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それでは
どうぞ。
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人が行き交う大通り。
そんなメインとは裏腹に細く長く伸びていく路地にそのお店はある。
今日はそんなお店で起きたお話。
さて、メニューはいかが致しますか?
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🧡「げッ、…もうこんな時間。」
時刻は22:30を上回っていた。
何をするにも遅すぎる時間。
🧡「、自炊するのもな、…めんどくさいし。」
そう言って会社を後にし、家へ歩を進めた。
ひとしきり歩いただろうか。
気がつけばネオンで輝く街のところへ来てしまっていた。
人が行き交い賑やかな通り。
🧡「あれ、?こんな所に道があったっけ?」
彷徨いながらも見つけた小さな薄暗い小道。
私は吸い込まれるようにして入っていった。
無心でまっすぐ歩いていると、目の前にバーのお店があった。
今まで行ってきたバーの雰囲気とは違うものを感じ取った。
🧡「折角ここまで来たんだから入ろうかな。」
お店の扉を恐る恐るゆっくりと開けた。
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一歩踏み出すと、落ち着いた静かな場所が広がっていた。
🩷「いらっしゃいませ。カウンター席にどうぞ。」
案内されるがままカウンターに座る。
所々のテーブルに人がぽつんぽつんと座っていた。
🩷「見慣れん顔やな。カクテルはいかがしますか?」
🧡「あ、ああ…笑。オーナーのおすすめで。」
🩷「少々、お待ちを。」
慣れた手つきでカクテルを作り始める。
それがどうも綺麗で、かっこよくて、見惚れてしまいそうだった。
🩷「どうぞ。ジントニックです。」
🩷「カクテルといえば、でよう聞くと思います。」
🧡「ああ、ありがとうございます。」
🩷「お姉さん、疲れとるなあって思って。」
🩷「深くは聞きません。なんかあったんやなって。」
🧡「本当ですか?笑、最近人間関係に疲れちゃって。」
🩷「カクテル言葉って知ってます?」
🩷「簡単に言えば、花言葉のカクテルバージョンって考えてくれたらええんよ。」
🧡「カクテル言葉、…」
🩷「この1杯ごとに込められた象徴的なメッセージや意味のことでな、言葉で伝えにくい気持ちを表現したり、お酒の楽しみ方を深めたりするのに使われるんよ。」
🩷「恋愛や友情、感謝、時には怖い意味まであるんやで。」
カクテル言葉、そんなの知らなかった。
🧡「じゃあ、このジントニックのカクテル言葉は?」
🩷「『強い意志、いつも希望を捨てない貴方へ』ってゆう意味です。」
🩷「お馴染みのカクテルですが、エネルギーに満ちたカクテル言葉はあんま知られてないんです。」
🧡「そうなんですか。」
🩷「私、人を見る目だけはあるんで。貴女はこれにピッタリだなと。」
🧡「凄いですね。」
妖艶な雰囲気がカクテルを煌めきさせる。
ーーーー
🩷「有難うございました。またのお越しをお待ちしております。」
🧡「ここはいつ空いてるんですか?」
🩷「ここは貴女が1番と必要にした時にお店は開いています。貴女の心の拠り所でございます。」
🩷「それでは行ってらっしゃいませ。」
その後、あたり一面白い光に包まれた。
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🧡「ッ、……!?」
🧡「な、何…夢ッ?」
そこは自室だった。
あれは何だったのだろう。けれど、確かそこに居たことは事実だった。
机の上にはとある名刺が置いてあった。
“teneramente オーナー 菱田未渚美 “
end🔚