私はその子に憑いて行ったわ
そしたらその子、私のことを他の子達に話てるの!
これなら他の子達も私と遊んでくれると思ってやるじゃん?ってなったわ
とっても嬉しくてその子に話しかけようとしたの
「ねぇねぇ、君?」
まぁ、無視されちゃったけどね、いや、最初から見えないのよ、
うん。知ってた
私はトイレの花子さんになってから、何度かこういう風に話しかけることはしたわ
でも、気づいてもらえることはなかったけどね
何度も何度も話しかけて、それでも何度も無視されて
しょうがないんだけどね、
その話を聞いた子達は恐れて私のところに来なくなったの
まぁ
旧校舎の3回の女子トイレ〜なんて、誰も来ないけどね
それで、私はその男の子のことがもっと知りたくて憑くことにしたの
何故私のところに来たのか、すごく気になってね
そしたらその子、虐められてたの
私はすぐに昔の自分と照らし合わせてしまったわ
私も虐められてたの
でも、数人だけ一緒に遊んでくれる子はいてね、その子たちとかくれんぼをしたの
私は旧校舎の3回の女子トイレに隠れて、ずーっと探してくれるのを待ってたわ
でも、誰も来なかった。
みんな帰ってたのよ、私が隠れたら集まってね
あー、私は誰からも仲良くして貰えないんだって思ったわ、
私が花子さんになったのは自分が目覚めた時
いや。死んだ時
知らないおじさんが来て、私に言ったの
「お前は死んだ、ここで。」
ってね、私はまだ小さかったから分からなかったけどもう数十年ここにいるからさすがにその意味にも気づいたわ
それから色々とお話して、私はトイレの花子さんになったの
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