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俺は神サマが嫌いだ


昔から


馬鹿みたいに土下座して神に祈る


祈ってなにか変わっただろうか


いや変わらない


ただ悪化するだけ


その結果…


俺は大切な物と離れ離れになった


二度と会えることのないように


もし…


これが神サマの起こした気まぐれなら…


俺はその神とやらを殺してしまうかもしれない










仔虎「グルルル…」


−−−「まるで獣やなッ…」


−−−「言っとくけど”捕獲”やからな」


飛鷹「えぇ?!もしかして仲間にするのぉ?!✨️」


ht「でもッ…あれ捕獲はまあまあきついよッ…」


zm「あいつ俺のことぶっ飛ばしやがったぞッ!💢」


ht「女にしては力が男並みにあるッ…なんならそれ以上ッ…」


ほら、相手も怖がってるよ


仔虎「フッ−!フッ−!(くそッ…!またあいつが喋りかけてくるッ…!」


どうして君はいつもそう自分を表に出そうとしないのかなぁ


本当は血と肉が欲しくてたまらないんだろ?


お腹が空いてるんだろ?


ずーっと我慢してたんだろ?


どーせここにはやきぱん達もいない


やればいいじゃないか


仔虎「うるッ…さいッッ!!!!!ガラガラ!」


−−−「ぅ゙おッ!」


仔虎「お前なんかの言葉聞いてなんになるッッッ!!!!」


仔虎「また俺はッ…グッ!」


星の光を消してしまうッッッッ!!!


tn「星…?」


仔虎「消えろッ…!消えろッッ!」


仔虎「消えろぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ッッッ!!!!ブンッ!」


飛鷹「ッ?!」


zm「飛鷹ッ!!!」


仔虎「フッー!フッ−!」


−−−「あぁ…wこれは後でグルッペンに文句いわななぁッ…w」

















明るいところは嫌いじゃない


でも何だか怖い


光のある場所に行くと何故か吐き気がする


でも


ある小さな光にだけは近づいていた


星のように輝いて


火傷するほど熱いのに


それを見てから私は確か…


−−−「おねえちゃん!ジジッ…」


ずっと…ずっと…


幸せで仕方なかったんだ…












仔虎「んッ….。o○」


仔虎「ここはッ…」


−−−「ここはwrwr組マフィア本部の牢獄や」


仔虎「お前…さっきの中に居た幹部か…」


仔虎「……それで?俺に足枷に手枷も付けて警戒中ってわけか?」


−−−「せやなぁ~…アンタが暴れてるときホンマに野生の虎みたいやったわw」


−−−「もしかして負けて拗ねてんの~?w」


−−−「よしよししたろうか~((((」


仔虎「いや…むしろ感謝している」


−−−「は?」


仔虎「あのまま俺が自我がないまま暴れてたら…」


大切なものまで壊すことになっていただろうから…ボソッ…


−−−「……ほなあん時のアンタは本来のアンタじゃないってこと?」


仔虎「そうだな…正しく言えば”二重人格”というやつだ」


−−−「なにその中二病みたいなんw」


仔虎「そうだな、確かに馬鹿みたいな話だ」


仔虎「でも実際俺の中には”3つの人格がある”」


仔虎「1つはまず俺だ」


仔虎「言わば通常の人格」


仔虎「そして2つ目がお前たちと戦った”吾輩”」


仔虎「童のような脳みそだから普通に人を殺すのを遊びだと思っている」


−−−「ほんじゃ3つめは?」


仔虎「……俺と吾輩のストッパー役でもある”私”の人格だ…」


仔虎「まあ…俺たちは普段そいつのことを…」






___「クスッw」



”キララ”と呼んでいる


−−−「さきっとは違ってちゃんと名前あんねんな」


仔虎「キララは特殊でな」


仔虎「”吾輩”ですら恐れる人格だ」


仔虎「まあでも…俺を守ろうとする”守護者”でもある」


仔虎「ある意味アイツには世話になってる…フッw」


−−−「……アンタ…スッ」


仔虎「…なんだ…?」


こっち側の人間にならへん?


仔虎「……なぜ?殺そうとした相手だぞ…」


−−−「たしかにな、凡人やったらそう考えるやろ」


−−−「でも…俺みたいに頭が使えるやつは別の方向性で考える」


−−−「お前はその力のせいで”家族”を失いたくない…」


−−−「俺等はお前のその力がほしい」


仔虎「……つまり…俺が家族を傷つけたくないことを良いことに」


仔虎「傷つけないためにお前らマフィアの仲間になれと?」


仔虎「冗談じゃない」


仔虎「俺はマフィアが大嫌いだ」


仔虎「この世で一番な…ジトッ…」


−−−「ほんなら殺すか?」


−−−「俺等ならお前の眼の前でFamilia全員殺すことやって可能なんやで?」


仔虎「……そこまでして何になる」


仔虎「俺が手に入るとでも?」


仔虎「そんなことすれば俺はお前らのその喉を食いちぎるまでだ」


−−−「……まあ!考えたら?」


−−−「一週間だけ時間やるわ」


−−−「その間によぉッ~く!頭フル回転させて”正解”…導き出してみ?スタスタ」


仔虎「……チッ!」


仔虎「腐った人間どもが…ジャラ…」

















豹寿「……スースー….。o○」


gn「……うん…何とか回復はしてきてるね…ナデ」


瑞希「……豹寿ッ…」


gt「すまんッ…俺がちゃんとしてないからッ…グシャッ…!」


ar「ぐちつぼの責任じゃないよ…」


ar「誰もこんな予想外なことに備えられていなかった…」


tr「そうそう、予想外ってそういう意味やしな」


yk「でもッ…姉ちゃんが殺されてたらッ…ウルッ」


gn「それはない、」


yk「えッ…?」


gn「仔虎は確かに狙われやすいし殺されやすい」


gn「だが…」


うちの白虎は弱くない


tr「そうそう!どうせそのうちケロッとした顔で返ってくるって!ワシャワシャ!」


yk「そうだよねッ!きっとッ!」


戻って来るッ!!















−−−「……カツカツ」


腐った血の匂いが部屋に充満している


長い間換気もされていないこの部屋は


人の血肉の匂いしか残らない


そして…


仔虎「ジャラ…」


一人の女がそこで座っていた


その目は”無”に満ちていた


感情はなにもない


ただただ下を向いて何も喋らないまま


こちらを見ていた


−−−「お前が今回の元凶か?」


仔虎「元凶…ねぇ…」


仔虎「そうだよ、俺がお前たちにとっての最大の元凶」


仔虎「それがどうした?わざわざ…」


ボス様からの顔合わせとは


gr「……」


仔虎「喋る気はない感じだな」


仔虎「だが俺もそうだ」


仔虎「それともなんだ?」


仔虎「ボス様直々に俺の首を切るとでも?」


gr「いいや、残念ながらそれは相棒に怒られてしまうのでなw」


仔虎「へぇwそれは賢明でとても判断力の良い相棒だろうさ」


gr「お前は不思議だな」


gr「嘘を付く気もなければ、媚びを売るわけでもない」


gr「お前みたいなタイプを久しぶりに見たよ」


仔虎「俺もだ、お前みたいな奴らは大抵俺を無理やり従わせて犬にさせようとしたがる」


仔虎「でもお前は違う」


仔虎「お前の目は…」


gr「キラキラ…」


仔虎「……ジトッ…」









俺の”愛している”目そっくりだッ…





仔虎「腹が立つことだ…ボソッ…」

















次回➳新 し い チ ョ ー カ ー





NEXT➳♡800

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