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「ねえ、昨日の会見みた?」
「みたみた蓮、超ヤバくない?」
「めっちゃカッコ良かったよね?あんなこと私も言われたーい」
「なんかさ、今までずっと蓮くんに彼女出来るの無理とか思ってたけどさ、昨日の花ちゃん見てたらなんか幸せそうで応援したくなったわ」
「花ちゃんも可愛かったよね?なんかキツそうってイメージ持ってたけど、恥ずかしがってんのとかやばかった。あれは蓮が好きになるのも無理ない」
「ねっ、これはもう応援するしかない!」
記者会見が終わり、厳しくなると予想していた世間の声は意外にも祝福ムードに包まれていた。
「すごい……SNSにおめでとうって言葉がたくさん」
蓮に見せると、嬉しそうに彼もはにかんだ。
「俺たちの真剣さが伝わったってことだな」
それを聞いていた三上さんは優しい言葉をかけてくれる。
「本当みんなに祝福してもらえてよかったね」
「でもまだまだこれからだろ、うつつ抜かしてたらどんどん新しい子に奪われちゃうからな」
そして東堂さんの少し厳しめの声。
そんな言葉にも蓮ははっきり言った。
「分かってます。絶対に譲りません」
「まったく、強くなったなあ」
【純愛宣言。白羽蓮、西野花。真剣交際発表】
【それだけじゃ、自分しか守れない。白羽蓮、名言続きの交際会見】
「仕事、あの会見からすごい来てるよ」
「こっちもだ。ふたりで出演の依頼もきてる。ふたりともその期待にはしっかり答えなきゃな」
「「はい」」
私と蓮は声を揃えて返事をした。
「花、行くぞ」
「うん……」
認めてもらったことが終わりではない。
私たちはこれからもずっと、挑戦を続けるんだ──。
私たちは”普通”の恋ができない。
守りたいもの優先したいもの常に考えていなくてはいけない。
だけど、キミヘの気持ちに偽りはないから。
何があってもふたりで手を取り合っていけるんだ。
-END-