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おまけけけけ
とりあえず色んなシュチュエーションでさ
“傘を忘れた場合”
菅原孝支(夢主忘れ)
警報が出て授業が午前中だけになるような土砂降りの日。西川は絶望する。
『か、傘、忘れた・・・』
待つと言っても止む気配はない。
仕方なく西川はカバンを頭の上に持ち上げて、勢いよく走り出した。
その瞬間、焦った声と共に肩を掴まれる。
「ちょ、ちょちょちょい!?」
「ゆりちゃん何してんの・・・!!?」
『あ、傘を忘れまして・・・』
それを聞くと、納得したように菅原は西川の肩を抱いたまま折り畳み傘を開く。
「はーー、びっくりしたべ笑」
「偉大なる菅原センパイが持ってきてるから、一緒に帰るぞ〜!」
『す、すみません・・・!!』 「HAHAHA!」
なんとか命拾い。相合傘をして歩く2人。
身長が高い菅原が傘を持ち、西川が少しでも濡れないよう傘を傾けた。
『ア”!!菅原さん傾けないでください!』
「い、いやー、謎の引力が・・・!」
『いいから!!』 「ん”ん・・・・・・」
まあ、一番の理由は西川との距離が近すぎて緊張で手が震えているだけ。
そのまま2人は仲良く帰ったとさ。
国見英(夢主忘れ)
警報が出て授業が午前中だけになるような土砂降りの日。西川は絶望する。
『か、傘、忘れた・・・』
監督の都合で部活もなくなり、完全に救いの道は絶たれた西川。全てを悟ったような顔で窓の外をぼーっと眺める。
すると突然、肩になにか重みが乗っかった。
『?─って国見くん!』
「ゆりちゃん。」
振り向くと乗っていたのは国見の顔。
国見は相変わらず思考を読めない無の表情で西川の頭頂部に折り畳み傘を立てる。
「これなーんだ。」
『こ、これは・・・!傘だ・・・!!!』
「せいかい。ご褒美あげる。」
そのまま国見は無言で西川を昇降口まで連れていき、外に出て傘をさして西川の方へと片手を伸ばした。ほのかに耳が赤い。
『な、なんだなんだ』
「ん。忘れたんじゃないの、傘。」
『ワスレマシタヨ・・・?』
「一緒に帰ろ。ね。」 『い、いいの、!?』
「良いから言ってんの。はい早く。」
『しっ、失礼します!!!』
救いの道は残っていた。相合傘で帰る2人。
菅原とは真逆で、国見はなるべくくっつけるようわざと傘を自分の方に傾ける。
「・・・・・・・・・」
『ニシシ!国見くん風邪ひかないでよ!』
「はあ・・・?─違うっての・・・」
しかし西川は国見が濡れないことを優先してしまうので、結局諦めて西川の方に傘を傾ける国見でした。
及川徹(及川忘れ)
警報が出て授業が午前中だけになるような土砂降りの日。及川は立ちつくしていた。
(あー、どうしよう・・・)
(岩ちゃんに借・・・っていや、今日岩ちゃん熱でお休みなんだった。)
(お見舞い行くにしても傘がなーー・・・)
そんなことが駆け巡る及川の脳内。
西川を好きになってから他の女の子に借りる選択肢は候補にすら上がらなくなった。
覚悟を決めた瞬間、静かに傘がさされる。
『はあ・・・っ、はあ・・・っ』
「ゆ、ゆりちゃん?」
『ぁ・・・っ、あなたは馬鹿なんですか・・・っ!』
『こんな土砂降り、無理ですよ・・・!』
息を荒くしながら片手に傘を持つのは西川。外を眺める及川を見て察したのだろう。
でも及川は本命童貞。
好きな子と相合傘すると考えただけで真っ赤になってしまい、咄嗟に顔を逸らした。
『・・・はぁ、仕方ないなぁもう!』
「うわっ!?」
西川は及川の片手を引っ張る。及川が逃げないように離さないまま傘を持ち歩き始めた。
『プロ選手としての自覚を持ってください!』
「す、スミマセン・・・・・」
「ねぇゆりちゃん」 『?』 「だいすき。」
気持ちが抑えられなかった及川でした。
“真冬に二人で帰る場合”
月島蛍
今日の最高気温は4℃。小さな雪がしんしんと降る、まさに真冬の日だ。
そんな中、月島が誘って一緒に帰る二人。
『うぅ〜・・・寒い!!!!』
「うるさい。今外。」 『スミマセン!』
「第一何でそんな薄着なわけ?マフラーは?」
防寒対策バッチリな月島が西川を睨む。
『いやー・・・あの、デスネ・・・』
『イヤーカフとかマフラーとかは友達に・・・』
「は?貸したの?」 『ハイ。』
「・・・・・君ってほんっと馬鹿。逆に才能。」
『う、うるさいな!!!』
月島に反論しながら、鼻先と耳と頬を真っ赤にして両手に息を吹きかける西川。
月島は胸が締まるのを感じため息をついた。
