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授業が終わり廊下を歩いていると「セツー!!!!」と後ろから声を掛けられ後ろを見るとドットが抱き締めてきた
セツ)ちょっ!ひ、人たくさんいるから!
ドット)セツ!外行くぞ!
セツ)え?ちょっ、早い早い!
ドットに腕を捕まれ中庭に連れて行かれた
中庭
セツ)はぁ…はぁ…つ、疲れたぁ……
中庭のベンチに座ってグッタリしているとドットが「お前、全部抱えて辛くねぇの?」と聴いてきた
セツ)んぇ?
ドット)だから…
セツ)違う違う!えっと…なんでそう思ったの?
ドット)だってお前、誰もいない時つっーか…教室に居る時すげぇ表情が暗かったじゃねぇか
セツ)!?
まさかドットがここまで気が利くというか…勘が鋭いなんて
ドット)廊下を歩いてる時もそうだったじゃねぇかよ
セツ)……
まさかドットにここまで言われるとは……隠すのが苦手になったな…と思いながら「それで……何が知りたいの?」と聞くとドットは「マッシュとか他のやつに頼ろうぜ」と言ってきた
セツ)…私が飲んで他の人にお願いしないか……知ってて言ってる?
ドット)なんとなくだが分かってる、怖いんだろ
セツ)……怖いよ、色々ね
ドット)俺はマッシュやレモンちゃん……他の人に話してるぞ、その後に「セツの体調も気にしてやってくれ」ってな
セツ)……ドットや他の人は話せても私は話せないよ
セツ)私のクラスにどんな人が居るのか…わかんないから、ドット達のそばにしかいた事がないから
銃を取り出して「全員、【コレ】に怯えているから」と少し寂しい顔をして言うとドットは私の肩を掴んで「んな訳ねぇ!事実俺達はお前に惚れてお前のパートナーになったんだ!」と真剣に伝えて来た
セツ)ドット……
ドット)俺達と接してるみたいに他の奴と接したら良いじゃねぇかよ
セツ)……出来るわけないでしょ、私が優しく接るのは好きだから、大切だからなの
銃をしまって「んま、もう慣れたし気にしなくていいよ」と笑うとドットは何処かイラついた声で「お前が俺らのせいでぼっちになるんだったら来ねぇぞ」と言った
セツ)はぁ!?アンタらが大切だから……
ドット)大切でも自分を大切にしなきゃダメだろ!
セツ)ングッ…
ドットが本気で怒っている…普段ならヘラヘラと笑って……ランスと軽い言い争しかしないドットが本気で怒っている
ドット)セツ、悪いが今は本気で怒ってるからな
セツ)……わ、分かった!もう分かった!
ドット)!!
セツ)頼る…みんなに話すよ……
ドット)良かった……
セツ)あ、ちょっ!
ドットは安堵からか私を強く抱き締め「怒って悪かった、怖くねぇか?」と優しく聞いてきたが私は気づけば全員に気を遣わせていたことに少ししょぼんとしながらも「全く怖くないよ、優しいんだもん」と言ってスリスリと頬を擦り合わせるとドットに頭を撫でられた
セツ)よし!こうなったら話を全て知ってる校長にお話しよ!
ドット)知ってんのか!?
セツ)うん!オーターさんが話して私に確認取られて…って感じ
ドット)んだよ…でも生徒全員に知らせなくても良くないか?
セツ)そうじゃなきゃ嫌!全員に教えておいて…触ったら私にどんな目に遭わされるか知ってもらわなきゃ
不敵な笑みを浮かべるとドットは顔を引き攣らせた
セツ)それじゃ、私行くからドットは先帰っててよ!オーターさんに連絡取ってツララさんとオーターさんとレイン先輩来て貰います!
ドット)あ、ちょ_って、もう行ってるし…早いな……
校長室
セツ)ウォールバーグ校長!
ウォールバーグ)!?
かくかくしかじか四角いシャケだー!(?)
ウォールバーグ)ふむ…ワシとしては構わないが……君達はいいのか?
オーター)セツが望むなら俺は何でもいいです
セツ)私としてはこの人たちを守れるならどんな風に風潮されても構いません
ウォールバーグ)……そうか
校長は暫く悩んだあと
ウォールバーグ)君達の身を守るのもワシらの務めじゃ、明日急遽学年集会を行う、君達が言いたい事を明日言えば良い
セツ)お、オーターさんオネガイシマス……
オーター)だろうな…校長、明日お願いしますね
セツ)お、オネガイシマス……
校長は笑顔で快く引き受けて私とオーターさん達は校長室から出た