このお話は特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません
BL要素❌
学パロと能力パロ
これらがいい方は本編へどうぞ↓
そして全ての授業が終わり、放課後になった。
担任から教室に残れと言われ、今は俺1人だけが教室にいる。
……それにしても、なんだかすごく嫌な予感がする。朝に感じたものとは違う、予感。
🇺🇸「………。」
その予感のことを考えていると、先生が教室に入ってきた。
教壇の前に立ち、俺に話しかけてくる。
先生「……なぁ、アメリカくん。君は、ここに何をしに来たんだい?」
🇺🇸「……え、?…そりゃあ、勉強をしに…」
先生「…ふむ、そうか……無自覚パターンだな、珍しい。ブツブツ…」
無自覚……?どういうことかは分からないが、 俺は頭痛がし始めたので帰ろうと教室を出ようとした。
その時、
先生「ちょっと待ってくれよ、アメリカくん。」
悪寒がした。
俺が今出ようとしたのは後ろの扉なのに、あいつの声は耳元で聞こえた。
振り向いてみても、あの担任は教壇の前にいる。
先生「君はね、【特別な子】なんだよ。」
俺にそう言うこいつは、段々とこっちに近づいてくる。
目の前に出口があるのに、体が動かない。
先生「君は【特別な力】を持っているんだ。」
こいつが近づくにつれ、頭痛が酷くなってくる。
特別な力……?なんだよ、それ。
先生「だから、わたしにくれないかなぁ?」
もう目の前まで来た。
逃げろと体は言うが、石みたいに固まって全く動けない。
どうしよう、どうしよう、どうしよう
……誰か、誰でもいいから、助けてくれ……
ドォーン!!
すごい音がした。反射的につぶった目を開いてみると、そこにはドアの下敷きになっている先生がいた。
🇺🇸「…?え、え?」
いまいち状況が掴めないが、とりあえず助かった…んだよな。
そんなことを思っていると、日本が扉があった場所から出てきて、ドアを担任ごと踏んだ。
……大丈夫か、それ。
🇯🇵「……はぁ……だから転校しろって言ったんだ。……分かったでしょ、君がここにいると危険ってこと。」
…確かに。今身をもって知ったが……
🇺🇸「あ、あぁ……だが、俺は兄貴と弟を連れ戻さないと……」
🇯🇵「……あぁ、あいつらね……けどその前に、君の1番下の弟の所へ行かないと。その子たちも巻き込まれる。」
🇺🇸「巻き込まれ……?」
🇯🇵「……、それは後だ。無事に家に着けたら質問は聞くよ。」
🇯🇵「さぁ、早く走って。」
そう言って日本が走り出したので、俺はよく分からないままそのあとをついて行った。
🇦🇺「……次回に続く。」
🇦🇺「300いいね、ありがとう。」
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