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#YJ
結@た に ぎ し 。
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ATTENTION
物語に事実関係はございません。ご本人様には一切関係のないものですのでご本人様にご迷惑がかかるような発言はお控えください。
個人の範囲で楽しんで頂ければ幸いです。
🩷様一部要素ありの🤍❤️メインになります。💛🩷要素もほんの少しだけあります。地雷さんは🔙お願い致します。
あらすじ
佐野勇斗は同じグループのメンバー、山中柔太朗と曽野舜太が互いに恋愛感情を抱いていることに何となく気づいていた。それでも一向に進展しない2人。メンバーの幸せを願う勇斗は最年長として弟たちの恋を後押しする計画を密かに1人で実行しようとするが意外な協力者も…! 果たして結果は…?
【勇斗side】
俺が先に様子がおかしいことに気がついたのは山中柔太朗の方だった。別に明らかに何かが変わったわけではなく、何が違うのか説明しろと言われたらできなかった。
それでも”何か”が変わったとそう直感で感じていた。その正体が同じグループのメンバーである曽野舜太への恋心であったことに気づくのはもう少し後だった。
舜太を見る目だけ少し違うのだ。その目はとても優しく愛情が溢れていて、それは唯一の年下を愛おしく思っているからだと思っていた。でもその目の奥には微かな悲しみと嫉妬が感じられるのだ。
特に舜太とほかのメンバーとの距離が近いとき。 ごく僅かに瞳が揺れ動く。ほんの少しだけ目が細められてほんの少しだけ眉間にしわが寄る。
…でも変わったと言ってもそれくらい。勘違いだと一蹴されてしまえばそれで終わってしまうほどの変化。
対して曽野舜太。俺が気づいたのは舜太の方が後だったが分かりやすいのは圧倒的に舜太の方だった。
舜太は感情が表に出やすい。というかあまり感情を隠さず思ったことをそのまま口にできる素直な子だ。だからちょっと注意して見てれば柔太朗が好きなのはバレバレである。
柔太朗が近くに来るとあるはずのない犬の尻尾がブンブン揺れているし顔が緩む。ほかのメンバーと戯れていれば耳がしゅん、と垂れる。柔太朗が話しかければ周りには花がいっぱい飛び、へにゃっとしただらしない満面の笑みで喜ぶ。
… これで気づかない柔太朗結構鈍感じゃね?てか太智と仁人も気づかないのやばいだろ… 少しくらいメンバーに興味持てっての。
まぁそんな感じで俺的には両片思いに見えてしょうがないのだ。自分が首を突っ込むべきではないと思いつつ、やっぱり大事なメンバーのことは気になってしまう。
💙「佐野さーん?? 生きとる??」
💛「配信中だぞー」
❤️「勇ちゃん大丈夫?」
🐿️「勇ちゃん疲れてそう… 休んでほしい」
🤍「勇ちゃん疲れてそうだって言われてるよ」
やばい、配信中なのに考え事をしすぎて要らない心配をかけてしまった。
🩷「いやまじでごめん、めっちゃ元気!!!考え事してたわ笑」
💙「佐野さんが? めずらしー」
❤️「何かあったら言いや〜」
🤍「そこで寝ててもいいよ」
💛「まぁ大丈夫なら次行くぞ」
『M!LKのメンバーのなかで付き合うとしたら誰がいいですか?』
質問コーナーをすると必ずくるコメント。
💙「なんやそれきもっ!!」
💛「いやまじでほんとに意味わかんない」
❤️ 「きもいは言い過ぎやろ!笑」
いやほんとに言い過ぎ…。太智はちょっと空気を読んでくれ頼むから。太智の何気ない発言に2人が傷ついていないかが心配になって様子をこっそり伺うと一見2人とも平気な顔。
… いや平気じゃないな。ちゃんと傷ついてる。柔太朗の顔が微かに曇った。笑ってツッコんでいる舜太の顔にも不安の色が浮かぶ。
別に太智も仁人も悪くない。2人の普通の中にメンバーと付き合うという項目がないだけだ。一般的に見ればそうなるだろう。2人の反応は当たり前といえば当たり前なのだ。
それでも一番身近なメンバーの発言によって悲しむメンバーがいるのを見ているのは辛い。どうにかできないものか。
とりあえず今は配信中だ。この場の空気を変えるためにも自分が何か発言しなくては。先ほどの質問。俺はいつも答えを決めている。
🩷「え一俺舜太。」
そう舜太である。これは本音だ。別に恋愛感情はないが性格が合うと思っているからそう答える。 まぁ柔太朗にカマかけてみる思惑もあるのだが。
相変わらず分かりにくい。でも
🤍「… でも舜太寝起きめっちゃ悪いしゴミ捨てないし準備遅いよ」
少しでも俺を諦めさせようとしてるんだろう。もはや可愛く見えてくる。
そこで今度は柔太朗に乗り換えれば舜太が焦ったように対抗してくる。こいつホントに分かりやすいな笑
柔太朗が舜太を選んで腕を引き寄せた時。正直驚いた。柔太朗はそんな大胆なことをするやつではなかったからだ。舜太はめっちゃ嬉しそう笑
… これは進展したかもしれない。勝手にうれしくなる。きっと柔太朗も勇気出したんだろう。もう少し見守ってやるか。
_ _ _ _ _ _
見守ると決めてからどれくらい経っただろう。あれは夢だったのか? あまりにも変わらなすぎだろ!! 2人の恋は一向に実る気配がなく何故か俺が 1人で焦っている。
どうするべきだ? いやそもそも付き合うことが2人にとっての幸せなのか? 2人は何を求めている?