「・・・はあ・・・・・ん。」
少し震える手で西川に自分のマフラーを巻いて、片手をとってポッケに入れる。
『ちょ、いいよいいよ!!!平気!!』
「なに、嫌な訳?」
『そ、そんな事は・・・無いんですけども・・・』
おでこまで真っ赤になってマフラーに顔を埋める西川を見て、月島も首裏を赤くする。
「・・・じゃ、受け入れて。」
「君が平気でも僕が平気じゃないから。」
『な、なんか奢ります、!アイスとか、!!』
「今冬デショ。やっぱ馬鹿。」
そのまま仲睦まじく家に帰った二人でした。
黒尾鉄朗
今日の最高気温は4℃。小さな雪がしんしんと降る、まさに真冬の日だ。
そんな中、黒尾が誘って一緒に帰る二人。
「あ”〜、寒いな〜。」
『寒いですね〜!明日は積もるでしょうか!』
「お、積もったら雪合戦でもしますか!」
『良いですね!皆呼びましょう!』
黒尾は明るく笑ってマフラーに顔を埋める西川を横目で見て、片手を取った。
「今日何度だっけ。」
黒尾の特性1。当たり前のように手を繋ぐ。
『最高4度です!人が死ぬ!!』 ぎゅ
「ぅお、え、ウン、」
黒尾の特性2。繋ぎ返されるとすぐ照れる。
『ふへへ、黒尾さんの手、あったかい!』
「ん?そうだろ〜?」
「黒尾サンの手は巷で有名なんすよ〜。」
『ふふ、なんですかそれ!』
指先が赤らむ手で口を抑え笑う西川に、黒尾は屈んでグイッと顔を近づけた。
「─お嬢さん、出来れば雪合戦はさー・・・」
「俺と二人でやりません?」
『え、良いですけど、!楽しいですかそれ!』
「楽しい楽しい。ゆりサンが居るなら。」
黒尾の特性3。嫉妬と独占欲がかなり強い。
木兎光太郎
今日の最高気温は4℃。小さな雪がしんしんと降る、まさに真冬の日だ。
そんな中、一緒に帰る準備をしている二人。
「西川ー!準備できたかー!!?」
『もう少し!すみません!💦』
「ん、全然待つから!ゆっくりでいーよ!」
むしろ一緒の時間が増えるので大歓迎。
準備が終わり、体育館から出ようとする西川の手を取り恋人繋ぎする木兎。
「マフラーってどうやって巻くのー!!?」
『やってあげましょうか!』
「おう!!さんきゅ!!」 『いえいえ!』
木兎は手を繋いだまま笑顔で屈む。
『・・・・・・あの、木兎さん両手欲しいです!』
「えー!!ヤダヤダ離したくない!」
『はあ・・・仕方なくですからね!まったく!』
西川は木兎の首元マフラーに手をかけ、説明しつつ片手で何とか巻いてあげる。
『─はい!出来ましたよ!』
「カワイイ!すげぇな西川!さんきゅ!!」
「じゃー帰るか!」 『そうですね!』
ちなみに西川が頑張ってしていた説明、木兎は西川に見惚れてしまっていたため何も聞いていなかったとさ。
“目薬が強敵だった場合”
花巻貴大(花巻苦戦)
ミィーティング前、部室に集まっていると扉を開けて入ってきたのは半泣きの花巻。
その姿に動揺する者しない者。
すると花巻はため息をつきながらティッシュで雫を拭い、ポッケから目薬を出した。
「いや、涙じゃなくて目薬ねコレ」
「なーんか目が痒いからさ、さそうとしたんだけど全然させねーのコレが。」
「マッキー俺は失敗したことないよ!!」
「黙れデカ目野郎。」 『難しいですよね!』
「なあ松川さしてくんね?お願い〜」
「え〜〜・・・、やだ笑」 「このドケチ!」
松川や国見に振られてキレる花巻を横目に、西川は目薬を眺める。
『─花巻さん、私がさしましょうか!』
「・・・・・・え??」
『目開けてじっとしててくださいね〜!』
本人以外西川の発言に時が止まったまま。
頭が追いつかない花巻を置いて、西川は膝立ちになり花巻の顔を抑える。
あまりに長い時間目が合うので、大動揺。
『・・・ハイ!さし終わりましたよ!』
「・・・・・・・・・・・・」
『ってあれ?花巻さん?・・・花巻さん!?』
花巻がログアウトしました。
黄金川貫至(夢主苦戦)
今日は寒くて手が震え、苦戦している西川。
そっきからずーっと何かしているので、気になった黄金川が駆け寄ってきた。
「西川ー!さっきから何してるの!?」
『いやー、目薬なんだけどね・・・』
『なんか今日手が震えて上手くさせない!』
「なるほど分かった!!」
「俺がさす!出来ると思うし!多分!」
そうも言われると不安になる。
西川はそう頭で思いながら目薬を黄金川に渡し、なるべく安全に終わるよう願った。
「ん、ん”んー・・・・・・!」
一方黄金川、西川が可愛すぎて真っ赤っか。
(─顔ちっちゃい!片手以下だ!)
