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前回のあらすじ

ぺいんとが買ってきたケーキを勝手に食べちゃったらっだぁ。珍しく怒るぺいんと、逆ギレしちゃうらっだぁ。喧嘩した末らっだぁは暗い夜道で頭を冷やすことに。道中でしにがみに出会うと彼は教えてくれた。なんとあのケーキはpnrd交際記念日の大事なケーキだった!?謝ろうと急いで家に戻るらっだぁだが、何者かに背後から襲われて…!?



ぺいんと視点


らっだぁが家を出てから数分後…

「ぅ、グスッ、ズビ、」

俺、ぺいんとは情けなく泣いていた。

「どーしてこうなるんだよぉ…」

こうなるはずじゃなかったのに…。

いっときの怒りに任せて怒鳴りつけてしまった。許してやればよかった。そりゃ、勝手に食べたあいつが悪いけど、せっかくの記念日なんだから、笑って許してやればよかったのに。あんなに楽しみだったのに。俺ばっかりが楽しみにしてたのかな。もう、感情ぐちゃぐちゃで、何もわかんない、涙止まんない。

そうやってしばらく、何十分かくらい泣いていた。

ピロン♪

蹲って泣いていると、スマホにLINEが来た。

(俺のスマホ…誰からだろ?)

『日常組グループLINE

トラゾー:ぺいんと〜記念日どうだった?まだお楽しみ中?』

(トラゾー…そういえばみんな俺の買い物やら惚気話に付き合ってくれたな…)

『トラゾー:報告ききてぇな〜』

すると、トラゾーがグループ通話をかけてきた。クロノアさんもすぐ通話に参加する。俺はもう誰かに縋りたい気持ちで通話ボタンを押した。

『おっ、ぺいんと!どうだっt』

『うわぁ“ぁぁ〜〜…!!!』

『えっ!??泣いてる!?!?』

『もうやだぁ〜〜…!!』

『どうした何があった!?』

トラゾーとクロノアさんが困惑しながら心配してくれる。俺は今夜の出来事を泣きながら話した。


『なるほど…いや〜それはらっだぁさんが悪いよ』

『俺もそう思うな。怒っちゃってもしょうがないよ。…でも、もっと冷静になれたらよかったね』

『グスッ、そう、ですよね、俺、ついカッとなっちゃって、ぅぇ“、』

『よしよーし、泣きやめ〜』

ポコン♪

『あ、しにがみ君入ってきた』

『こんばんは〜…あの、ぺいんとさん、らっだぁさんと何かあったんですか?』

『実はかくかくしかじか…』

『なるほどそんなことが…実は、さっきらっだぁさんに会ったんですよ』

『そうなの!?』

『はい、そんでぺいんとさん記念日楽しみにしてましたよって話をしたら走って帰っちゃって。多分もうそろそろそっち着くんじゃないですか?』

『分かった、ありがとう。俺、らっだぁが帰ってきたらちゃんと仲直りする! 』

『頑張ってください!』

ピロン↓♪

通話を抜けて袖で涙を拭う。

よし、仲直りするぞ!今度こそ冷静に話す!

らっだぁにLINE入れとこ。

『ごめん、怒りすぎた。帰ったら一緒に話そ?』

ピロン♪

「あれ?」

LINEの受信音がテーブルから聞こえた。あいつスマホ持ってかなかったのか。これじゃ連絡取れないな。…でももうすぐ帰ってくるだろうって言ってたし、大人しく待つか…。


俺はこの時の判断、いや、らっだぁが出て行った時にすぐ追いかけなかったことを、ひどく後悔することになる。






今回は短めでしたね。次話はついにモブレです!お覚悟。

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コメント

4

ユーザー

もう、次回には🧣さんが…。次回、でてくるモブがキモかったら本当に、手が出るかもしれないからね(^^)💢

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