テラーノベル
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風が涼しい。
ウチは、いつものようにママの車に乗って夜の住宅地を通過して 家へ帰る。
「今日は授業何やった?」
「数学と理科。 一次関数と物理」
「難しい?」
「いや、そーでも。」
ウチは絵を描くのが大好きな普通の中学2年生。 野木 寧々(のき ねね)
普通に塾に通って、普通に中学校生活を楽しんでいる。
しかし、少しだけ違うところがある。
それは、、、
ネットで歌い手として活動していることだ。
名前は「でびた」大した活動はしてない。
そして、初めてできた活動者友達、「DAICON」。
彼は歌がへたうまでありながら、大物になりたいと、日々頑張っている歌い手だ。
ウチが本格的に歌い手活動をする前の中学1年生の春のお話。
Twitter(旧X)にて、偶然おすすめにでてきたのが彼との出会いだ。ありがちだろう。
その時、普通スルーをするーのだが、少しだけ仲の良かった絵師さんがそのコラボ歌ってみたにでて、その人の声を聞いてみたというのが始まりだ。
最初に彼の歌を聞いた感想は、
「下手」
だと思った
でも、合唱のときは女性陣の高い声と、
男性陣の低い声がいい感じにマッチして、綺麗になっている。(現在その動画は500↑再生)
私はDAICONをフォローした。
それからどうやって仲良くなっていったかは良く思い出せない。
ツイートにありがちな「# リプでやる」ってやつで、呼び方を決め、DMで話すようになったのだろうきっと。
ある日、彼のツイートにて、
「2025年8月10日にDAICON、ライブ出ます!!!」
人生で2回目のライブらしい。えっと、彼は今高1だから、中3が初ライブということになる。すごいな。
中3なんて、受験勉強で忙しいだろうに。
(そのとき、彼が、自分の学力の下の高校に行ったこと、併願で私立を受けられるということは当時のウチはよく知らなかった。)
初めて、彼のライブに行った感想。
「いい。」
五反田のライブハウスは、某いちごのたまアリのときよりずっっっと狭いが、盛り上がり方は違う。某いちごは、とにかくペンラ振りまくる感じで周りの人もいてか、全然いちごたちの顔が見えない。
しかし、ライブハウスでは至近距離で彼の顔が見えた。そのときウチは、
「清楚系イケメンやぁぁぁぁぁぁ!!! 」
と叫んだ。音でかき消されちゃったけど。
ライブの後、交流会があった。
「君、でびだよね」
「は、はひぃぃぃぃ//」
「テンパりすぎでしょw」
「だ、だってええええ…あああああ!尊すぎて直視できない!」
「www、でびって面白いんだね。」
この子は「うるふ。」という歌い手らしい。
見た目や服装で普通に母親世代の人にしか見えなかったが高校生だとこの後分かった。
「ねぇ〜、だいく〜ん、あの、『ぷぅ』に話しかけたいから着いてきて〜!!!」
「自分で行ってきなさい。」
「そんなぁ〜!!!」
「ぷぅ」はDAICONと同じくライブの演者さんだ。顔的に1番可愛い。
「しょーがないなぁ、」
「ありがとぉ〜!!!」
「でびはそこに居るの?」
「…行く!」
まだ、慣れない。てか、こんちゃん(DAICONの呼び方)、背ぇ高すぎるだろ。見上げてて首疲れたわ。えっと、前の配信だと、175とか言ってた。高ぇわ。
「あ、うるふちゃんだよね」
「うんうん!!!( ՞ ܸ. .ܸ՞))コクコク」
分かりやすく首を降っている。可愛い、、、
「来てくれてありがと〜!」
「お、うあああああ〜…」
「あ、溶けた。」
「かんゎいいですぅ〜//」
「あ、君も僕と握手する?」
「あ、はぃ、、、」
コミュ障だから辞めて、話しにくい。
「あ、ありがとうございます。」
「DAICONも、」
「ん」
それから2人は熱い腕相撲バトルをして、ぷぅと別れたあとも、3人で話して、交流会が終わった。
パパが迎えにくる
「まだ昼食べてないだろ。サンドイッチ屋さんでいいな」
「うん」
別れるって寂しい。
うるふちゃん?くん?は、こんちゃんの腕に抱きつきながらぶらぶら帰ってった。
なんか、複雑な気持ち。なんでだろ…
なんか、あの子、危ない。
変なこと起こらなきゃいいけど
パパとサンドイッチを食べ終えて、そそくさ帰った。今日はすごい1日だった。
明日塾だっけ。気持ちを切り替えて頑張りますか。いやちがう!
明日旅行じゃねーか!!!
お盆でしたー!!!わぴわぴ!
場所は、
熱海
コメント
1件
ぬめぬめさんの新作、読ませていただきました〜! 第1話、めっちゃいい感じ…🖤 ネットの出会いから現実のライブで顔を合わせるっていう、この感じすごくわかる。 でびたちゃんの「清楚系イケメンやぁぁぁ!!!」のテンパり方が可愛すぎて笑っちゃった。笑 「あの子、危ない」って締めの一文がすごく気になる…。 続き、絶対読みます。 熱海、どんな展開になるんだろう。🌙