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楡井「杉下京太郎…」男子生徒1「杉下…おい…」
桜「いいじゃん…ヤバいやつ…オレは俺は好きだ…ぜ」(杉下が飛びかかる)
千夏「あ、ヤバそう。」(後ろに下がる)
杉下「つぶす」(ドカァンという音と共に机が潰れる)
(生徒たちが教室の後ろ側に走り、机が潰れた衝撃波が教室中に轟き、千夏のポニーテールがなびく)
千夏「(あ、楡井くん桜くんの隣にいたけど巻き込まれてないといいけどっと思ったら蘇枋くんが守ってた。無事でよかった)」
蘇枋「ふー…巻き添えくらうとこだったね」
楡井「え…あ…いつのまに…」
千夏「(桜くんは…まぁ、大丈夫そうかなぁ。てかお腹すいたなんかないっけなぁ)」
杉下「…」(潰れた机を見ながら)
桜「ひゅーいいね…さすがは風鈴高校そうこなくちゃ」
杉下「…」(桜を睨みながら)
蘇枋「いいねーいいねーバチバチだねー」
楡井「(なにがいいんだろ…)」(蘇枋を見上げながら)
千夏「(良かったー。ポケットにお菓子入れといて)」(飴玉を舐めながら)
蘇枋「でも桜君…」
桜が蘇枋の方に顔を向ける
蘇枋「杉下君の前で」
桜「!」(杉下が殴りかかってきていることに気づき避ける)
蘇枋「”てっぺん獲る”はまずかったよ…」
杉下「…!!」
桜「こんにゃろ」
蘇枋「杉下君は中学時代からここに出入りしていてその情熱と才能を認められ唯一高校入学前からボウフウリンを名乗ることを許された人…、そして今のてっぺんへの忠誠心……というより…崇め奉りはたから見れば少し行き過ぎたてっぺんの狂信者…それを獲ると言われれば…ね…」
男子生徒1「あおってねーで止めてやれよ!」
蘇枋「えー…君がやれば?」
男子生徒1「オレたちには無理だ!はやく止めてやんねーとあのよそ者…殺されちまうぞ!!」
桜「うおっ」(足が引っかかりバランスを崩す)
杉下がバランスを崩した桜に本気で殴り掛かる
男子生徒2「ああー…」
男子生徒3「運がなかったな…救急車よぶか?」
桜はバランスを崩した状態から地面に手を付き杉下の避ける。
桜「残念空振り」(二っと笑う)
その状態から桜は強烈は蹴りを放ち杉下の顎に直撃する
千夏「(びっくり、あんな状態から蹴りを放つなんて…)」
桜「狂信者ね…要は自分じゃ何も考えられない一人じゃ何も決められないってことだろ?」
桜が制服を羽織り直す
桜「そんな奴に…オレがやれるかよ…」
楡井「さ…桜さん…」
ダッという音ともに桜と杉下が走り出した、その時突如スピーカーから声が響く
スピーカー越しの声1「あーあーあいうえおいうえおあうえおあい」
桜・杉下「!?」
スピーカー越しの声1「えーっとどこのスイッチ押せばいいの?えっもう入ってんの!?言ってよーもー」
スピーカー越しの声2「言ったろ!!」
桜「なんだよ」
スピーカー越しの声1「諸君!!入学おめでとーう!!」(バカでかい声)
千夏「う、(うるさ!、びっくりした…)」(
耳を塞ぎながら)
スピーカー越しの声2「バッカ声デケーよ普通でいいんだよ!!」
スピーカー越しの声1「え”え”ん”!?だって最初のあいさつだし」
スピーカー越しの声2「ただでさえ地声がでけーのに学校の外からも苦情が来るぞ!?」
桜「なんだよいいとこなのに邪魔しやがって。なにがしてぇんだこいつら…、オラァ続きやん…ぞ……」(自分以外のクラスメートが全員スピーカーに向き直ってたっていることに気づく)
桜「(なんだ…!?空気が…)」
スピーカー越しの声1「ん”ん”んじゃまぁ気を取り直して…ボウフウリン総代梅宮一だ。」
桜「!!」
梅宮一「えー…ごめんいうことわすれちった…。ああそうだお前らぁ青春しろよ?青春!!」
千夏「(あ、口の中の飴無くなったまだあったっけ…)」
梅宮一「せっかく高校へ来たんだからな!たくさん思い出作って有意義にすごせよ!海とか山とか行くのもいいな!ちなみにオレは海派だ!」
蘇枋「(わーどうでもいいー)」
梅宮一「よっしゃぁ今年の夏はみんなで海行こーぜ!カキ氷食おうぜ!!」
楡井「カキ氷って…ははは…」
杉が楡井の頭を掴む
杉下「なにかおかしかったか?」
楡井「いいえいいえ滅相もないっすあなたの神様仏様のありがたーいお言葉恐悦至極存じますっす!!」
梅宮一「あーつい癖でみんなでとか言っちゃったけど…これだけ人数があつまれば合わねーやつもいるだろうしこれから色々あるだろう。ま!さすがに初日から殴り合いのケンカはないと思うけどな!」
クラス全員が桜と杉下を見る
杉下(鼻血をこすって消そうとしている)
蘇枋「鼻血はふけてもケンカしたのはみんな見てるから」
梅宮一「仲良くしろとは言わないけどうまくやんなさいね」
桜「なんだよ先に手ェ出してきたのはコイツだろ!!見んな!!」
梅宮一「まぁそれでな…これだけは言っとかねーとなお前ら…街を守れ。オレたちが貰った名前は防風”鈴”その名に違わず、人を 物を 思いを大切なものを守れ。」
千夏「(大切な……もの……)」(少し俯く)
梅宮一「それがここの唯一のルールだ」
クラス全員「押忍!!」
梅宮一「以上ー!!それじゃああとよろしく!よーしおわったおわった飯いこーぜ!」
スピーカー越しの声2「まだ音入ってるって!!」
男子生徒1「やっべー!梅宮さんマジかっけーな!」
男子生徒2「んなの当たり前だろ」
男子生徒3「いやどこ目線だよ」
千夏「(とりあえず一段落…なのかな?あ、今日まだログボ受け取ってないや。)」(スマホとイヤホンを取り出し操作し始める)
数分後
千夏「(よし、これでログボも全部受けとったし、最低限は完了っと)」(イヤホンを外す)
男子生徒1「にしてもお前外から来たばっかなのにほんとすげーな!」
男子生徒2「あれ、?でも外から来たのってもうひとりいるはずじゃ…」
(全員の視線が千夏に集まる)
クラス全員「じょ、女子!!??」
千夏「(あ、変な目立ち方した)」