(鼻高いし!すげー可愛い!・・・キスしたい。)
(柔らかいのかな・・・・・、でもうん!)
(付き合う前に手は出しちゃダメだよな!)
(あ、付き合ったら良いよな・・・!?)
(どうしよう!付き合ったら俺大変だ!!)
思考は珍しく文字ばかり。
ずっと動かない黄金川に、更に不安は募る。
「・・・はい!パチパチして西川!」
『ん!いつの間に!!ありがとう!』
でも案外物凄くさすのは上手くて、手先が器用なんだなぁと驚く西川だった。
角名倫太郎(角名苦戦)
花粉の季節。目が痒くて目薬をさそうとしても、全弾外して萎えている角名。
「・・・・・・・・・チッ」
舌打ち共に目薬にメンチを切っている角名を見つけ、西川は即座に察する。
ヒョイ、と隣から角名の目薬を奪った。
「あれ、ゆりちゃん・・・」
『ニシシ!倫ちゃん目薬させないんでしょ!』
「あ、うん。この糸みたいな目のせいで。」
『なんですか糸とは!!!』
『倫ちゃんはそこがかっこいいの!!』
西川は目薬の蓋を開けて机に置き、椅子に腰掛けている角名の膝上に座った。
「ちょ、ん・・・、?」
『私がさしマス!動かないでね倫ちゃん!』
「え。・・・写真撮ってもいい??」
『動かないでクダサーイ』
そのまま超密着状態で見つめ合う二人。
西川は角名の細目に目薬を入れることに集中していて、角名は動けなくなる。
(・・・はぁあー・・・ほんと罪深・・・)
(この体勢なんなのか分かってんのかな、)
(いや分かってない。絶対に。)
(太もも柔らか。細。てか腰も全部細。は?)
(ヤバい勃つ。どうしよ。)
(絶対耐えろ自分。妄想に抑えろ自分。)
この後角名の脳内は放送禁止語句で溢れかえったそう。よく耐えたものです。
“好きな子が夢に出てきた場合”
※個人的に好きなお題なので沢山います
灰羽リエーフ(夢主に告白する夢)
深夜、口元が少し緩んでいる灰羽。
夢の中ではいつも通り学校に通っていて、いつも通り西川と会う。
でも少しいつもとは違うところがあった。
『リエーフ!おはよう〜!』
「おはよー!今日も可愛い!大好き!」
思ったことがなんでも口に出てしまうのだ。そして何故か西川はそれに反応しない。
『見て見て!チャーム変えたんだ!』
「見せてくれるの可愛い!手ぇちっちゃい!」
『ふふ、リエーフに似てるよね!』
「笑ってるのもその発言も全部可愛い!」
『この写真夜久さんの良さ全部出てない!?』
「夜久さんばっかズルい!」
「俺以外見ちゃだめ!褒めちゃやだ!」
自分の口に違和感を感じつつも西川と話していると、突然目を覚ました灰羽。
勢い良く飛び上がり自分の口角を抑えた。
「うわぁ〜〜〜・・・、どうしよう・・・」
「なんか今めっちゃ西川好き、すごい好き、」
「今日会った時好きって言っちゃいそ〜・・・」
結局その日1日はずっと口に力を入れて耐えていた灰羽でしたとさ。
天童覚(付き合っている夢)
深夜、いつもと違い全く動かず寝る天童。
なぜなら、夢の中では西川と付き合っておりそれに全神経を注いでいるのだ。
夢の中では、天童の口が勝手に何か喋る。
『え??あの、もういっかい・・・』
自分が誰かに悪口を言われていたと西川に報告すると、一瞬でハイライトが消えた。
『・・・分かりました!天童さん♡』
『撲殺しましょうか!絞殺しましょうか!』
『それとも天童さんが殺したいですか♡』
『なら私が監禁しましょうか!』
笑顔で言う西川の瞳孔は、完全にハート。
『言ってくれて嬉しいです!♡』
『それって私と一緒に歩いてくれるってことですよね♡一生一緒ですね!』
『はぁあ・・・幸せ♡愛してます天童さん♡』
そんな西川に、ある言葉を言ってみる天童。
『・・・は?”別れたい”??』
『そんな簡単に別れられると思いますか?』
