すやすやと穏やかな顔で眠る社長
月夜に見た顔とはまた違い
少しドキッとする
会社に戻っている途中で、突然倒れるものだから
すごく驚いた
顔に手を当てると、とても熱く
何とか僕の家まで連れてきた
やっぱり無理をしていたんだ
無理に来ることなかったのに…
それに…
さっきは、半分冗談で言ったつもりなのに
まさか、「頼む」って言うなんて
思ってもみなかった
🐨「スースー」
かっこいい顔だな…
気付けば見入っていた
男らしい顔に、男らしい体格
昔から羨ましかった
僕は、女の子みたいに小さい体だから
よくナムジュナに心配かけてたな…
1時間ほど経っただろうか?
その間ずーっと
僕は社長の顔を見ていた
🐨「…ん」
社長は、目を開けるなり起き上がった
🐨「悪い、何から何まで…
ありがとう…」
🦄「え…」
僕は、頭が真っ白になるほど驚いた
社長は、普段あまりお礼に限らず言葉を発しない人なのに
「ありがとう」
と言われ、少しドキッとして
僕の頬は少し赤くなっているだろう
🦄「い、いえっ、社長のためですから///」
社長を玄関まで送り出した
🐨「邪魔したな、すまない、そのままで」
🦄「いえ、お気になさらず、今日は休まれて下さい」
🐨「また明日、会社でな」
🦄「はい」
バタン🚪
🦄「はぁ〜」
ソファーに座り込むと
自然と力が抜けた
社長、最近どうしたんだろう?
お礼を言うようになったし、かなり数ヶ月前などよりは変わった気がする
昔みたいなナムジュナに戻るかな?…
そうなってくれたら
嬉しいな……
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!