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久々に書きました。
🍬🤖です。
よろしくおねがいします。
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🍬🤖が遊園地デートする話。
🍬が子供っぽい、カプ要素は途中までほぼないかも。
途中までは夏みたいな感じなのに最後は急に季節が冬になります(読めばわかる)
『雪の粒ほど君を想ふ』
デートは基本🍬から誘うけれど、珍しく🤖から誘う、🍬はそれが嬉しくて今からでも行こう!となるけれど、流石に今からは、と少し苦笑いする🤖。結局次の日曜にくことになる。二人とも気分が上がっていて、まだ集合の1時間前なのに二人とも集合場所に着いている。🍬は🤖の服を見てかわいってなってるし、🤖も🍬の服を見てかわいってなっていて、無言のまま数分が過ぎる。そこで🤖は🍬の服装に見惚れていることに気づき、少し照れくさそうにしながら、🍬、そろそろ行くよ、と🍬の手を軽く引いてみるが🍬はまだ🤖の服装に見惚れている様子で🤖が手を引っ張っているのに気づいていない。🤖は🍬〜?と何度も声をかけるが、🍬は反応がない。🤖は溜息を吐きながら、今行くならキスしてあげる、と小さく呟いた(🎀にこう言ったら喜ばない人はいない!と教えてもらった)。🍬は🤖がそう言うと同時に、早押しクイズでもやっているのかのようなスピードで目を輝かせホントに!?と反応する。🤖は少し呆れた顔をしながらも🍬の手にそっと口付けをする。🍬も🤖もぼぅっと顔を赤らめ、も、もう行こう、と🍬の手を引く。🍬もすぐ正気を取り戻し、そうだねっ、と🤖に着いていく。やっぱりこう言うのは柄ではないな、と🤖は心の中で思った。着いたのは大きな遊園地で、家族やカップル、様々な人々で賑わっている様子だった。ゲートに向かうが、もうゲートには人で溢れかえっていた。すごい人だね、と🤖が呟くと、そうだね、と🍬も相槌を打つ。少しして、やっとゲートを通ることができ、遊園地の中に入る。ゲートを通ってすぐ前に、遊園地のよく分からないキャラが居て、🍬は凄くそのキャラに惹かれた様で、写真を撮りに行っていた。🤖は普段なら、こんなキャラと写真を撮るなんてことはないが、🍬があまりにも楽しそうな表情を浮かべるものだから、🤖も一枚だけそのキャラと🍬が写っている写真を撮る。🍬が🤖の元に戻ってくると、🤖ちゃんっ!次はあれ行こう!と言うから🍬の指差す方に目線をやると、それはお化け屋敷だった。🤖はいいよ、行こっか、と歩こうとすると、🍬はさりげなく🤖の手を取って歩く、あまりに自然なものだから、🤖は一瞬気が付かなかったのもの、直ぐに気が付き少し顔を赤くしている。お化け屋敷は思っていたより空いていて直ぐに入ることが出来た。🍬はお化け屋敷に来ていると言うのに、何故かとても笑顔だった。🤖も、まぁ、遊園地のお化け屋敷なのだしそれほど怖くはないだろう、と考えていた。だが、お化け屋敷は思っていたより本格的で入って直ぐから少し怖い空気が漂っていた。なのに何故か🍬は先程と変わらないにっこりとした笑顔だった。中を進んでいると、ばあっ、とお化けか驚かしてくる、🤖は驚いた様子で、思わず🍬の腕にしがみつく。🍬は少し表情を崩したものの、相変わらずの笑顔であったが。お化け屋敷を出て、🍬は次はどこ行く〜?とまだまだ元気そうに🤖に聞くが、🤖は普段あまり動くことがないせいか、もうへとへとになっており、ちょっと休憩…、と何日分かの疲れが溜まっているかのような声で言う。🍬はそんな🤖を見て、じゃあ休憩できるアトラクション行こ〜!メリーゴーランドとかどうかなっ?と提案するが、返答を聞く前に手を引き、メリーゴーランドのある方へと向かう。🤖は戸惑っており、ほぼ🍬に引きずられている状況。メリーゴーランドの前に着く、メリーゴーランドは空いていて直ぐに乗ることができた。🍬は1番高い馬の方へと走っていったが、🤖はベンチの様な席に座る。メリーゴーランドが始まり、🍬の方を見て見ると、片方の手をあげ小さな子供のように大はしゃぎしていて、もう高校生なのにそんなにはしゃぐのはどうなのか、と少し呆れるが同時に微笑ましくも思う。数分してメリーゴーランドが終わると🍬は直ぐに🤖の元に駆け寄り、次はあっちにいこう!と今終わったばかりなのに、🤖の手を引きどこかへ向かう。着いた先はこの遊園地で1番怖い!と噂のジェットコースターだった。🤖も勿論その噂を知っており、ジェットコースターがとてもと言うほどではないがそれなりに苦手な為、他のにしない…?と聞こうとするが🍬がうるうるとした子犬のような目でだめかな…?