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第41話『勝者たちの朝』
合従軍撤退から三日後。
蕞。
かつて戦場だった場所には静けさが戻っていた。
壊れた城壁。
焼け焦げた地面。
それでも。
秦は生き残った。
城内では兵士たちが歓声を上げている。
「勝ったぞ!!」
「秦は滅びなかった!!」
民たちも涙を流して喜んでいた。
その中心に立つのは。
嬴政。
王は静かに城壁を見上げる。
多くの命が失われた。
だが。
その犠牲によって国は守られた。
嬴政は静かに頭を下げた。
「感謝する。」
王の言葉に兵士たちが膝をつく。
一方。
城外。
虹桃軍団は野営地で休んでいた。
じゃぱぱ。
なおきり。
シヴァ。
のあ。
もふ。
たっつん。
どぬく。
えと。
そして仲間たち。
皆傷だらけだった。
だが笑顔だった。
「終わったな。」
じゃぱぱが空を見る。
なおきりは槍を磨いていた。
「長かったな。」
すると。
遠くから馬の足音が聞こえる。
やって来たのは。
光金王。
虹王直属軍を率いたまま現れる。
全員が立ち上がる。
「陛下。」
光金王は周囲を見る。
そして微笑んだ。
「よくやった。」
その一言だけだった。
だが。
十二将たちは嬉しそうに笑った。
その夜。
大規模な祝宴が開かれた。
秦軍。
虹桃軍団。
飛信隊。
共に戦った者たちが集まる。
信が酒を掲げる。
「勝利に!!」
「乾杯!!」
大歓声が上がる。
しかし。
楽しい時間の中でも。
誰も忘れていなかった。
麃公のことを。
信は空を見上げる。
「見てるか。」
「将軍。」
なおきりも同じ空を見る。
そして静かに呟いた。
「負けへんからな。」
その言葉は風に乗って消えていった。
だが。
戦いはまだ終わっていない。
遠く趙国。
敗走する軍勢の中で。
李牧は馬を進めていた。
副官が尋ねる。
「悔しくありませんか。」
李牧は少し考える。
そして答えた。
「悔しいですよ。」
「ですが。」
李牧は空を見る。
「次があります。」
その目には敗者の色はなかった。
むしろ。
新たな戦いを見据えていた。
そして。
そのさらに遠く。
誰も知らない場所で。
ある男が報告書を読んでいた。
「合従軍敗北。」
男は静かに笑う。
「面白い。」
机の上には中華全土の地図。
そして虹国の情報。
その男の正体はまだ誰も知らない。
新たな脅威が。
静かに動き始めていた…。
コメント
1件
おお、第41話「勝者たちの朝」、読み終えたわ…! 戦いが終わって、静けさと温かい空気が戻ってきた感じがすごく伝わってきた。嬴政が頭を下げて「感謝する」って言うシーン、グッときたな。それと、虹桃軍団の皆が傷だらけでも笑顔でいるところが、もう仲間っていいなって思わせてくれた。でも、麃公将軍を偲ぶシーンで一気に空気が変わって、なおきりの「負けへんからな」って言葉がめっちゃ響いた…。そして最後の李牧と謎の男! まだ終わってない感じがゾクゾクする。続きが気になりすぎるわ!🔥
#リゼロ
すず
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