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一本道を抜け、住宅街に入ると、最近出来たくらいに真新しいアパートが見えた。
舜「勇ちゃん家ここ?」
勇『うん』
仁「綺麗ねぇ…最近出来たの?」
勇『うん。新築だね』
仁「はー…良いとこ住んでんなぁ」
鍵を開け、みんなを中に入れた。
ここに着くまでもハイテンションだった4人は、家に入るとさらにテンションが上がり、おもちゃ屋で興奮する子供のようにはしゃいでいた。
柔「ほんとに綺麗だね。」
勇『まぁ、まだ全部荷物出せたわけじゃないしね、笑これからどんどん悪化してくよ笑』
柔「そうじゃん。荷物!手伝うよ」
勇『お、ありがと。…じゃあ、これお願いしてもいい?』
柔「りょーかーい!ほら、みんなもはしゃいでないで手伝って!」
太「やばー!ここに一人暮らししてるん!?いいなぁー!!」
舜「太ちゃん声でか笑近所迷惑だよ」
太「ごめん笑」
仁「勇斗ー?これも?」
勇『そう、それも』
仁「へーい」
勇『うわっ』
ダンボールの山から荷物を取り出そうとした途端俺の視界が暗くなった。
どうやら柔太朗が俺に覆いかぶさっていたらしい
勇『___っ,,///』
柔「勇ちゃん大丈夫、?怪我ない?」
勇『あ〜…うん、大丈夫、///』
あと数cmで鼻先が触れそうな程の距離にいた。
恥じらいながらも、柔太朗の目に吸い込まれてなかなか視線を逸らせない
舜「勇ちゃん大丈夫!?」
勇『あ…うん!大丈夫!柔太朗もごめん、ありがと』
(なんだこれ…あっつ,,,///)
柔「全然笑」
(顔近かったなぁ…笑なんかいい匂いしたし..咄嗟に出た俺ナイス!)
そんなこんなでみんなの協力もあって、やっと家らしくなった。
すると疲れきった舜太が、もう動けないと言わんばかりに抱きついた。
舜「もう無理ー!」
勇『笑笑ありがと』
柔「思ってる以上に時間かかったわ」
太「俺も動けへん笑」
勇『夜ご飯ここで食う?』
仁「マジ!?あざーす」
みんなの同意を得て、仲良く夕飯を食べることになった。
にしても登校初日から、ここまで仲良くなれるとは思ってもなかった
それに、未だにみんながどんな人なのかもよく分からないし…
勇『みんなってさ…どんな人なの?』
柔「笑笑笑確かに。登校初日なのに、いつの間にか家まで来ちゃってるし、普通に考えたら怖いよね笑」
仁「まぁ、俺以外基本的に頭のネジ外れてるよ」
舜「いや、仁ちゃんもやで?まぁ、ざっくり説明したら…柔ちゃんは優しいなぁ。サッカーできる!あと、ゲーム好きだね」
柔「そうだね、ゲームよくやってるよ笑仁ちゃんは言葉遣い荒いけど、可愛いね笑」
仁「おい」
柔「仁ちゃんもゲームめっちゃ好きで、俺とよくやってる」
仁「言葉遣いはしょうがない。まぁ太智は見ての通りで、舜太は…」
太「え、そんだけ!?笑」
仁「他にないもん笑舜太は、頭良い。勉強できるよ。英語とかも準一だっけ?」
舜「そう」
仁「うん。」
勇『へぇ…てか今頃だけど太智と舜太って関西弁なんだ』
舜「俺は三重出身なんよ!そんで太ちゃんは和歌山!」
勇『2人もこっちに上京したってこと?』
舜「そうそう。それよりもさ、明日勇ちゃん暇?」
勇『うん…一応荷物も片付け終わったし』
舜「したらさ、俺と放課後デートしよ!!」
太「抜け駆けずる!俺もしたい!」
柔「いや、一番初めは俺としよ?」
仁「お前らうるさいから、俺と遊ぼ」
勇『みんなしてなんだよ笑別にいいけど…』
舜「よかった笑デート楽しみにしといてな!」
勇『デート…っていうか、遊び,,だけど…』
舜「いーのいーの!」
to be continued…