がみんなにタオルを配りはじめた時、黒尾は仕掛けた。
『はい!京治さん!』 赤葦「ありがとう。」
『はい!木兎さ・・・』
黒尾「あ”ー・・・、死にてぇ、」
西川とすれ違う際にぼそっとこぼした。
『ぇ?!・・・・・・』
赤葦「? どうかした?ゆりさん。」
赤葦(ごめんね・・・)
『・・・・・・京治さん、一瞬すみません。』
赤葦「あ、えうん。」
じっと黒尾の背中を見つめて考え終わった西川は、断りを入れて黒尾を追いかける。
『・・・・・・あ、黒尾さん、!』
黒尾(さあ、どう出・・・)
追いついた西川は、思いっきり後ろから黒尾の腰を蹴った。
4人「!?」 黒尾「いっ!てぇぇ・・・!!」
後ろを振り向くと涙目の西川。
『黒尾さんのバカ!大バカ!!💢』
黒尾「泣っ・・・?!すっ、すまん!」
『もし冗談でも言っていいやつとだめなやつがあるんです!!💢』
黒尾「こ、これドッキ・・・」
『黒尾さんが死んじゃったら私もうバレーしませんから!!ほんとに!!』
『もう二度と言わないでください!!💢』
黒尾「す、スミマセンデシタ・・・」
涙目でブチ切れた西川。黒尾は動揺しつつも嬉しくて口元が緩んでしまう。
『もうほんっと・・・!ほんっと・・・!!』
赤葦「お、落ち着いて?ゆりさん?」
『・・・はっ!す、すみませんん!!///』
『れっ、練習戻っててくださいいい・・・!!』
我に戻った西川。恥ずかしさのあまり体育館からフラフラと出ていった。
全員が呆然とする中、木兎が動き出す。
木兎「・・・れも、俺もやるー!!🤩✨」
赤葦「は、はい・・・?!」
赤葦「やったとしても今みたいに怒られますよ・・・?いいんですか、?」
木兎「いい!!」
木兎「だって怒ってくれるほど俺の事大事に思ってくれてるってことだろ?!!」
赤葦「あぁ・・・まあ確かに・・・」
赤葦(この人はたまに核心をつくな・・・)
黒尾「・・・はぁー、」
月島「ご愁傷さまデス。黒尾さん。」
黒尾「死んでは無いからね?」
黒尾(・・・あんな怒るってことは、俺の事大事なのか・・・・・・やば、かわいー・・・)
木兎「じゃ!俺言ってくるー!!」
大興奮のまま体育館を飛び出していく木兎。
月島「ちょ、さすがにタイミングってものが」
赤葦「・・・駄目だよ。木兎さんはああなったらもう止まらないから。」
月島「はぁ・・・・・・」
無気力組も苦労しているようだ。
一方その頃、西川は水場の隣で顔を隠しながらしゃがみこんでいた。
そこにものすごい勢いの木兎が来る。
木兎「もーやだ!なんも上手くいかない!!」
木兎「いっそ死んでやるー!!!」
そう言って西川の前を走っていく。
妙にハイテンションだが、逆に極度のしょぼくれモードだと西川は判断した。
(・・・やだ、やだやだ!無理!絶対!!)
『ぼっ、木兎さん!!!』
全力ダッシュの木兎に、興奮してパラメーターが外れた西川はまさかの即座に追いつき袖を強く引っ張る。
『しっ、死なないで!ください!!』
木兎「おっ!にし・・・」
『絶対やですから!!木兎さんは将来日本一のエースになるんですからやり遂げるまで死んじゃダメです!!💢』
『もし死んだら叩きますから!!💢』
木兎「・・・えっ、あの、」
『わ・か・り・ま・し・た・ね?!💢』
木兎「は、ハイッ!」
本気の西川の圧に縮こまる木兎。
怒りがあまり収まらない西川は、そのまま袖を引っ張り体育館にもどった。
『ちょっといいですか?!💢』
黒尾「あ、やべ怒ってる・・・」
焦った黒尾はすぐ西川へ駆け寄る。
黒尾「お、落ち着きましょうかお嬢さん・・・」
その黒尾を西川はギラギラとした目で睨む。いつも数十cm小さい西川が、まるで巨人のような威圧感。
『・・・これ、なんかしてますよね??💢』
黒尾「あっ、ちょっとだけ・・・」
黒尾「ドッキリというものをですね・・・」
『はぁ、やっぱりですか。』
黒尾「お、怒ってますカ、?」
『怒らないわけないですよね??💢』
『黒尾さん想像してくださいよ。大事な人が突然死にたいとか言ったら。』
黒尾「そ、それは、どういう・・・」
黒尾(だ、大事な人、か)
『こっちが質問してるんですよ💢』
『と・に・か・く!!こんなドッキリ二度としないでください!蹴りますから!💢』
黒尾「も、申し訳ありせんデシタ・・・」
木兎「すみません・・・」
『・・・・・・はい!もういいですよ!』
黒尾「ゑ?」
さっきまで鬼の形相で怒っていた西川が、いつもの明るい笑顔に変わる。
そのまま赤葦と月島の方へ歩いていった。
『お騒がせしました・・・!』
『月島くんもごめんね、!変なところ見せちゃったよね、!』
月島「え、あ、ウン。」
『ほら黒尾さん達も!練習しますよー!』
黒尾「ハ、ハイ。」
4人(切り替えすごい・・・あと怒り方かわい・・)
新たな一面を見せた西川でした。
終わり.