と言うもんだから、当然断れるわけもなく列に並ぶ。1時間くらい並んでいると、自分達の順番が来た。なんと1番前の席で運がいいのか悪いのか分からないが🍬が1番前だ〜!と喜んでいる為いいとしよう。そうして、出発しまーす!と大きな声が響きコースターが進み出す。まだそんなに怖いところまで来ていないのに🤖は顔を青くして怖がっている。🍬は両手をあげて大はしゃぎしており、お化け屋敷の時も思ったが、この子に恐怖心というものはないのだろうか?少しして頂上まで着くと、🍬は変わらずはしゃいでいるが、🤖はそんな姿を見る余裕もない程に怖がっている。その瞬間、一気にコースターが下に落ちる、🤖は🍬の腕にしっかりとしがみつきながら悲鳴をあげている。そんな状況がしばらく続いて、やっとコースターが止まると、🤖の顔色は今にも倒れそうなほどに悪くなっている。その為、流石に🍬も大丈夫…?と心配そうな顔で🤖を見つめる。
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そんなこともあり、他にも少しアトラクションに乗っていたら、あっという間に夜になった。あと数十分もすれば遊園地は閉園の時間になる。🍬は最後に最後に行きたいところがある、といい🤖は疑いながらも着いていく。着いた先は観覧車だった。🤖は思っていたより普通なところで驚く。閉園ギリギリなお陰なのかは分からないが、並ばずに乗ることができた。🍬は観覧車でもお構いなしにはしゃいでいる。そんなにどんどんしてたら落ちるよ。と冗談半分でいうが、着地するから大丈夫!と返される。どんだけ高いと思ってんの…と🤖は呆れた顔でいう。数分すると頂上間際までゴンドラが到達する。流石に頂上くらいまでくると、🍬も静かに景色を眺めている。🤖は思わず綺麗だな…と呟くとそうだね、でも🤖ちゃんの方が綺麗、と🍬が返してくる。急に告白の様なことを言ってきたので、びっくりして硬直する。が、🤖は何を思ったのか🍬も綺麗だよ、という。そうするとわかりやすく🍬の頬が赤く染まる。そして、🍬はまだ赤さが残っている顔を近づけてきて、唇を合わせる。直ぐに唇を離したが、どちらの顔も赤色に染まる。今は冬なはずなのに何故こんなに暑いのだろうか。今までも、何度かこの胸の高鳴りを経験したことはあるが、今までとは何だか違う、不思議な感覚であった。何だか体全体が暖かくなって、うまく物事を考えられなくなるような…そんな感じだった。そこからはお互い少し気まずくなったのか、そっぽを向いて黙っていた。下に着いて、観覧車を出ても二人は黙ったままであったが、🤖がお土産買いに行く?というと先程までの少し気まずそうだが、どこか幸福な表情から、気まずさが抜け幸せそうな笑顔を浮かべた🍬が行くっ!と元気に答え、🤖の手を取る。二人の手は冷たかったが、何故だか暖かく感じる。手を繋いでいるから暖かいという訳ではなく、🍬と繋いでいるから暖かいと感じるのだろう。ああ、やっぱり🍬の事が好きなんだな、と🤖はしみじみ思ったのだ。
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遊園地を出て、二人は電車の方へと向かう。電車は何故だか凄く空いていて簡単に席に座る事ができた。🤖が次に意識が戻ったのは、家の直前の駅だった。🍬はどこだろう、と思い横に目線を向けると、🤖の肩に寄り掛かりすーすー…と小さく寝息を立てる🍬が居た。🍬の肩を軽く叩いて起こすとはっとした様に意識が戻った🍬は、🤖の肩に寄り掛かり寝てしまっていたことに気づき寝たふりを始めた。早く行かないと駅、過ぎちゃうよ、そう🍬の手を引き電車から降りる。そうして駅から降りた二人は家の方へと向かい歩く。🤖がじゃあ私、こっちだから。と言い別れようとすると、🍬が待ってと引きとめる。そしてバッグから一つの小さなプレゼントボックスを差し出してくる。それを開けると、中身はキラキラと輝く小さな宝石がついたネックレスだった。🍬は喜んでくれたかな…?と不安そうに聞くので、🤖は思わず少し大きな声で嬉しいに決まってる!と言うと少しびっくりした表情を浮かべる🍬だったが、よかったぁ…!と顔いっぱいの笑顔を浮かべるものだから、食べてしまいたいほどには可愛らしかった。更に🍬は、あたしも同じの買ったからお揃いだよっ!と同じネックレスを取り出してきて、何なのだろう、この可愛さは。いや、もう可愛いだけでは収められないほどに可愛い。🤖は🍬を思いっきりに抱きしめる。🍬はえへへ、苦しいよ〜、と何とも幸せに満ち溢れた様な声で言う。
end
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