太宰「如何やって潰そうか?」
中也「適当でいいだろ」
太宰「取り敢えず、周りに居る敵から潰していこうか」
敦「はい!」
芥川「異能力 羅生門」
敦「異能力 月下獣」
敵「銃が効かないだと…! 」
敦「お前は其方をやれよッ…!」ザシュッ
芥川「僕に命じるな」
中也「俺達も行くか」
太宰「そうだね」
「中也は其方をお願い」
中也「あぁ」
敵「此方からも来てるぞ!」
中也「援護は任せたぞ」ドゴッ
太宰「了解」バンッ
中也「よっと!」ドゴッ
敵「なんなんだ彼奴は」
太宰「余所見厳禁」バンッ
「大体の敵は居なくなったかな?」
中也「らしいな」
「加勢しに行くか」
太宰「そうだね」
「あの二人なら大丈夫だとは思うけど」
敵「オラッ!」
背後から敦に殴りかかろうとする
太宰「何してるの?」バンッ
敵「なにっ!」
敦「太宰さん!」
太宰「やっほー」
「さっきの奴が最後か」
敦「芥川の所行きますか?」
太宰「いや、その必要は無いよ」
敦「なんでですか?」
太宰「芥川くんの方には中也が行ってるからね」
中也「太宰!」
「此方は終わったぞ」
太宰「此方も終わったよ」
中也「じゃあ、乗り込むか」
太宰「二人とも行くよ」
敦「はい!」
芥川「はい」
芥川「異能力 羅生門」
敵「うわっ!」
敦「ナイスだ芥川!」
中也「異能力 重力操作」
敵「弾が当たらない!」
太宰「敵は一人だけじゃないよ」バンッ
中也「意外と直ぐに終わったな」
太宰「外は厳重だったからね」
「中は手薄になる訳だ」
中也「帰るか」
敦「首領にも報告しないとですね」
芥川「…」
敦「如何したんだ?」
芥川「異能力 羅生門」
敵「なんでバレた!」
敦「未だ居たのか!」
芥川「此処は僕だけで充分だ」
「先に行け」
敦「…判った」
敦「…」
太宰「心配かい?」
敦「はい…」
中也「大丈夫だ」
「芥川はあの人数くらい余裕だ」
敵「…」バンッ
中也「敦ッ!」ダッ
太宰「敦くんッ!」ダッ
敦「…え?」
中也(こっからじゃ間に合わねェ!)
太宰(間に合えッ!)
ドンッ
敦「うわっ!」
中也「!」
敦「太宰…さん?」
太宰「敦くん…は無事…かい?」ゴホッ
中也「おい!太宰!」
敦「僕は大丈夫ですけど…!」
「太宰さんがッ!」
太宰「私なら…大丈夫だッ…」ゲホッ
中也「敦!」
「包帯くれ!」
敦「はい!」
「中也さん!包帯です」
中也「痛いかもしれねぇけど我慢しろ!」
太宰「いいよ…中也…」
中也「あ?何言って」
太宰「やっと死ねるんだ」
「このまま死なせてくれないか…?」
芥川「只今戻りました」
敦「芥川…」
芥川「なんだ…」
「!」
「太宰さん!」
太宰「おや…芥川くんも来たのかい…」
「最期に良いかい…?」
中也「最期って手前…!」
太宰「敦くん…」
敦「はい」
太宰「信じてくれて有難う」
「其れから芥川くんと仲良くするんだよ…?」
「中也に迷惑かけ過ぎないようにね…?」
敦「…はいッ!」ポロポロ
太宰「芥川くん…」
芥川「…」
太宰「強くなったね」
芥川「…!」
太宰「さっき敦くんに言った通り喧嘩して 中也に迷惑かけ過ぎないでね…?」
芥川「はい…」
太宰「其れから中也…」
中也「…なんだよ」
太宰「君にはなにも言う事はないね…」
「だから今迄言ってなかった事を言っておこう…」
中也「…」
太宰「中也…今迄有難う…」
中也「あぁ」
太宰「皆に二つ言っておくよ」
敦「なんですか?」
太宰「一つは──────────」
中也「判った」
太宰「二つ目は私の分まで皆…」
コメント
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涙出てきました、、 書くの上手過ぎです