テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ほんとにいいのだろうか。
彼らは国としての象徴を、威厳をも捨てようとしている。そんなことをしたって国を背負う役目は変えられないのに……。
「……おい、国連話聞いてたか?」
理事国様はいいと承諾していましたが、それでもやはり納得できませんよ。
他の国の方々にも承諾を取るべきなのでは?
ですがそれ以上に…!
彼らには国としての威厳を捨てて欲しくない!そんなことしてしまったら彼らはどうなってしまうのですか。
それじゃあ“必要なくなる”……。
「本当に…進めていいのですか?」
不安だ。
本当にいいのですか?
「心配なのもわかるが……でもこれはアイツらのためでも俺たちのためでもあるんだよ」
たしかに彼らの為になります。
でも彼らにもメリットだけじゃないでしょう
「こういうものがないと大半の人達は自分のこと維持できずに崩壊してしまうのでは?」
……確かにそうですが。それでも、
『なあ、国連……お前ほんとにショックで記憶飛んだかのか…?アイツらはもう人間共から国だなんて思われてないんだぞ…。今更じゃないのか』
え、なんですかそれ。
忘れてる?そんなことあるわけない。
忘れてなんかいませんよ。
そもそもそんなことなかった。
なかっ、あ……。
「あ、…あ」
「思い出したか。もう今更なんだよ。もうあっちに戻れっこねえんだよ……。」
みんな、みんな……、
あの時に傷つけられて…
「……UN。もう作業始めましょう」
「はい。皆様を守るために……。」
━━━━━━━━━━━━━━━
二人共が終わるまで暇ですね……。
あ、そうだ。
二人がやり終えてしまう前に決めてしまった方がいいですね。
別に私が好きにしても問題ないでしょう。
にゃぽんさんは特別な子。……島国ですからね、雫の形とかでも似合いそうです。
バチカンさんやスイスさんも必要…かな。
十字架と二重円にでも。
……ポーランドさんにもですかね。
「2人ともどうですか?」
「こちらはもう基礎構成終わりましたから量産作業に入るところですね。」
「こっちも同じ段階だ。」
「順調そうですね。頑張って下さい」
━━━━━━━━━━━━━━━
「終わりましたよUN」
「ありがとうございます。残りは私一人で終わらせますから2人は帰っていいですよ。」
能力でやらなければですから結構時間かかりそうですね……。
「帰らないぞ」
「私もいます」
「え…いや、いいですよ。」
「なあ、名前どうする?呼び名あった方が楽でいいんじゃないのか?」
「……これもっと他の奴に相談した方がいいんじゃないんですか」
「それはそうですね。理事国様……はフランス様以外ダメそうなので枢軸国様に任せた方がよさそうですかね…」
作り終えてから決めましょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━
国連が力を込めるとその“証”達は
宙に浮かび上がり
白く綺麗な光を放ち始めた。
「あ、そうです。不安定さが強い子達は他とは別の特殊なまじないをかけようかと思ったんですけどどうですか?基本的な効能は変わりませんよ。」
「全然いいと思うぞ。なんならそっちの方が安全的でいいだろう」
「ええ、私もそう思いますよ。」
その答えを聞いた国連は少し微笑んで
また作業に戻った。
先程とは違う温かな光。
暗く冷たい会議室が照らされた。
静かな空間が続いていた中ガタッと椅子の音が響いて
「完成しましたよ!」
という声が響いた。
-制作秘話2 おわり