….わからなくなってしまった。俺が勝手に2人は付き合いたいのだと勘違いしていただけかもしれないと今更気づく。
直接聞く…? いや逆効果か…。
メンバー同士。男同士。そして俺たちはアイドル。2人が恋を実らせるにはあまりにも壁が高すぎた。2人ともそれをちゃんと分かっているのだろう。
もし自分の気持ちが伝わってしまったらこの関係が崩れてしまうかもしれない。今まで築き上げてきたメンバー、ファン、スタッフ、その他の人脈との関係値を失うリスクがあるのだ。
そう思うと自分が2人をくっつけようだなんておこがましく感じた。やっぱり俺にできることなんてないのか…
🩷「はぁ… でも俺は幸せになってほしいよ、」
💛「…誰に?」
🩷「おわっ?! おま、いたのか… いつから?」
💛「勇斗が頭抱えながら百面相してるときから…?」
🩷「それずっとじゃねぇか」
ずっと仁人に見られていたなんて恥ずかしい。ったくさっさと声かければいいのに。
💛「で、誰に幸せになってほしいわけ」
🩷「いや… それは。」
…言えない。勝手に俺がこのことを伝えることだけはしてはいけない。口をつぐむと
💛「……柔太朗と舜太?」
…….驚いた。仁人がこのことに気づいていたなんて。てっきり自分だけだと思っていた。
💛「気づかないわけないだろ。メンバーだぞ。何年一緒にいると思ってんだ」
🩷「いや… そういうの興味ないかと」
💛「まぁ別にねぇけど。わかりやすいんだよ、あいつら。こっちがどっちかと話してるともう片方がジト目で見てくんだから」
🩷「… 仁人はもし2人が付き合ったらどう思う?」
💛「好きにしたらいいと思うよ別に。まぁ公にするのは良くないかもね。多少考えなきゃいけないことはあるけど」
意外にも肯定派だった。不器用なやつだが根は優しいからなんやかんやで年下の2人はほっておけないのだろう。
🩷「…俺さ、勝手に付き合うことが2人の幸せだと思ってたんだけどもしかしたらそうじゃないのかもって思い始めて。付き合うよりも今の関係のままずっといたいかもしれないなって。でももし… 2 人が付き合いたいって思ってるなら… 俺はやっぱり応援したい」
💛「同感。それでいいと思うよ。まぁ俺らが首突っ込むことじゃないでしょ」
🩷「…でもこのままだと何も起こらんぞ」
💛「それも2人次第だろ」
🩷「いやでも… うーん… せめて遠回しに気持ちを確認するとか…」
💛「… 俺はやんないからね」
🩷「そこをなんとか!! 聞くだけ! 確認するだけ!な?俺たちの可愛い弟だろ?」
💛「…… ちょっとだけな。余計なことはするなよ」
やっぱり根はいい奴。渋るけど仁人はこういうお願いは断らない。というか面倒見がいいから断れないのだろう。
💛「もう直球でよくね?」
🩷「… まじ?」
たしかにそれが最も合理的だがよくもまぁ他人の心のなかにズケズケと足を踏み入れられるな…….
