みやと暮らし始めてから一ヶ月が経った。
みやは結べなかったネクタイも自分で結べるようになり、学校にも無事に馴染めたようで、安心した。
一方俺は、家業の方は兄に任せ、職を変えた。
知り合いの会社が事業拡大の為、社員を募集していたこの会社に入社した俺は、前職と似た分類の職種という事もあり、思ったより早く仕事を覚えることが出来た。
それでもやはり慣れない部分もある為、集中してこのデータを早くまとめたいのだが……。
「なぁ、藤堂。クリスマス空いてるだろ?独り身同士パーティーやろう!」
隣のディスクに座り、邪魔をしてくるこの男は 桐山敦(きりやまあつし)。
歳は同い年だが、この会社に4年務めている先輩で、俺の教育担当らしい。
というのは初日挨拶をする俺に「俺が一番嫌いなのはイケメンなんだよ!お前みたいなやつは自力で仕事覚えろ!コンチクショー!!」としょうもない事を言って走り去った*********************
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