『もう・・・二度と言わないでくださいよ♡』
そう西川の発言を聞いた瞬間、興奮が最高潮に達したのか起き上がる天童。
息は荒く、体を巡る血がとても熱い。
「・・・・・・はー・・・、ははっ♡」
「激重ゆりチャン、すっげぇ可愛い・・・」
「自分ぐらい愛が重いのって、最っ高、♡」
結局天童は自分を慰めてから家を出たとさ。
岩泉一(🔞をしている夢)
深夜、寝ている岩泉は耳を赤くしていた。
夢の中では西川と良からぬ事をしている最中で、とにかく欲求が詰め詰め。
自分より何倍も細い腕で自分の首にしがみつき、自分が耳元でなにか喋るとその度に外も中も反応する姿。
声を我慢する癖があって、出させようと少し意地悪してみると直ぐに出る甘い声と自分へ好意を伝える声。
かなり体格差もあるし達する速度も違うので無理をさせているだろうに、全く気にせず自分に気持ちを伝えてくれる。
その全てが、興奮して愛おしくて堪らない。
「は・・・っ”、は・・・”」
現実では何も起きていないのに体は暑く、息は興奮と共に上がっていく。
その異常に驚いた体が、突然起き上がった。
「・・・は、夢、だよな・・・?」
目の前は真っ暗で、西川の姿など無い。
理解した瞬間、自分の両頬を全力で叩いた。
「ガチで最っっ低だな、俺・・・」
「勝手に想像しやがって・・・」
「最悪だ。クソ申し訳ねぇ、男らしくねぇ、」
血が出そうなほど両膝を握りしめる。
結局岩泉はそのまま一睡もせず早朝西川の家に迎えに行き、馬鹿デカ声で謝罪したそう。
赤葦京治(🔞をしている夢)
深夜、いつもと違いやけに体が動く赤葦。
夢の中では西川と良からぬ事をしている最中で、とにかく欲求が詰め詰め。
自分が指で慰めてあげると、少し動かすだけで敏感に感じて腰を丸めたり、赤くなって自分にキスをねだる姿。
浅い所も深い所も全部敏感で、初めてなので怖がらせないようゆっくりやると大丈夫というように好意を伝える声。
他の男には特にないのに、自分の声限定で耳も敏感になっていて少し耳元で囁くだけで大きく中も反応する。
その全てが、興奮して愛おしくて堪らない。
「は・・・っ、は・・・っ」
現実では何も起きていないのに体は暑く、息は興奮と共に上がっていく。
その異常に驚いた体が、突然起き上がった。
「・・・・・・・・・夢、」
目の前は真っ暗。もちろん西川も居ない。
理解した瞬間、赤葦は酷い嫌悪感を抱いた。
「あぁ、俺クッソ気色悪い。」
「ゆりさんの恩を仇で返す最低な人間だ。」
「・・・ゆりさんに、どういう顔して会おう、」
突然切り替えて、手鏡をとる赤葦。
結局、その後は朝日が昇るまで西川と会った時用の表情を練習したそう。
北信介(🔞をしている夢)
深夜、寝ている北は少し息を荒くしていた。
夢の中では西川と良からぬ事をしている最中で、とにかく欲求が詰め詰め。
自分の両腕の中に収まり、自分のシャツを掴んだり首に手を回したりして必死に快感を耐えている姿。
頑張って声を抑えようとして、少し自分が意地悪すると直ぐに出る甘い声に混じった”信介さん”という名前呼び。
自分へ好きを連呼しながら吐かれる息は蕩けるように甘く熱く、耳も頬も真っ赤で自分を見る潤んだ瞳。
その全てが、興奮して愛おしくて堪らない。
「は・・・っ”、は・・・」
現実では何も起きていないのに体は暑く、息は興奮と共に上がっていく。
その異常に驚いた体が、突然起き上がった。
「・・・な、なんや、夢・・・やんな、?」
目の前は真っ暗。すぐに理解する。
理解したからこそ、恥ずかしさが物凄い。
「あか、ん・・・なんや今の夢、」
「わ、忘れな・・・」
「どない、しよ・・・俺最低や、あかん、」
忘れようとするほど、さっきの夢がより思い出されてしまう。耳が焼き切れそうだ。
