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データ1 ロボロ 後編
その後 上からはお前には別の任務を与えると言われた 。
自分の頼りなさに少し落ち込むが 、恐怖が残っていてまともに戦えるかも分からない 。
「 夏祭りかぁ … えぇなぁ 」
「 俺なんて祭りの警備なのに 」
少し楽しみながら … と考えたが
剣士たるもの堕落は禁物だろうと首を強く振る 。
? 「 あの 、」
「 どうしたん ?」
?「 落し物してしまって … 」
「 落としもん ??手伝ったるわ !」
落ち込んでいるのかその人は姿勢を丸くしていた 。
その時 ツン と嫌な感覚がしたが 、怨霊なら後でついでに払ってやろうと思った 。
落し物をした人に聞くと 、どうやらこの道を通ってきたらしい
でも 、この道は多少薄暗く 、人通りが少ない
ここへ来るととてもじめったく 、暑い
気持ち悪い感覚が襲う 。
「 ここら辺探してみるわ 」
そう踵を返す 。
その人も反対方向を探すと少し離れる 。
ないな と呟きながら探る 。
もっと特徴聞くべきだった なんて反省会をしながら
そんな時に気配を感じた 。
それを避けた 。
あの人は手にナイフを持って 襲いかかろうとしたからだ 。
ぐるん ッ
「 ッ やっぱりな !! 」
そして 、その後 長く伸びた髪の毛や 手足がロボロを囲おうとしていた 。
飛び上がり 木の上に着地するとその人は周りから塊を集め 、どんどん大きくなる 。
「 分裂してたんやな … 」
木の上から勢いよく切りかかる
勢い余ってか 腕のひとつは簡単に切れた 。
「 まだ行くで? 」
怨霊は髪の毛を伸ばしたりして捕まえようとする 。
小柄なロボロはそれをするりとかわす 。
「 ちっさくて悪かったな !! 」
何度も色んな所を傷つけさせてはニヤリと笑う 。
バシ バシ ッ
ロボロを一瞬の好きに囲む怨霊の手足や髪 。
そのままぐるりと囲われその中へ落ちてゆく 。
その隙間からは白い雑面が見えた 。
「 ごめんな 」
弱点を見つけたかのように狙いを定める 。
「 俺はお前と結婚する気ないんや !! 」
顔を隠しながらその弱点へ強く刃を入れ込んだ 。
怨霊は低く唸り声を上げると同時に砂のように消えてなくなる 。
ひらひら
雑面が風に乗って落ちる 。
「 よっと 」
その雑面を捕まえ きゅっと強く縛る 。
「 これが俺の力やで 」
解析完了 。
次 は 誰に致しましょうか … 。
▷ 鬱先生 × マルコス
▷ シャオロン × ラヴィ
▷ シャオロン × リリカ
▷ レパロウ × ルルカ
▷ チーノ × リリカ
その選択肢で考え中 …
なんかいいのあればとか教えて下さいな 。