🩷「… まぁ舜太はそれでもいいとして。問題は柔太朗じゃね?」
💛「あれは意外と堅物だからなぁあ… 選択ミスると意地張って口開かないぞ」
🩷「だよなぁあ~~………」
💛「俺から柔太朗には話そうか。たぶん俺くらいがちょうどいい気がする」
🩷「まじで? じゃあ頼むわ! 俺舜太のとこ行ってくる!」
思い立ったら吉日だ。柔太朗は仁人に任せ、俺は舜太の楽屋へと向かう。
コンコン
❤️「はぁーい!!」
ノックをすると元気な声が聞こえてきてドアを開けてくれた。
❤️「勇ちゃんやん! どないしたん? とりあえず中入り!」
どこまでいいやつなのだろう。これから聞こうとしているのは誰でもない舜太のことなのだが。
🩷「聞きたいことがあって来た。まず責めるつもりはないし俺が口出すつもりもない。それだけは理解してくれ。ただ舜太の本当の気持ちを知りたい。無理強いはしない」
真剣な顔でそう言うと舜太の背筋がピンと伸びて不安そうな顔をした。
🩷「単刀直入に聞く。舜太、柔太朗のこと好きか? 恋愛として」
舜太の顔が明らかに強張ったのがわかる。そりゃそうだ、隠してきたつもりの想いがメンバーにバレているとなれば焦るだろう。
🩷「言いたくなければいい。でも最初に言ったように責めるつもりはないしむしろ応援したいから聞いてる」
❤️「俺、は………………………うん、柔のこと好き。柔に…恋、 しとる」
やっぱり。舜太に関してはほぼ確だったがはっきりと本人の口から聞けて安心した。
🩷「言ってくれてありがとう。まぁ結構分かりやすかったから知ってたけど」
❤️「え?!そんな俺分かりやすかったん?!え、 柔にもバレとるんかな… どないしよ… 嫌われてまうやろか…」
いつものポジティブボーイはどこいったんだよ。 嫌われるどころかその逆だわ。とツッコみたい気持ちは抑えてここからが本題だ。舜太がどうしたいかを聞き出さなくては。
🩷「舜太はさ、柔太朗と付き合いたいと思ってるか?」
❤️「……………………。できるんなら、笑」
もう既に諦めたかのように寂しく笑う末っ子を見ていると胸が締め付けられる。
❤️「……勇ちゃんは反対せぇへんの? アイドルとしての自覚が足りないって言わへんの? きもいって、思わへんの?… 俺…… こわい…」
なんでもっと早く気づいてやれなかったのだろう。怖い。怖いに決まってる。不特定多数の目に入る職業をしている俺らは常に気を張っている。 自分の恋心を否定されたらと考えるだけで苦しくて辛いはずなのにそんな素振りは見せずに過ごしてきたのか。
❤️「、!勇ちゃ… う…」
無言で抱きしめると舜太はさっきから目に溜めていた涙を零した。
🩷「大丈夫。絶対に大丈夫。俺は舜太の味方だから。俺は舜太に幸せになってほしいんだよ。舜太が気持ちを隠す必要ないんだよ…」
_ _ _ _ _
【仁人side】
時は少し遡り、勇斗と別れたあと俺は柔太朗の楽屋へ向かう。
勇斗が最近何かを考えていることが多いことには気づいていたがまさかの恋愛で頭を悩ませていたとは思っていなかった。それもメンバーの。
2人が両片思いであることはそれなりに前から気づいている。なんなら勇斗よりも早いかもしれない。
それでも特に口を出すつもりはなかった。悪い意味ではなく、誰かに邪魔されるよりも本人たちの勝手にすればいいと思っていたからだ。
でもうちの最年長は違ったようだ。2人の幸せとは何かを考えて百面相している勇斗を見つけたときは呆れて声もでなかった。どこまでお人好しなのだか。2人に幸せになってほしい、それはわかる。 可愛い年下たちにはいつも笑顔でいてほしい。でもこれは2人の問題だ。首を突っ込むべきではない。
そう頭ではわかっているのに。長年苦楽を共にしてきた勇斗が悩んでいるとなると断りづらかった。
まぁ少しカマかけてやるだけだ。俺は勇斗ほどお人好しじゃないし性格も悪い。ならその性格の悪さを存分に発揮してやろう。柔太朗にはそのくらいがちょうどいいはすだ。
ドアの前にたち深呼吸をする。
とんとん
🤍「はーい、どちら様… なんだ吉田さんか」💛「… 悪かったな吉田さんで」
🤍「別にそうは言ってないけど笑珍しいなと思って。中入りな」
とりあえず楽屋に入ることには成功。ここからが勝負。
🤍「で、どうしたの? 用もなく他の人の楽屋来る人じゃないでしょ仁ちゃんは」
💛「… お察しの通り言いたいことがあって来た」
🤍「柔太朗はさ、意外と臆病だよな」
💛「…急に何…? いきなり楽屋来たと思ったら悪口言いに来たわけ?」
