続編です。
#mtp
#センシティブ
#nmmn
ご本人様の迷惑にならないようお願いします。
wki side
もっくんのライブがあった日の夜。
今日も、かっこよかったなぁ……
そういえば、体調が悪かった人は
大丈夫かな?
名前も聞けずに解散しちゃったけど……
そういえば、連絡先交換したんだった。
マスクをして、帽子も目深に被ってたし、
きっとライブの途中で気分が悪く
なったんだろうな。
可哀想に……
今日のライブは写真のみ 撮影OKだったから、
送ってあげようかな。
彼とのトーク画面を開く。
そういえば、名前……
彼のプロフィール画面を開いた。
「大森」と書いてあった。
苗字かな?
次会ったら、聞いてみようかな……
彼にメッセージを送る。
「無事に家に着けました?」
既読はすぐについたが、
二分経っても返信が来ない。
……大丈夫か……?
と思っていたら、
「はい。
ご心配ありがとうございます」
と返ってきた。
ほっとした後、
「今日のもっくんの画像、
もしよければ送りましょうか?」
と送った。
一分後に、
「いいんですか?」
と返ってきたので、
もっくんの写真を
まとめて送った。
送った後に気づいたが、
写真が四十数枚あったので、
迷惑になってしまったかもと
思ったが、
数分後、
写真を全部見たらしい大森さんから、
「いいところばっか撮れてますね。
ありがとうございます」
と送られてきた。
なぜだか得意げになり、
「アリーナ席の二列目だったんですよ!
ファンクラブでいっつもチケット争奪戦
参加してます笑」
と送ってしまった。
引かれたかな……
と不安になりながら
返信を待つ。
「本当に嬉しいです。
ありがとうございます」
「全然大丈夫ですよ!」
「あの、お礼の話なんですけど、
明日は空いてますか?
僕、それ以外はあまり
空いていなくて……」
明日はバイトもなかったはずだ。
「大丈夫ですよ!
何時にしますか?」
「12時はどうですか? 最近、イタリアンの
いいお店を見つけたんです」
「わかりました。 集合場所はーーー」
その後も数分間やりとりをし、
店の前で会う約束をした。
mtk side
家に帰ってお風呂から上がると、
スマホに一件の通知。
見てみると、
滉斗さん、からだった。
思わずトーク画面を開いてしまったが、
意中の相手にすぐ返事を返すと
キモがられると聞いたので、
一分程、返信内容を考え、
念の為また一分待ってから
送信ボタンを押した。
……送ってから気づいたが、
先に既読をつけてしまったら、
意味がないじゃないか。
「はぁー……」
自分の恋愛脳の低さに、
頭を抱え込んでしまう。
滉斗さんが、
僕の写真を送ろうかと
聞いてきた。
……一体、
どんな感じに撮ってくれてるんだろ。
数分後、大量に僕の写真が
送られてきた。
四十枚ほどあるらしい。
「……えへ、」
気持ち悪いだなんて
一ミリも思わない。
ただただ嬉しかった。
写真を褒めると、
得意げに色々語ってくれた。
……かわいい……
ドヤ顔でメッセージを打っているのを
容易に想像できた。
意外な一面を知れて嬉しかった。
次の日
店の最寄駅に向かって
電車に揺られていた。
滉斗、さん…………
滉斗、くん…………
滉斗、ちゃん……はないか……
滉斗……?
ベチッと自分の頬を叩いた。
今は正午だから、
自分が乗っている車両に
人がいないのが幸いだった……
「次は、ーーー駅、ーーー駅」
降りる駅だ。
心臓がバクバクと跳ねている。
帽子を深く被り直し、
深呼吸してから、
駅のホームに踏み出した。
待ち合わせの店に近づくにつれ、
胸の鼓動が早鐘を打つ。
……いた。
店の入り口で、
辺りをキョロキョロしている。
トレンチコートに、
長い足がよく映えるデニム。
かっこいい…………
「……滉斗、さん……!」
「あっ、大森さん」
一瞬だけ迷ったが、
やはり呼び捨てにする
勇気は無かった。
対して滉斗さんは
苗字にさん付け。
少し距離を感じてしまうが、
僕は本名の名前だけで
活動しているから仕方ない。
「えと、入りましょうか……!」
「ですね。 あっ、予約の大森です」
「二名さまですね。 こちらへどうぞ〜」
……びっくりした。
滉斗さんがさらっと
「大森です」
って……
なんかこれ、
ふ、夫婦みたい……
「……どうかした?」
「なん、でもないです」
しかも急にタメ口……
簡素な造りの個室に通される。
周りの目が気になるし、
二人きりで話せるチャンス……!
