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左膝も羅依と?緒方先生の協力もあって順調に回復しててよかった! 才花ちゃんらしいネイル💅もして、それも大きな一歩だよね👍 お兄ちゃんとのデートももう少しかな?☺️
アパートを引き上げ、スクールへもカフェへも手続きと挨拶を済ませたのだが…
「…っ…羅依っ…も…ぅン……」
カフェへ連れて行ってくれた羅依が、私と同じバイトのツトムのことを根掘り葉掘り聞いたかと思えば、ベッドで私に覆い被さり……もうどのくらいになるだろう?
最後に私とツトムが話をしていたことが気になったらしい。
私と同じように長くバイトしている大学生で、カフェバイトの女の子と付き合ってる彼女持ちだと説明したんだけど
‘彼女がいようが色目を使うヤツはいるだろ’
と羅依は私をシーツに縫い付けた。
私の両腕を片手で頭の上に押さえつける力は、傷みを感じないが跳ね返せない絶妙な力加減で憎たらしい。
そして無防備に露になった胸を片手で好きにまさぐり、もてあそび、揉み上げながら、時折軽く先端を弾く…ぁあっ…ぅ…
その間も彼はねっとりと腰をしゃくり上げ…はぁ…ぁ…別々の快感が次々と私を襲う。
その別々の快感をひとつにして欲しくて、私が右足を彼に巻き付けると
「ぅん…?イキたいのか?」
さらにゆっくりと腰を引いた羅依が、ねっとり腰を回転させながら私の中をかき混ぜる…ぅぁあ…ぃン………
「膝、抱えろ」
私の両腕を解放した羅依がそう言いながら、敏感になっている膨らみを両手で揉みしだく…はぅん…私は……十分に曲げられる膝を曲げ手を添えた。
「抱えなくても…エロく広げられるほど柔らかい…俺好みだ、才花っ…」
「変態」
「誰が?」
「羅依」
「なぜ?」
「えっちな格好をさせたがるから」
「膝の可動域が正常になってる」
「確かめたと言いたげだね」
「責任持って確かめた」
「……」
「まだ膝に体重を掛けるのは確かめられていないな」
「ジムで確かめてるからいい」
「ジムはジム、俺は俺」
「……」
「才花が俺と愛を交わすときに必要な動きは、俺のものだ。俺が確かめる」
もう寝てしまおう…
日常生活に問題がない程度に左膝は回復したので、左足の筋力回復メニューを開始した。
これは緒方先生が‘一番慎重に進めるべきところ’だと教えてくれた。
おかしな癖を少しもつけることなく、左右のバランスを考えて全く同じ筋力に仕上げないといけないからだ。
だからジムに通う回数が週3回に増えた。
ジムはScenic Gemの近くのビルの2階にあるので、行きか帰りは羅依と一緒ということがほとんどだ。
Scenic Gem近くに、事務所があるらしいが私はScenic Gemの場所しか分からない。
「サイサイ、来る度に上げて来てるね」
「上げて来てる?」
「そう。いい感じに、ガッツリ派手なウェアになってきてる」
「ああ…週3になってから、毎日スクールに通っていたイメージがどこかにあるので。昨日、久しぶりにネイルに行きました」
「めちゃくちゃ攻めてるよね。いい感じ」
これって攻めてるのか?
ピンク、イエロー、ライトブルー、ライトグリーン、パープルのどれもがポップなカラーで可愛いんだけどな。
私は両指のマルチカラーネイルを眺めてから
「先生、今日もよろしくお願いします」
とお辞儀をした。