困惑が顔に出るのが分かる。冷静に、冷静に。
💛「いや悪口を言いたいわけじゃない。ただ忠告。そのまま言いたいこと言わないまま過ごしてたら絶対に後悔するし気づいた時には誰かのものになってるかもねって」
「それだけ」
黙って話を聞いているがまだ何のことか分かってなさそうな顔をしている。… もう一押しか。
💛「… でも別に俺は柔太朗に偉そうにものを言える立場じゃない」
「わかるよ、柔太朗の気持ち。俺は今まで自分が大切に思ってる人に嫌われるのが怖くて自分から勝手に一線を引いてなるべく人と関わらずに過ごしてきたから。嫌われるのも関係性がかわるのも怖い… よな」
柔太朗が何かを察した顔をした。何のことを話しているのか気づいたのだろう。それでも構わず続ける。
💛「人と関わらないのは楽だったよ。でもその分後悔もたくさんした。これは俺の自己満だけど。 俺はその同じ後悔を柔太郎にしてほしくないと思ってる。お前は俺の数少ない大切な人だから」
「いるんだろ、何よりも大切に思う”だれかさん”が。すぐそこに」
そう言って俺は隣の舜太の楽屋を指さす。柔太郎は観念したように口を開いた。
🤍「… 全部バレてるんだ笑 上手く隠してきたつもりなんだけどなぁ」
「そんな俺分かりやすかった? 他の人にもバレてんのかな」
💛「…… いや確信に至るまでにまぁまぁ時間はかかったよ」
🤍「、そっか笑」
「俺…怖い。世間から何を言われるか、メンバーからどう思われるかもそうだけど。何よりも舜太に嫌われることが」
それだけはマジでない。と心の中でツッコみつつも柔太朗の声に耳を傾ける。
🤍「いいのかな… 俺なんかが気持ち伝える権利あんのかな」
💛「… 柔太朗はどうしたいわけ?」
🤍「俺、は……….」
💛「言わなくてもいい。好きにしろ。ただ1つだけ言っとく。今、舜太の楽屋に勇斗いるよ」
🤍「え?! 勇ちゃんが… なんで」
そう、俺の奥義はこれ。先日の配信で柔太朗が勇斗の存在を警戒していることに気づいた。たぶん柔太朗は勇斗も舜太のことが好きだと勘違いしてるんじゃねぇかな。だからそれを利用させてもらおうというのが俺の魂胆だ。勇斗には申し訳ないがまぁ言い出しっぺあいつだしな。
💛「行かないで後悔しないならここにいろ。行くなら今だぞ」
🤍「ッ……仁ちゃん、俺行ってくる。ありがとう」
上手く行ったようだ。内心それなりに緊張していたからか柔太朗が出ていった瞬間気が抜けて大きなため息が出た。
付き合うのも時間の問題だな。これで俺の任務は完了。さて俺も戻るかね。勇斗の方はどうなったのだろうか。
【柔太朗side】
いきなり仁ちゃんが楽屋に来たと思ったらよく分からないことを言い始めた。最初はなんのことか分からなかったが次第に自分の隠し通してきたはずの想いについての話だと悟った。
バレていたことに驚く。さすが仁ちゃん。ぶっきらぼうな人だけどリーダーとして誰よりもメンバ一をよく見ているだけある。
初めて自分の気持ちを誰かに吐露した。”怖い”。そう怖いのだ。自分の気持ちを伝えることが。舜太に嫌われることが。関係性が変わることが。だからそれでいいと思っていた。メンバーの1人、として側に居られれば。
でも仁ちゃんの話を聞いて心の奥底に蓋をしてきた想いが溢れ出てしまった。ほんとは俺だけのものになってほしい。その笑顔は俺だけが独占したい。いつも隣にいたいし誰よりも舜太の理解者でありたい。
….舜太と付き合いたい。
いいのかな。ほんとに。恐怖は拭えないけどさっき仁ちゃんが教えてくれたこと。舜太の楽屋には今勇ちゃんがいるってこと。それが気がかりだった。いやだ、はやちゃんに取られたくない……。仁ちゃんに背中を押してもらって隣の舜太の楽屋の前で止まる。
手が震える。でも… やっぱり舜太が好きだから。ありがとう仁ちゃん。心を落ち着かせてドアノブに手をかけ、思い切ってドアを開けた。
がちゃ
そのとき目に飛び込んできた光景は目を潤ませた舜太を勇ちゃんが抱きしめているところだった。
え… と思う。いやそもそもノックを忘れていた自分が悪いのだが。先を越されてしまったのかという焦りで立ち尽くしてしまった。
❤️「えっ、あ、じゅうっ?!」
舜太は涙を拭って慌てて勇ちゃんから離れる。
❤️「…柔…? どないしたん、?」
舜太が心配そうに問いかけてくれるが言葉が出ない。何しに来たんだ、俺。
🩷「… やっとか。あとは2人で話せよ。じゃあな、 舜太邪魔したわ!」
❤️「え?!あ、うん… また…」
ん?やっと?
