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(花郷千衣葉)「……これで今日のスケジュールです。皆さん、頑張りましょう。」
(森本慎太郎)「千衣葉さん」
(森本慎太郎)「お茶、どうぞ」
(花郷千衣葉)「あら、ありがとう」
(花郷千衣葉)「美味しいですね。」
(森本慎太郎)「ありがとう」
(花郷千衣葉)「じゃ、私はこれで」
(花郷千衣葉)「また来ます。」
(花郷千衣葉)「……」
(帰郷千衣沙)「千衣葉さん」
(花郷千衣葉)「千衣沙さん」
帰郷千衣沙、ジャニーズ事務所の守り人
彼女は小学生の頃から守り人を務めてる。
名前が似ていることから仲良くしてる。
(帰郷千衣沙)「……何かありました?」
彼女は勘が鋭い。
(花郷千衣葉)「なんにも無いですよ」
(花郷千衣葉)「私にはこれで」
(帰郷千衣沙)「待ってください。」
(帰郷千衣沙)「なんで泣いてますか?」
(花郷千衣葉)「え……」
気づいたら泣いていた。
(帰郷千衣沙)「話、聞きますよ。」
(帰郷千衣沙)「そっか、余命2年……」
(花郷千衣葉)「あの人たちには知られたくないんです。まだ、デビュー前です。」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「その時が来るまでは」
(帰郷千衣沙)「あの人たちのマネジャーにいるつもりなのですか?
(花郷千衣葉)「……ええ」
(花郷千衣葉)「そのつもりよ。」
(帰郷千衣沙)「そう」
(帰郷千衣沙)「……」
(花郷千衣葉)「あなたならどうしますか?」
(帰郷千衣沙)「私ならあなたと同じ手段を」
(帰郷千衣沙)「取るつもり。」
(帰郷千衣沙)「そして、知られないように」
(帰郷千衣沙)「静かに去りますね。」
(花郷千衣葉)「……ラウールさんには」
(花郷千衣葉)「心配しているんじゃないですか?あなたとの幼なじみですから……」
(帰郷千衣沙)「きっと、心配してるね」
(帰郷千衣沙)「昔から変わらずに」
(花郷千衣葉)「……もし、その時がきたら」
(花郷千衣葉)「あの人たちをよろしくお願いします。」
(帰郷千衣沙)「ええ、承知しました。」