〔 ◨◨ side 〕
五条 「 お腹は ? 空いてる ? 」
花奈 「 ちょっとだけ 、 」
五条 「 …….10分待ってろ、 」
花奈 「 え?うん、わかった。 」
そう言って、五条は部屋から出ていった。
なにしに行ったんだ?
それから10分。
なんかいい匂いがする、
そんなことを思っていると、ガチャっと扉が開いた。
そこには五条がなにかを持って部屋に入ってきた。
五条 「 はい、おかゆ 」
花奈 「 おぉ。美味そ〜!五条、料理できたんだね。 」
五条 「 当たり前〜 」
と、ドヤ顔してきた。
うん、なにも言わなきゃよかったかな??
すると、五条がスプーンでおかゆを掬い、フーフーと息を吹きかけ
五条 「 ほい 」
私に差し出してきた。
いや、子供じゃねぇよ。
花奈 「 1人でできるよ、 」
五条 「 今は病人だろ?少しぐらい甘えろバカ 」
花奈 「 バカは余計だ!! 」
目の前に差し出されているスプーンをチラッとみる。
あーんってことだよね。
五条に…….あーん。
嬉しいと思っている私を殴りたい。
五条 「 早くして、腕が疲れてきた。 」
花奈 「 …….ッ // 」
パクッ
五条 「 美味しい? 」
花奈 「 …..おいしい。 」
五条はご満悦の笑み。嬉しそうにまたスプーンにおかゆを盛る。
私は少し恥ずかしさはあるけど、別に嫌な気分ではない。
…….美味しいな。
コメント
1件
待ってました!最高!