そうか、と思う。これはたぶん、勇ちゃんと仁ちゃんの協力プレーだ。俺たちを2人にするための。 嵌められたと思いつつもここまで来たら引き返せない。とりあえずは勇ちゃんに取られたわけではなさそうでよかったと思う
「あ、えっと…柔、座る?」
「うん… 急にごめん。伝えたいことあって、きた」
「…うん」
舜太の隣に腰掛けて深呼吸をする。
「舜、俺ずっと前から舜が好きだよ」
「… この想いは伝えるべきじゃないと思ってた。世間の人にどう思われるかな、とかメンバーに嫌がられるかな、とか…。何よりも舜に嫌われるかも、 舜との関係性が変わっちゃうかもって。それが怖くて逃げてて」
「…でもさっき仁ちゃんが楽屋に来てそれで仁ちゃんの話聞いて。
俺は舜と付き合いたい。ずっと、これから先も俺が1番近くで舜の成長を見てたいし俺がたくさん舜のこと笑顔にさせたいし俺も舜の1番になりたいって思ってる」
「へ、/…柔、そんなこと思ってくれてたん…?」
「… うん」
「ありがとう…。俺も柔が好き。誰よりも優しくてよく周りが見えとるとこもくしゃって笑うとこもちょっと抜けてるとこも全部」
「好き。大好き」
…..想いが通じるってこんなに嬉しいことなのかと思わず涙が出そうになる。少し顔を赤らめながらしっかり想いを返してくれた舜太を見てると尚更ほかの人には渡したくないと思う。今ここで想いを伝えたことが正解かどうかは分からない。けど正解にしたい。
「俺…今世界一幸せッ…」
「ちょ柔?!泣かんといて…?」
「…舜太。俺と、付き合ってくれますか」
「はい…! よろしくな、?」
堪らず抱きつくと舜太はびっくりした様子だったがちゃんと受け止めてくれてそれがとても嬉しかった。
もしメンバーとつきあうなら、なんて考えていたことが現実になるなんてこれほどの幸せはない。
でも1つ違うところがあった。
もし”つきあうなら”あなたってわけじゃなくて。他の誰でもないあなたと”つきあいたい”んだと。
つきあいたい 完
*おまけ*
ドアの前で弟たちの話を聞いていた兄たち。
「よかった… うまくいったぁぁ(号泣)」
「どこまでお人好しなんだよ…」
「やっと結ばれたんだぞ?! もっと何かこう、 喜ぶとかあるだろ!」
「いやまぁ良かったんじゃない? めでたいめでたい」
「冷めてんなー……」
「… お前、人の恋愛感情には気づいて首突っ込むくせに自分になった途端鈍いのな」
「…は? どういう…」
「そのまんまの意味だけど。別に人の恋愛応援してもいいけどさ、いつになったら俺の気持ちには気づいてくれるわけ」
「… はっ?!?!?!、」
「はぁやっと理解したか。待たせんのも程々にしてくれよ。じゃ」
「は、えちょっ、!…帰りやがった…」
「なんだよあいつ… 自分だって俺の気持ちに気づいてねぇくせに偉そうに」
こっちも時間の問題なことだろう。
いかがでしたでしょうか! 今回は初めて頂いたコメントでありがたいことにリクエストがありましたので採用させていただきました。
つきあうなら。で両片思いだったやわしゅんが結ばれる物語もみたいと言って頂けたので私なりの解釈で書いております
最後のおまけではの影もありましたね!申し訳ないのですがこちらについて深掘りする物語を書くつもりはございません笑
これはこれとして完結させてください
だいぶ長くなってしまいましたまた、こういうことに興味のなさそうな💙様はほとんど登場しておらず… 申し訳ないです。
もう少し短く書けるように工夫していきます!最後までありがとうございました
次のお話でもお会いできたら嬉しいです!
次回もお楽しみに🎶
コメント
1件
うわあ、完結おめでとうございます! やわしゅんがようやく結ばれて本当によかった…。勇斗と仁人が協力して背中を押す構図、すごく好きです。特に仁人が「俺の数少ない大切な人だから」って本音をさらすシーン、じーんときました。おまけの仁人の告白も気になるけど、「これ以上は深掘りしません」って明言されてるので、これはこれで綺麗に完結したなって思いました! 素敵な作品をありがとうございます!