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定時。時計を見る。この本部の部屋にはレア君の独り言とキーボードのタイピング音だけが響いていた。今日は城瀬さんも皇坂さんもいない。絶好の残業日和だ。さっさと終わらしてしまおうと思いパソコンに向き直った。
しばらく経った頃、ガチャリとドアが開く音がした。誰だろうか。皇坂さんだったらやばい、色々やばい。城瀬さんならまだ許してくれるだろうが皇坂さんはまずい。そうこうしているうちにこの部屋に入ってきてしまった。私は驚いた。予想したどちらでもなかったからだ。
衣都「ま、麻波さん!?」
慌てて時計を見る。時間は想定した以上に過ぎていた。明日の分も、とやりすぎてしまったのか。皇坂さん達は直帰だったのだろう。不幸中の幸い…とでも言うべきか
🧹「あぁ?居ちゃわりぃのかよ」
衣都「いえ、決して、そういうのではなく」
🧹「そーかよ。てか何でここにいんだ」
衣都「えーっと…仕事してたら気づいたらこんな時間に…掃除の邪魔になりますよね。帰ります」
🧹「待て。送る」
衣都「え、でも」
🧹「うるせぇ。皇坂に言われたこと忘れたのか?お前今ストーカー居んだぞ?強行部か特務部と帰って言われたろ」
衣都「う…た、確かに」
麗「早く準備しろ」
衣都「はい……!」
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