テラーノベル
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キス表現有り
吐血表現有り
今日はヤケにあいつの調子が良かった。
無理に振る舞ってそうで怖かったけど、
あいつに聞くことにした。
「なんか今日調子良いけど、
何かあったのか?」
にゃぽん
「夢を見たの!
私が暖かい野原で休む夢。
もう叶わないけどさ…」
その一言が痛感する。
もう冬は来ないからさ、
あいつは、病気でもあるから…
もし、春が来たとしても、
あいつの病気は治らない。
ふと、そいつの顔を見たら、
少し俯いていた。
太陽が出なくなって、
暗くなったその日は、
何時もよりは、暗かった。
にゃぽん
「ゲホッ…ゴホッ…ガハッ…ォ゙ェ…」
「あ…血が…!」
俺はすぐにそいつを応急処置
をした。
最近は嘔吐物ではなく、
血をよく吐いている。
…
物語っていた。
覚悟していたが、いざ直面すると
辛い。
あいつは少し諦めた顔をした。
にゃぽん
「あーあ…最期には、…ゲホッ…
野原で…ゴホッ…寝っ転がりたかった…」
「いいから…今日は休め…」
俺は、そいつに向かって
上手く笑顔ができなかった。
笑顔になったら、辛くなるから…
お互いが…
ひどいな。
春が来なくなってから、この町の人々は職を失った。
だから、なんとか、国が
作ってくれる食べ物に
有りつけている
だけ。
ただ、少ない金で…
買えるものも少ない。
現実は酷かった。
次の日々が来るたびに、
だんだんあいつは弱っていった。
ある日、片手で食器を片付けていた。
すると、突然あいつがこっちにやってきた。
にゃぽん
「あの…少し…こっち来て…」
「あ、嗚呼…」
彼女は俺を呼んだ。
そして…
にゃぽん
「鉄っぽいけど…良いかな…」
「?」
俺にはその言葉が理解できなかった。
でもそいつは思っていたよりは大胆で…
チュッ…
俺は…理解が追いつかなかった。
ただ…甘かった…
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コメント
5件
あ、いい…(語彙力皆無
急展開なのはごめんね。 あと、これは ハッピーエンドにしたい? それともバッドエンド…?
うわ…めっちゃ切ない回だった…。 「春が来ない」とか「病気で血を吐く」って設定がもう重すぎて、序盤から心臓ギュッてなったわ。特に「もう冬は来ない」「あいつの病気は治らない」って一文で、この世界の絶望感と主人公の無力感が一気に伝わってきた。 で、ラストのキスシーン…「鉄っぽいけど良いかな」ってセリフが、病気で口の中が血の味してるんだろうなって想像させて、甘さの中に切なさが混ざって泣ける。夢で見た野原の話がフラッシュバックして、余計に胸に来た。 続き、どうなるんだろう…読みたい。