「イタリアン好きなんですか?」
「あっ、はい、トマトパスタとか」
「へぇ〜、好きな食べ物も
もっくんと一緒なんですね」
「そ、うなんです」
しまった、
あんまり情報を教えると、
バレちゃうかもしれない。
「んと、滉斗さんって、 いつから…
もっくんのこと 好きなんですか?」
「聞きたいですか?」
急に身を乗り出してきた。
「き、聞きたいです」
そこからは、
ずっと下積み時代の
僕の話をしてくれた。
うれしい。
僕があなたのことを
思っている間、
あなたも僕のことを
思ってくれていたなんて。
「顔がコンプレックスだから」
などと適当な嘘をつき、
マスクの下から
パスタを食べた。
美味しそうに頬張る彼の笑顔が
とっても眩しかった。
「この後どうしますか……?」
「そうですね、 大森さんが良ければ、
町をぶらぶらするとか?」
「っ!ぜひっ!」
やった……
帰ろうとか言われたら
どうしようかと思った。
適当に店に入って買い物するのを
繰り返していたら、
すっかり日が暮れてしまった。
「あっ……」
「どうした?」
「終電、ここからじゃ間に合わないかも……」
「大森さんの家って 何駅先?」
「四駅です、」
「じゃあ、歩くのは 厳しいか……
……俺の家泊まる?」
「……えっ!?」
「あ、いや、別に 嫌ならいいんだけど、」
「いやいや、むしろ いいんですか……?」
「いいよ」
「お願いします!」
数分後
滉斗さんの家に
来てしまった。
「入って」
「ぉじゃまします」
わ……
いい匂いする……
「先にお風呂入る?」
「えっ、いやいや、 滉斗さんがお先に……」
「……じゃあ、 お言葉に甘えて。
適当に座ってて」
「っはい」
……………………
……なんか落ち着かない。
そりゃそうか。
長年片思いしてきた人の
家にいるんだから。
シャワーの音を聞かされ続けて、
気が狂いそう。
ガララッと、
お風呂場のドアが開く音がする。
「お次どーぞ」
髪がびしょ濡れの滉斗さんが
リビングに入ってきた。
「あっ、ありがとう、 ございますっ」
「着替え置いといてあるから」
「はいっ」
火照った顔の滉斗さん、
色気がすごい……
暑めのシャワーを浴びながら、
ぼんやりと考える。
ふと、
湯気が上がっている湯舟が
目に入る。
……え、
これ、
滉斗さんが入ったやつってこと……?
体を洗い終えてから、
浴槽に片足を突っ込んだ。
そのまま一気に
肩まで浸かる。
かぁっと顔が熱くなる。
これはきっと湯舟のせいだ……
……………………
これ今、
裸の滉斗さんに
抱きしめられてるってことだよね(?)
お湯にぶくぶくと口を沈めてから、
ハッと我に帰る。
じゃあこれは、
滉斗さんとキス……(?)
「……あぁあぁあぁ」
ざばっと湯舟から上がり、
脱衣所で体を拭く。
……え、まって、
僕、滉斗さんの服着るの…!?
彼シャツじゃん!
服を摘んで広げてみる。
でっか…………
顔に滉斗さんの服を被せた。
「すぅー……はぁー……」
玄関に入った瞬間の匂いと同じ……
はぁ…………
ほんと変態だな、僕。
……よし……
wki side
背後から突然、
「……滉斗」
と呼ばれた。
振り返ると、
大森さんではなく、
もっくんが立っていた。
はい、えーっと、
本当に自己満足で書いているので、
文章とか設定とかがおかしかったら
すいません。
でも、どうせみなさん
こういうのが好きですよね?
この作品が気に入った人は、
私と性癖お揃いですね!(すみません)
♡とフォローお願いします。
しばらくしたら、もう一つの作品も
一緒にフォロー様限定にしようと思います。
コメント
8件
なにこの展開! 急にもっくん覚醒?! うわぁ...好きすぎる✨ 続き楽しみにしています!!
えめっっちゃ好きです!! こういうの大好きすぎてもう愛してる(???)
この設定大好きです。 こんなにも甘々に書けるなんて尊敬です。 読んでる時もずっとニヤニヤしてました笑 続きが楽しみです