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ピーナッツ
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【視点:qn】
思考の海に揺蕩っている。
昔から、自分はよく考えるタイプだった。
最初は、親。
「人にされて嫌なことは、しちゃいけないんだよ。」
「周りをよくみて。」
「悪いことは、駄目なんだよ。」
まず挙げるなら、これらだろうか?
一番わかりやすくて、一回は聞いたことがある人が多い。
そんな、基本の教育。
みんな、最初は従順に従うんじゃないだろうか?
そして、数人がすぐに、破ることを覚えて慣れる。
そしてそれがだんだんと大人になるにつれ、
破る内容が約束、ルール、規則、法律。
だんだん進化していく。
まあ、流石に法律や規則は守る人が多い。
自分も、もちろんその一人。
多数派の一人だ。
親に言われたことはちゃんと守った。
周りの子が間違えていたら、注意してみたりもした。
それが直らなくても、
「あんな子にならないよう気をつけなさい。」
で親の言う通り。
けど、だんだん矛盾がはじまる。
「自分で考えて動けるようにして。」
「なんで勝手に振る舞うの!?」
「わからないなら質問するのよ。」
「なんで自分で考えられないの!?」
「みんなって言うけど、本当にみんな?違うんじゃない?」
「もう、みんなあなたよりもずっと頑張ってるんだよ!?」
そんなふうに。
一回言われたら従順にして、
同じことで怒られることは無くなった。
そしたら、
「お宅の子、本当に優等生で、素敵ですね。うちの子なんて〜」
「あら、あなたのお子さんもすごいじゃないですか、この前〜」
よくある話だ。
嘘をつくなと教育しておきながら、
自分は建前で楽をする。
普通なら、その真似というか、
親から学習して建前を覚え、使うようになるのだろう。
(でも嘘は良くないって言われたし、、)
(頑張っていう通りにしてたら、いい事もあった。)
(ならそのまま、優等生でいよう。)
その後は、流れるが、流されるがまま。
僕は一度でいうことを聞き、
言われる前になんとかすることを習得していた。
だから、大人の矛盾、理不尽は、
周りから聞いたことで気がついた。
余計なことをしない方が良い。
どうせ良くないことになる。
従っていれば多少は避けられる。
優等生でいることに苦痛はない。
ただ、大人たちがしたように、
建前ではなく、仮面を被る。
いや、建前と同じなのだろうか?
わからない。
結局、何を正解と置くか、何を正しいと思うかは、
自分で決めるもの、
あるいは影響されて無自覚に気づき上げられていくもの。
価値観と同じ。
人生観という言葉もそこから来てるのかな。
わからない。
でも、周りはみんな、
ちょっとはルール破ったり、
嘘をついたりしている。
したことがある。
それでもそうしていない時、
それはなんと呼ぶのだろう?
平和って何か、なんて話に変わってしまう。
でも構わない。
優等生で入れば、思考に浸ることができる。
たとえ周りから分離しているように感じても。
何かおかしいかもしれないと思っても。
そもそも何をおかしいというかなんて、
僕は、俺は、自分は。
決めてもないし、
決められないし、
決めなくても良いと思うから。
僕と俺と自分。
もし区切りをつけるなら、
僕は優等生の自分が強い。
俺はどこか理不尽を感じることに対する、
感情的な思考が強い。
自分は、、、
その二つの果て、同じで違う、
矛盾した『わからない』。
それらの存在を認識し始めた時、
二つの対向が起こるようになった。
理不尽はおかしいけど、
それが社会全部ならさ、
社会全部、
この世界全部、
おかしいってことになるんじゃない?
いや、でもその上でどう生きるかで、
その理想が優等生で。
でもその優等生だって矛盾してる。
わかってるけど、言語化できない
その偶像に、縋るようになりきるしかない、、
でも偶像がわからなくなったら?
曖昧だからこそ消えそうで消えない。
他人のエゴに生きるのか?
でもその前にこうやって生きているのは
自分のエゴ。
(その自分のエゴだって)
(周りに影響されているんじゃ?)
(自分のって言い張れない?)
考えちゃダメだ、、
何も考えないってどうやって?
だんだん思考がぐるぐる回って
幾つにも重なって
矛盾して
分からない
分からない!
怖い、、
だから僕は出来るだけ何も考えないようにした。
ただ機械のように振る舞って
優等生になって
苦痛はないのに
苦しくて。
あぁ、なんでこんな、
複雑なのに単純なのかな。
全部、
なんで、
そうなのかなぁ?
思考するときは思考して
ただただ生きてみた。
この生きるは、薄っぺらい。
矛盾でできた、
理不尽だ。
コメント
1件
qnの内面の揺れが、静かでいてとても重く響きました。「僕」「俺」「自分」という呼称の使い分けが、彼の中でせめぎ合う三つの声のようで、ぐっと引き込まれました。優等生でいることの苦しさと、それでもその仮面を手放せないもどかしさ。ラストの「理不尽だ」という言葉に、全てが集約されているようでした。続きがとても気になります。