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1話
阿「残ってくれたんだ?」
佐「なんすか?」
阿「なんすか?って授業の数学解けないなんてなにやってるの?」
佐「数学嫌いなんだよ、」
阿「昨日の授業でやったところだよ?」
佐「眠かったんだよ」
阿「昨日の授業聞いてればわかる問題ばっかりだよ?」
佐「説教の為に、呼んだなら帰るけど?」
阿「補修ですけど、、」
佐「えーめんどくさい、」
阿「そうやって言っても、やって!!」
佐「門限過ぎるから、帰りたい」
阿「そんな門限速いの?」
佐「そうだよ、誰かさんと違って、」
阿「このプリント1枚解けば、帰っていいからさ」
佐「はいはい」
10分後
阿「解けた?」
佐「解けた」
阿「おお!!」
佐「なに?馬鹿にしてるの?」
阿「馬鹿にしてないけど、」
佐「帰っていいすか?」
阿「うん、、いいよ?」
佐「じゃ」
阿部side
僕が受け持つクラスの一番の問題児。「佐久間」
彼は、噓をついて何度もいろんな教科の補修をさぼってきた。僕が一番頭を抱えている生徒。
そんな僕でも、最近楽しみが増えた。それは、、、、
目「まだ残ってたんですか??」
阿「あ、目黒先生」
目「もう遅いですよ?帰らないんですか?」
阿「補修をしていて、」
目「佐久間ですか?」
阿「え、、はい、なんで知ってるんですか?」
目「補修という言葉にぴったりなのは佐久間ですから、」
阿「そうなんですね、、」
目「阿部先生はいつ帰るんですか?」
阿「ちょっと書類のまとめをしないといけなくて、」
目「そうなんですね」
阿「まぁはい、、」
目「では、お先に失礼します」
僕は、目黒先生に心を奪われてしまった。職員室で出会った彼は長身で、顔も整っていて、心をつかまれてしまった。
これが、今の僕の唯一の楽しみであり、幸せなことだった。
in佐久間家
佐「もしもし、」
女1「電話出るの遅いです!!」
佐「ごめんごめん」
女1「今日何してたんですかー?」
佐「え、授業の補修受けてたんだよね~笑」
女1「なにしてたんですか?」
佐「ねてた、寝不足でさ、、」
女1「なんで寝不足だったんですか?」
佐「寝てないからだよ」
女1「それって私のせいですか?」
佐「そんなことじゃないよ?」
女1 「ほんとですか~~??」
佐「ほんとだよ」
女1「ならいいんですけど、」
佐「ありがと」
女1「てか、あした学校一緒にお昼ご飯食べない?」
佐「空いてたらね?」
女1「空いてないの?」
佐「部活があるかもしれないし、」
女1「部活と彼女どっちが大事なの?」
佐「勉強かな、、?」
女1「最低ですね、もう切ります」
佐「あ、、ちょっと、、」
in学校
阿「今日は、教育実習生が来ています、」
佐「へー」
阿「じゃあ、自己紹介お願いします、、」
向「向井です!担当教科は、家庭科やで~~」
村「関西弁??」
向「俺もともと、関西に住んどってん」
村「そうなんですね、、」
向「関西弁もできるから関西弁教えられるで~?」
生徒一同「・・・」
向「笑ってやぁ」
阿「約一か月よろしくお願いします~~」
佐「・・・」
目「教育実習生来たんだ~」
つづく