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暗闇
暗闇からなにかが聞こえる
「……!!」
「……て、!」
暗闇は次第に大きくなって
「た……て!」
「……けて!」
暗闇は私を呑み込んだ
「…すけて!」
「たすけて!」
暗闇から聞こえていたのは
誰かの助けを呼ぶ声だ
「たすけて!」
「たすけて!」
それでも私はそ知らぬ顔を
「たすけて!」
「たすけ……」
「………」
声は途絶えた
私はそうなる事を知っていた
とっくの昔に知っていた
暗闇は私だ。
KOKUGA
771
心好き@ペア画
217
とんぴー
773
コメント
1件
「暗闇は私だ」って最後の一行が、ずっしり重く刺さりました…。助けを求める声を知ってて、そ知らぬ顔してた“私”が闇そのものだったっていう反転が、静かに怖いです。詩みたいな短い言葉の連続なのに、読んでるうちに息が詰まりました。第9話で、ここまでの物語の空気が一気に反転した感じがして、すごいです🤍🥀