「ねぇ・・・彼には誰か良い人がいると思う?私どうしたらいいのかしら・・・」
ポポはくぅ~んと鳴いて、私の顎をペロペロ舐めた
「だってまだ離婚して一年しかたってないわよ・・・早すぎるわ・・・」
私はポポを抱き上げ、老犬用のペットフードの缶を開けてポポに与えた、ポポはワン!と一吠えした
「あら!誤解しないでね!私は別に付き合いたいわけじゃないのよ、だって一皮むいたらひどい男かもしれないでしょ、そんな男はもうこりごりなの 」
ポポはおいしそうにドックフードを食べて、尻尾を振ってこっちを見つめていた
「おなかいっぱいになった?それじゃシャワーを浴びるから、一緒に寝ましょう、あなたも今日は疲れたでしょう? 」
シャワーを浴びた後、私はポポに犬用のオムツを履かせてベッドに連れて行った
「ちょっと屈辱かもしれないけど・・・ほら、まだ慣れない所だからしばらくはオムツをしていてね、もちろんあなたがまだそんな介護がいらないんだとわかったら遠慮なく外してあげるからね 」
ポポはオムツを嫌がるそぶりもなく、満足そうに私の布団にもぐり手の匂いをかいだ
途端に眠気が襲ってくる
「別に・・・彼は・・・お友達よ・・・ 」
私はポポと同時に目を閉じてつぶやいた
「それだけよ・・・・ 」
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