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nr視点
あれからはあっという間に一週間が過ぎて。
とか言えたらよかったな、とため息をつく。
とは言っても病状はそこまで悪化しなかった。
けれどこの一週間、いつもよりも動くのが辛くてベットで寝たきりだった。
寝返りをうつのも辛いからただぼーっと天井を見ているだけのつまらない日々だった。
「まぁ…今のところ異常もなさそうですし…面会…OKです。」
主治医がカルテを見ながら言う。
「えー!!やったー!!ありがとうございます!!!」
まさか面会許可が出るとは思ってもいなくてはしゃいでいたら
「はぁ…そんなことしてたらまた咳き込みますよ。今から面会NGにすることだってできるんですからね?」
と脅されてしまった。
あー怖い怖い
兎にも角にもこれはでかい。
何を話そうか、わくわくしている気持ちともう一つ。
余命のことを言うかどうか_。
km視点
スマホをいじっていた翔ちゃんが急に勢いよく飛び上がる
「えー!?!?」
うるさ…
かいにゃんとトランプしていた手を止めそらちゃんが聞く。
「翔さんどうしたの?」
「な、なろっち、が、な…えっと、あの…!」
興奮しすぎているのか息を荒くし話す。
「サムライもうちょっと落ち着けや」
翔ちゃんがゆっくりと深呼吸をして、一息吸って言った。
「なろっち、面会許可出たってー!!!!」
「えー!?!?ほんとにー!?!?」
そらちゃんがトランプを突き飛ばす。
「え!?見間違えじゃなくて?なろぴに会えるの?」
かくいう俺も興奮を隠しきれずに息を荒くして言う。
面会は明後日に行くことなった。
なろぴ、今どうなってるんだろうな…
そして一番気になるのがこの間翔ちゃんとかいにゃんが話していた内容。
余命について_
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