結局、その後は一睡も出来なかったそう。
宮侑(🔞をしている夢)
深夜、息を荒くして赤くなっている宮侑。
夢の中では西川と良からぬ事をしている最中で、とにかく欲求が詰め詰め。
顔、首、腕、指、腰、足の全てが自分より何倍も細くて小さくて、キスしようと顔を近づけるとギュッと閉じる瞼。
中だけではなく全身が敏感になっていて、耳や腰、口内を少し触っただけで沢山甘い声を出し混乱している姿。
怖がらせないようにかなり抑えているが、自分と体格も経験も違うのできついだろうに素直に好意を伝えてくれる。
その全てが、興奮して愛おしくて堪らない。
「は・・・っ、は・・・っ、」
現実では何も起きていないのに体は暑く、息は興奮と共に上がっていく。
その異常に驚いた体が、突然起き上がった。
「・・・・・・は、夢、」
目の前は真っ暗。下には宮治も寝ている。
「・・・は♡ゆりちゃん夢でも可愛ええなぁ♡」
「自分の下で素直に喘いでくれて・・・♡」
「はよ、抱きたい♡一緒になりたいわぁ♡」
顔を両手で抑えながら呟く宮侑。
しかし朝、宮治が宮侑に違和感を感じる。
「おいツム、なに暗い顔してんのや。」
「・・・・・・俺、最低やなぁ思て。」
─どうやらただの軽い想いではないようだ。
“夢主がお洒落してた場合”
松川一静
今日は西川とのデートの日。
あまりに楽しみにしすぎて30分前に着いてしまい、集合場所で西川を待っていると・・・
『おはようございます!松川さん!』
松川に声をかけたのは信じられないほどの美少女。どうやら姉にやられたらしい。
「・・・あは、♡」
いつもとは違う姿に思わず笑みが浮かぶ。
松川は自分の耳と首裏が熱く感じた。
「今日はいつもと違うんだね。服も髪も。」
「凄く似合ってる。可愛い。」
『そ、そうですか!?変じゃないです!?』
「変じゃないよ。全く。」
驚く西川の頬に、松川は両手を添えて屈み顔をめちゃくちゃ近づける。
傍から見ればキスにしか見えないだろう。
『ま、松川さん・・・!?』
「うん。可愛い。凄く可愛い。すごく。」
「絶対誰にも見せたくない。」
「ね、行く所水族館に変えてくれないかな。」
『い、いいですけど何故・・・??』
赤くなりながら疑問を呈す西川の輪郭を親指で撫でて、ニコッと笑う松川。
「─だって、暗いから見えづらいでしょ?」
木葉秋紀
今日は西川とのデートの日。
あまりに楽しみにしすぎて30分前に着いてしまい、集合場所で西川を待っていると・・・
『おはようございます!木葉さん!』
木葉に声をかけたのは信じられないほどの美少女。どうやら姉にやられたらしい。
「ぇ・・・・・・」
あまりの可愛さに、文字通り言葉を失う。
自分の顔が熱いのに気づき、急いで隠した。
「あんま、こっち見ないで・・・」
「どうしたの、今日・・・いつもと違う、」
『や、やっぱおかしいですかね、?』
「は、いや、違う違う!!」
「なんかいつもとというか、その、あー・・・」
言葉が上手く発音できず、木葉は西川に向かってこっちに来てのハンドサインをする。
『? 木葉さん、えっと、』
近寄った西川の耳横に添えて、口を開いた。
「・・・誰にも見せたくない。すげぇ好き。」
そう囁かれた瞬間、真っ赤になる西川。
その西川が可愛すぎて真っ赤になる木葉。
「─あーー・・・、えっとさ、」
「今日は俺から離れないでくんね、?」
結局、ナンパされるのが心配な木葉でした。
白布賢二郎
今日は西川とのデートの日。
あまりに楽しみにしすぎて30分前に着いてしまい、集合場所で西川を待っていると・・・
『おはようございます!白布さん!』
白布に声をかけたのは信じられないほどの美少女。どうやら姉にやられたらしい。
