コメント
1件
悲しい事実が、そこにあった… 彼は悪くないのに……😭😭
阿部から語られたのは、ふっかの過去の話だった。
「え、えディレクターさん!雑誌出さして頂けるってほんとですか?」
「ああ、深澤くんがそれなりに頑張ってくれたらね」
深澤の視線の先には楽しそうに笑うメンバーの姿があった。
俺たちはデビューまでが長かったし、売れるにはそれなりのツテが必要だ。
だったら俺は…!
「ッ…なんでもします!」
「そう?じゃあちょっと裏に来てもらおうか」
それから週に一回殴られるだけでお仕事を貰えるようになった
「う゛…ぁ、顔だけは…やめてください…」
「…」
どご、どっと鈍い音が狭い空間を占めていく。
家に帰っても楽にはなれなかった
太ももにカッターを当てては、だめだ、と思いとどまるのを繰り返す。
【ふっか!雑誌の仕事入ったって!(^^)】
佐久間からのLINEにほ、と胸を撫で下ろす。
こんなおれでもみんなのやくに立ててる…!
嬉しさで涙が止まらなかった。
こーゆー日はいい気分ですぐに眠れる。
でも…限界はすぐに来た
「ふっか、これどうしたの?」
阿部ちゃんにぐ、と腕を掴まれた
「??」
腕は昔したけど治ってるしなんのことだ?
「なにが?」
「この発疹…風邪薬系でODすると出るやつだよ?」
え、そうなの?この黄色いの?
「え、ちちがうよw」
阿部ちゃんそんなことまで知ってんのかよ…
「…勘違いかもだよね、ごめん。でも、一緒に病院だけは行ってほしい」
「…なんでだよ。いやだよ、」
阿部ちゃんは俺の腕を掴んだまま照の方に歩いていく
一歩一歩が早く、感じドッと冷や汗が溢れ出す
「阿部ちゃ、まって、あべちゃ…ッ」
俺はわざと転び、阿部ちゃんの動きを止めた、
と思ったら転んだ俺の胸ぐらを掴み引きずってまた歩みを進め出した。
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
あ。
「こーじ、…ッたすけてぇ」
「んぇ?!阿部ちゃん何しとん?!?!」
「ッ…」
知ってるよ、康二のこと好きだもんね
今のうちに…ッ
バッと飛び上がり出口へ走って向かい、ディレクターの部屋に隠れる。
ラッキーなことに今はいないみたいで机の下に隠れた
「うぅ…あべちゃ、ごめんごめんごめんごめんごめんごめん…」
かちゃ、と扉が開く音がして心臓の音が脳に響いてくる
「誰かいるのか?」
あ、ディレクターさんの声だ…
「すぃません…ふかざわです…」
そっと出てくると どご、とみぞおちに拳が入る
「お゛ぐぅ…カハッ」
「お前なにしてんだよ」
「ずみまぜん…」
はふはふと息を整えながら謝罪をする
「…ちょうど今溜まっててさ。不問にしてやるからシてくんね?」
「あ゛ぇ?」
何言ってんだ?
「これ、舐めて」
腹を抑えて痛みに耐えて横たわっていた俺に彼はブツを出してきた
「え、いや、ちょ…」
初めてのことに頭が回らない
「すんの?しないの?!」
大きな怒号が脳を揺らし、正常な判断が働かなくなる。
「します、させでぐださぃ…」
体を少し起こして手で柔らかく包み、口を開ける
「…ッ」
口の中に当たらないようにゆっくり入れていく。
「は?なにしてんだよ」
ぐ、と中に押し込まれ喉にぐちゅと当たる感覚が脳を痺れさす
気持ち悪い
「お゛ぇ…」
もう全てを諦め、舌を添わせて裏筋を舐め続ける。
ぢゅぐちゅ、ちゅぱ
と卑猥な音が耳から脳に流れ落ちて蓄積していく。
あたまがぼーっとしてくる
「あ〜っ…いいね♡」
「はひ…っぢゅ」
しばらくすればくちのなかにどろぉおっと精液が入ってくる
苦くて耐え難い匂いが鼻から神経を揺さぶってくる。
「あ゛…ぅ゛ぇ…」
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
…
もう照とキスはできないな
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それから行為もエスカレートしてって、慣れちゃった…って笑ってた。
ごめんね。俺がちゃんと照に言ってれば…」
「なんで言わなかった…ッ?」
「確証がなかったし、ふっかが傷つくと思った。
誰だって好きな人には綺麗な自分を見ていてもらいたいでしょ?」
「…そうだな、ごめんな」
阿部の頭をぽん、と撫でる
彼の服は涙で湿って服を暗く染めていた
「ひかぁ?ぇ、なんで阿部ちゃと…ッ」
何かに気づいたのかふっかが階段へ走って行った
「あ、ふっか…」
遠くで「ふっかたいほぉー!」ってピンク頭の声がするので一応大丈夫そう。
まあ、こんな歪な形で安定するわけはなく。
その時は来た