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1 - いわふか〜ふっかの忘れ者〜

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2022年10月24日

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岩perspective


どうも。岩本です。俺の可愛い可愛い彼女のふっかが、最近冷たい。マイナス30度以上あるような気がする。冷たいというか塩というか。お砂糖たっぷりのふっかはどこへ消えたんだ

🍫「おはよ。ふっか」


🎮『ん』


🍫「今日何する?」


🎮『……』


俺の事を無視してゲームに没頭している。こんなに冷たくなったのは、俺の誕生日から。ずっとずっと冷たい。倦怠期って言うのかよく分かんねぇけど、寂しい


🍫「なぁ、辰哉……」


🎮『何。話しかけて来ないで。今いい所』


🍫「ごめん……」


きっと嫌われた。なんで俺と一緒にいるんだろう。同棲してるけど、何れ別れを告げられて、同棲解消すんのかな…


🍫「……」


ふっかはまだゲームに夢中。部屋に入っては鍵をかけ、崩れ落ちる。今日、何の日か覚えてんのかな…。

俺とふっかが付き合い初めて三周年記念日なんだけどな…


🍫「……はぁ」


色んなことが頭をよぎっては過ぎていく。思わず涙がこぼれる

俺の事、もう好きじゃないのかな。ウザイのかな。俺だけ、こんなに愛してるのかな


🍫「グスッ…」


何もかもが分からなくなった。一度寝ようと思って、目を閉じて眠りにつく





深perspective

どうも。深澤です。俺今凄いやばい。ゲーミングチャンネルの為に荒野行動をめちゃくちゃ練習中。5月17日からずっと


🎮「やべ、うわ……くっそ…」


何も知らなかった。ゲームに夢中で。夜になりかけてて、部屋にこもってまたゲームをする。照は寝てるだろうし


🎮「やーば、そこに居たのかよ…」


ゲームに夢中になり過ぎて一日飯食わないとかよくある。でもさすがに腹減った

リビングに出ると、明かりが消してあった。明かりをつけてテーブルを見てみると置き手紙とご飯が置いてあった

━━━━━━━━━━━━━━━

阿部の家に行ってきます。ご飯は

これをチンして食べてください

泊まりになった時にはLINEに

連絡入れます

                           照

━━━━━━━━━━━━━━━


🎮「阿部ん家か」


置き手紙をゴミ箱に入れ、作り置きされていたご飯をそのまま捨てる。食べる気量が失せたから


🎮「うーし、後一戦やるかぁ」


ブ-ッブ-ッ


🎮「うお、阿部か」


🎮「はいよー?」


🦞「ふっかさん」


🎮「あれ、目黒。どしたの〜❓」


🦞「さいっっっっていですね」


🎮「へ❓」


🦞「見損ないましたよ」


🎮「ちょ、どゆこと❓」


📚「ふっか。今すぐ俺ん家来い」


🎮「へ❓い、いいけど」


📚「早く!」


🎮「わ、わかったって❗」


あーあ。ゲームしようと思ってたのに。まぁ仕方ないか

適当に身支度をしては阿部の家に向かう


阿部宅

📚「いらっしゃい」


🎮「あい。ほんで❓なぁに❓」


📚「取り敢えず中」


🎮「うい」


阿部の家の中に入り、ソファに座る。相変わらず綺麗だなーと思っていれば、目黒と照がやってくる


📚「何御前ソファに優雅に座ってんの。御前床。正座しろ」


🎮「えー、腰痛い」


📚「さっさと正座しろ」


🎮「むぅ、あーい」


言われた通り正座をする。目黒と照はソファに座る。未だに俺はこの状況が理解出来てない


📚「さて。話を聞かせてもらおうか?」


🎮「話❓」


📚「そう。まぁ、まだ状況が把握できてないだろうね。ポンコツだから」


🎮「な❗ポンコツとは失礼な❗」


📚「黙れ。恋人一人泣かせて平然としてる御前はポンコツだよ」


🦞「取り敢えず、経緯説明しますね。まず、岩本くんから俺宛にLINEが来ました。内容としては阿部くんの家に暫く泊めさせて貰えないかというもの。何時も岩本くんの打つ文体とは違ったんで取り敢えず了承して、家に来てもらったんすよ。そしたら家に来た途端に大泣きして」


📚「理由を聞いたらふっかが構ってくれない。最近冷たいって。言って。まぁそこまでは良かった。倦怠期だろうと思ってた。でもゲームばっかりで尚且つ飯を作ってもらった分際にも関わらず飯は捨て、挙句の果てには付き合って三周年記念日すら忘れてゲームらしいね?ね?」


🎮「……。」


📚「照楽しみにしてたのにね。あと何日で三周年記念日だって。嬉しそーに話してたのに。それにもかかわらず。ゲーム三昧。挙句忘れてた放置して飯捨てて。ポンコツと言うよりクズ。ゲーミングチャンネルの為かなにか知らないけど恋人、そして恋人の飯、恋人との約束、記念日ほったらかしてまでやりたいんなら別れてしまえ」


🦞「そっすね。これ以上岩本くんが悲しい思いして寂しい思いするぐらいなら別れた方がマシっす」


忘れてた。完全に。仕事忙しくて照も忘れてると思ってた…。でも、今思えばカレンダーにちゃんと書いてあった。飯も、ちゃんと作ってくれてた、毎日。体を心配もしてくれた。何で、ゲームに夢中になって照の事を疎かにしたんだろ…


📚「でどーすんの。変わんの変わんないの」


🎮「……かわり、たい」


🦞「岩本くんはどうしたいですか?」


🍫『お……れは…様子、見、したい、かな』


📚「だそうです。御前に拒否権なんてない。次照が泣くようなことしたら島流し及び切腹でも考えといて」


🎮「はい……」


岩perspective

一寸、やり過ぎたかな?阿部に本当のこと話して、寂しいって言って大泣きしたらブラックになった。あれは俺も想定してなかったから。びっくりした。ふっかも相当びっくりしただろうな。目黒は普段通りって顔で済ましてたけど…


🎮『照…』


🍫「ん?」


🎮『ごめん…』


🍫「うん」


🎮『照の事疎かにしてた。カレンダーにも書いてあったのに、ごめん、楽しみにしてたんだよな…』


🍫「うん。でももういい。記念日はとっくにすぎたし」


🎮『駄目。ちゃんと祝いたい。否、祝わせてください…俺が悪いから』


🍫「……何すんの?」


🎮『んと……照のしたいこと全部』


🍫「じゃあ、一年俺がKINGってことで」


🎮『いーよ。俺が悪いからね』


こんな約束した。でももしまた忘れるようなことがあったら、その時は8対1になるだろうな。俺の事擁護する人多いから笑


                                 HappyEND?

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