「は・・・?・・・誰だよお前、」
脊髄で分かっていても、脳が追いつかない。
耳が溶けそうなほど熱くなった。
『ちょ、西川ですよ!!酷いなあ!!!』
「いや・・・お前、髪、」
『あ、や、やっぱり変ですよね、?』
「・・・まあ、いんじゃねぇの、多分、」
素直に言えず、脳内で自分をとがめる白布。
『ふへへ!早く行きましょ!楽しみです!』
「ん、・・・なあ、ちょっと待って。」
カバンを持ち直して歩き出す西川の片手を取り、恋人繋ぎする白布。
「・・・今日のお前、すげぇ、か、可愛い。」
「それ見せつけて歩くとか無理。」
「あとナンパされんのも無理。」
「─だから、今日は一日・・・手、繋いどけ。」
真っ赤になりながら、必死に想いを伝える。
その後は意地でも手を離さなかったそう。
“好きな子の着替えに遭遇した場合”
影山飛雄
女子更衣室が壊れたので、部室で着替えていた西川。全員にその事は伝えていたが・・・
「ぅお・・・っ!?」 『え』
何も知らない様子で扉を開ける影山。
丁度上を着替えようとしていて、下着こそ見えていないがかなり肌を見られてしまった。
西川は即座にシャツを下ろす。
『か、かかかか影山・・・?? ン・・・??』
西川もイマイチ頭が追いつかない。
とりあえず二人は茹でダコくらい真っ赤だ。
「お前、なんでこんなとこで着替えてんだ、」
『い、言ったじゃん!!』
「・・・あ。」 『あ!!今思い出したな!!!』
ハッとする影山に、更に赤くなる西川。
今すぐこの空気をどうにかしたいので、影山の背中をグイグイ押して締め出した。
が、影山は閉められた扉前から動かない。
『影山クンなんですか!!』
『何か用でもあるんですか!!!』
「いや、話聞いてないやつが入ってくるかもだから俺が見張っとく。危ねぇし。」
『人のこと言えないね!ありがとうね!』
牛島若利
女子更衣室が壊れたので、部室で着替えていた西川。全員にその事は伝えていたはず・・・
「!」 『え』
何も知らない様子で扉を開ける牛島。
丁度上を着替えようとしていて、下着こそ見えていないがかなり肌を見られてしまった。
西川はサッとシャツを下ろす。
『うしっ、うししし、うしじまさん、?』
イマイチ頭が追いつかない西川と、即座に片手で自分の目を覆う牛島。
「・・・その、すまない、・・・何故ここで、」
『きっ、聞いてませんか、!』
「ああ。」 『うわぁすみません・・・!』
どうやら伝え漏れがあったようだ。
それとして推しに着替えを見られてしまい赤い顔を下に向けたまま静かになる西川。
すると牛島がドアノブに手をかけ振り向く。
「・・・伝え漏れがあったとはいえ、本当に、すまなかった。見てしまい・・・」
『い、いえいえ!私こそ、!!』
「後は俺が見張っている。安心して欲しい。」
「それと・・・・・・本当にすまなかった。」
宮治
女子更衣室が壊れたので、部室で着替えていた西川。全員にその事は伝えていたはず・・・
「は・・・、!?」 『え』
何も知らない様子で扉を開ける宮治。
丁度上を着替えようとしていて、下着こそ見えていないがかなり肌を見られてしまった。
西川は即座にシャツを下ろす。
『お、おおおお、おさむさ─』
理解出来ていない西川の声を遮って、宮治が自分の頬を殴る音が響く。
『!? えっ、ちょっ、えっっ』
「スマン・・・っ、ほんま、スマン・・・!」
「言い訳させてくれ、知らんかってん・・・!」
どうやら伝え漏れがあったようだ。
それとして男子に着替えを見られてしまい西川は赤い顔を下に向けたまま静かになる。
それを見た宮治が、ゆっくり近寄り始めた。
「・・・・・・ほんま、ゴメンやけど、」
「ゆりちゃん、もうちょい見せてくれん?」
『でっ、出てけぇ!!!!』
終わり.