テラーノベル
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真選組、土方十四郎がいつも通っている居酒屋へ行く。
居酒屋の戸を開けると、同時に店主が大きな声でいらっしゃいと言う。
『いつもの』
と土方は一言言って1人席に座る。懐から煙草を出し火を付ける。はいお待ちどうとビールと一緒に”いつもの”枝豆にマヨネーズがたっぷり掛けてあるものが出された。土方はビールを飲みながらいつものをつまみに飲む。
『御宅趣味悪くない?』
横から土方が食べているものに口を出す。
『あ゙あ゙?』
土方は横を見ると万事屋、坂田銀時だ。
『お前たたっ斬るぞ』
土方は凄い形相で坂田を切ろうとする。
坂田はタンマタンマと酔いが覚めたのか刀を抑えている。
『ここで暴れんなって』
坂田は、珍しく喧嘩を買う気では無さそうだ。
土方は刀を鞘にしまい、席に着く。
『親父勘定頼む』
坂田は店主に向かって勘定を頼んだ。
そして坂田は店を出ようとする。
『俺が奢ってやっからもっと飲んでけよ』
土方が珍しく坂田に奢ると言うと坂田は店を出ようとする足を止め先程座っていた席に戻る。
『マジで!?ありがとう多串くん』
坂田は席に座りすぐ店主に酒を頼む。土方も酒とツマミを頼む。
『奢るっていたけど頼みすぎんじゃねぇぞ』
土方は坂田に向かって言う。
『はいはい分かりましたよ』
と坂田は届いた酒を飲みながら呑気に返事をする。
土方は此奴分かってねぇなと思いながら土方も届いた酒を飲む。
数時間が経ち、店も閉店になりフラフラの坂田と坂田を支えている土方が出てくる。
『仕方ねぇ、万事屋まで行くか』
と、土方は坂田を背負いながら万事屋まで向かう。
誰かいないかと土方は万事屋の戸を叩くが誰もいないようだ。
ダメ元で戸を開いてみると開いたので坂田をソファまで運び寝かせ、万事屋を出ようとする。
すると坂田がまてと土方の袖を掴む。起きてるのかと思い土方が坂田の方を見ると寝ている、寝ぼけている様だ。
『先生行くな』
と寝ている坂田の目から雫が落ちる。
土方は仕方ないと思い、ソファの下に寝る。
朝鳥のさえずりに起こされ目を開けると、土方がソファの下で寝ていた。
『なんでお前が居んの!?』
坂田が吃驚し大声を出すと土方がうるせぇなと言い起きる。
『お前が酔って、俺の袖掴んで泣いたからだろ』
土方が言うと坂田がそれはごめんと言う。
『朝ごはん食ってく?』
坂田が土方に問うと土方は食べると言い、ソファに座る。
コメント
4件
見るのが遅くなってしまったぁぁ、2日続けて投稿してくれるの天才すぎるッ目から涙じゃなく雫の表現が好きなんだよなぁ、打ち続けたらもっと長くなりそう()凄く文章の書き方?表現の仕方大好きなんです!ほんっっっと長文失礼しました!
二人の絡み尊すぎる、今回も最高ですっ!めっちゃ好き