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「おめでとう」
「おめでとう!」
歓喜の声と拍手、スマホのシャッター音が鳴り響く。
そして目の前には真っ白なウェディングドレスを身に纏い、今まで見たこともないような幸せそうな笑顔の友人、 亜由美(あゆみ)。
「おめでとう」
フラワーシャワーを彼女に向けて投げながらお祝いの言葉を口にする。
「ありがとう。ブーケ、志乃に向かって投げるから絶対に受け取ってね」
亜由美は本当に嬉しそうにお礼の言葉を口にすると、私に向かって軽くウィンクして合図してきた。
「ありがとう」
お礼を言いつつの内心かなり複雑だった。
悲しい事に亜由美の友人で独身なのは私だけ。
ブーケトスのために名前を呼ばれ前に出てみれば、他の子は明らかに5つ以上年下の離れた亜由美の会社の後輩たち。
冗談抜きで居心地が悪い。
そして運の悪いというか亜由美の宣言通り、ブーケは目の前で軽くジャンプする子たちの上を通******
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